「たぬきせんべい」の山ある記

ニフティの「山のフォーラム」が消滅したのでブログを始めてみました

【大菩薩周辺】恩若ノ峰から源次郎岳

2010-04-06 21:43:14 | 道不明瞭
                    旧勝沼駅ホーム跡

先週に引き続き勝沼近辺の低山歩きですが、先週の寒さとクリアな展望とは大違いで、暑くて霞んだ空気の一日でした。いい展望は得られませんでしたが、中央線の沿線は桜が満開で、特に下ってきた勝沼ぶどう郷駅の桜は見事でした。塩山駅から源次郎岳までは道標がほとんどありませんが、道はしっかりしています。分岐から嵯峨塩深沢林道に下り、林道を少し歩いて、先週の逆コースで林道から宮宕山に登って鬢櫛川方面に下りました。宮宕山から984m点を経由する山道は赤テープの目印があり、わりとしっかりしています。

【日 程】2010年4月6日(火)日帰り
【山 域】大菩薩周辺
【山 名】恩若ノ峰、源次郎岳、宮宕山
【メンバ】単独
【天 候】晴れ
【参 考】山と高原地図24大菩薩嶺(昭文社)、地形図(電子国土)
【コース】塩山駅(7:30)→恩若ノ峰(9:20)→源次郎岳(11:40)→宮宕山(14:00)→勝沼ぶどう郷駅(16:30)
【切 符】青春18切符

塩山駅前から東へ歩き、重川を渡って左の細い舗装道路に入る。JR中央線を渡り、広い道路と交差すると石碑の脇に文殊院の案内板がある。果樹園の中の道を真っ直ぐ行くと大きな堰堤が見えてくる。左から堰堤を越える道があり、舗装は切れて山道に変わる。しばらく沢沿いの道を行くが、藪っぽくなる手前で左の尾根に向かう道を取る。道は初めジグザグを切りながら登って行くが、尾根には上がりきらずに山腹を進んで鞍部に達する。ここには恩若ノ峰への道標が付けられた木が朽ちて倒れている。恩若ノ峰へは左へ急角度に曲がって登るのだが右の小ピークへ向かう踏み跡にも目印があるので注意が必要。

恩若ノ峰は展望の無いピークで山名が消えかかった板が立ち木に掛けられ、源次郎岳方面への道標もある。ここから源次郎岳へ続く尾根には多くの小ピークがあるがすべてといっていいくらいピークは巻いて行く。また源次郎岳手前の源次郎平までは道標が無いが道は明瞭でしっかりしている。源次郎平に近づくと尾根の左手は大きくえぐれた険悪な様相を呈し、逆に右手はなだらかとなる。源次郎平と名板が掛かっている所からは源次郎岳のピークが間近に見えるようになる。このあたりは間違って支尾根に入らないようにロープが張ってある。源次郎岳へのきつい傾斜を登っていると頂上直下で動物の唸り声が聞こえ、ゆっくり去っていく音が聞こえた。姿は見えなかったが猪かも知れない。

源次郎岳の頂上の山名標識には「山梨百名山」と書かれている。源次郎岳からいったん下って登り返し、ピークから少し下った所が、下日川峠との分岐で道標がある。分岐から嵯峨塩深沢林道に下る道を取るが、途中、踏み跡が落ち葉で隠れている所があって、ここまでで一番わかりにくい。舗装された林道に出ると、向かい側には嵯峨塩館への踏み跡に道標が立っている。舗装道路を右に行くと途中にベンチなどが整備された休憩スペースがあった。駐車スペースは無く、舗装道路の途中にある歩行者のため?の休憩スペースを利用する人がどれほどいるのか疑問に思う。・・と思いながら実はここで少し休憩した。この林道は法面のコンクリートに大きなひびが入って、いまにも剥がれて落ちてきそうな所があって極めて危険な状態といえる。途中には史蹟の「妙見岩」というのがあってわざわざ階段も作ってあったので、登ってみると途中で道は崩壊していた。それでも強引に登ると大岩の根本に鳥居と祠が作られていた。

この林道は先日(3月30日)、宮宕山から境沢の頭に行く途中に少し歩いており、今回は逆に林道が分岐する所から宮宕山に登る。宮宕山からは棚横手山方面とは逆方向の踏み跡を下る。赤テープの目印があり、比較的明瞭ではあるが、途中には何かの作業跡や鉄線が道を遮っていたりする。また途中の尾根の分岐で漫然と歩いて大滝不動へ向かう尾根に入りかけたので注意。984mピークを過ぎて、いったん舗装道路に出る。本当はこの舗装道路を下るべきだったが、道路の反対側から再び尾根を下った。尾根に踏み跡は無いが歩きやすい。下りついた所に「小滝不動尊」が祀られているが、沢を渡る橋が障害物で遮られている。乗り越えて道路に出た。

勝沼ぶどう郷駅に向かうと途中の桜が満開で楽しめた。駅の線路沿いは桜並木のようになって「甚六桜公園」と名付けられており、見物の人も多い。公園の中に古いプラットホームが残されており(写真)、駅名板にある隣駅「はじかの」の名前が懐かしい。


山域別山行一覧 形態別山行一覧

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。