「たぬきせんべい」の山ある記

ニフティの「山のフォーラム」が消滅したのでブログを始めてみました

【北アルプス】新穂高温泉~黒部五郎岳~折立部五郎岳~折立

2019-08-14 21:20:43 | 山小屋泊

               黒部五郎岳カール

【日 程】2019年8月10日(土)夜~8月14日(水)夜行バス3泊
【山 域】北アルプス
【山 名】双六岳、黒部五郎岳、北ノ俣岳
【メンバ】本人、妻
【天 候】ほぼ毎日晴れ
【コース】
11日:新穂高温泉(6:40)→鏡平山荘(13:00)泊
12日:鏡平山荘(4:30)→双六岳(9:00)→黒部五郎小舎(13:30)泊
13日:黒部五郎小舎(5:00)→黒部五郎岳(8:00)→北ノ俣岳(13:15-35)→太郎平小屋(15:30)泊
14日:太郎平小屋(5:00)→折立(9:30)

折立から登って黒部五郎岳、笠ヶ岳を縦走することも考えましたが、夜行バスの手配が遅れて満席の便が多く、空いている所で10日夜発の新穂高温泉行きと帰りが14日の折立発新宿行きを予約しました。
帰りのバスを予約しておくのは初めてでしたが、混雑する時期なのでリスク覚悟で予約しました。泊まる予定の小屋もすべてネットで予約を入れておきました。
出かける前は台風直撃の可能性があって、キャンセルするかどうか悩みましたが、台風の速度が遅く、結局下山するまで台風の影響はありませんでした。天気は毎日、午前中は良く晴れて、午後から雲が多くなりガスも出るといった天気でした。

11日は早朝新穂高温泉に到着するとロープウエイ下駅の入口前のベンチで朝食をとりました。足湯や売店もありますが、まだロープウエイが動き出す前で誰もいません。ゆっくりしてしまいましたが、陽がさしてくる前に早く歩き出せば良かったかも。わさび平小屋までは緩い登りで日陰を行くので、問題は無かったのですが・・。
わさび平小屋の前を通るのは11年前に下ってきて以来で、古びたイメージしか無かったのですが、いつ建て直したのか泊まりたくなるような綺麗な小屋になっていました。
この少し先から本格的登りになって、陽も高くなってきて、炎天下の登りになりました。ばてているように見える人も目につき、私たちも休憩を取りながら時間をかけて登りました。鏡平山荘まで500mの標識を見て、ほっとしましたが、そこからも厳しい登りが残っていました。
午前中あれだけ良い天気だったのに鏡池に着いたときは槍・穂高連峰はすっかり雲の中でした。鏡平山荘は混んではいましたが、早い到着だったので着替えもでき、生ビールをいただき、のんびりできました。

12日はまだ暗いうちに起きて歩き出し、笠ヶ岳方面との分岐あたりまで登った所で、夜が明けました。その後、双六小屋方面から来る人が多くなり、狭い山道でのすれ違いが多くなります。
双六小屋前へ到着したのは朝7時でとても賑わっていました。また、昨晩はとても混んでいたとのことでした。小屋の前で朝食をとってから、双六岳への急な登りに掛かります。双六岳は過去には巻き道を通ってパスしていて、登ったのは初めてでした。登ってみると展望が素晴らしく、好ましい山頂でした。
この日も天気が良く、登る途中は槍・穂高連峰や笠ヶ岳を見ながら、登りつくと黒部五郎岳、薬師岳が見えて、その後は水晶岳、鷲羽岳も眺めながら稜線を行きました。
三俣蓮華岳は過去に登っていたので、今回は巻き道を利用して山頂をパスして黒部五郎小舎に向かいました。
黒部五郎小舎への長い下りを行くと、気温が上がってきて暑くなってきました。
下りが急になったところで、すぐ下に黒部五郎小舎が見えてほっとしました。
この日も午後から雲が出はじめ、夕方には小屋のあたりもガスに包まれました。

13日も暗いうちに小屋を出ました。稜線コースを行くつもりでしたが、暗かったせいもあってルートが良く分からず、道も藪っぽいため引き返してカールを行くルートに変更しました。
稜線コースを行くなら前日に下見をしておけば良かったと後悔もしましたが、黒部五郎岳はカールで有名なのだから、カールを行くルートを通ってこそと思いなおしました。この日も天気が良くてカールの素晴らしい景色を堪能できました。
みんな頂上への分岐にザックをデポして、往復しています。私たちもそうしましたが、大きな荷物をしょって下って来る女性がいたので、気になって稜線コースを来たのか聞いてみたら、単にデポするのを忘れただけとのこと。稜線コースを来た人は見た限り一人もいませんでした。
黒部五郎岳頂上では宿で一緒だった人たちと記念写真を撮りあいました。ここからも素晴らしい景色を見ながらの稜線歩きでしたが、正午近くなるとやはり雲が多くなってきました。
北ノ俣岳に着くと一時ガスが出て、景色が見えなくなりましたが休んでいるうちに再び青空が戻ってきました。北ノ俣岳から太郎平小屋までもとても長く感じました。
太郎平小屋の生ビールはジョッキに太郎平小屋と書いてあって景色を背景にジョッキの写真を撮っている人がいたので、私も真似しました。

翌日も小屋を早く出て、ゆっくり下りました。
直通バスは11時過ぎで折立でかなり待ちました。
バスは途中、亀谷温泉白樺ハイツに寄って入浴と食事の時間を取ってから新潟方面から関越自動車道で新宿に向かいました。

 

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