山頂から下る途中の展望
わたらせ渓谷鉄道の原向駅から歩き出し、国道122号から銀山平への道が分岐する地点から取り付き、尾根を辿って備前楯山へ登りました。目印はありませんが、藪も無くて迷いそうな所もありません。下りは東へ伸びる尾根を辿り、1,106m峰から南下、当初はそのまま尾根を辿って通洞駅付近に下る予定でしたが、1,106m峰から藪がひどく、時間がかかりそうなので、998m峰との鞍部から東へ下りました。頂上と下りに取った尾根では大展望が得られますが、1,106m峰以降は藪もあり、足場も悪いです。先週の大萱山も今回もカモシカを見かけました。
【日 程】2009年12月29日(火)日帰り
【山 域】足尾周辺
【山 名】備前楯山
【メンバ】単独
【天 候】快晴
【コース】原向駅(9:30)→1,115m峰(11:30)→備前楯山(12:30)→1,106m峰→間藤駅(15:10)
原向駅で下車して渡良瀬川にかかる橋を渡って行く時、国道の高い擁壁の上から猿が何匹も降りてくるのが見えた。国道をしばらく歩いて支流の庚申川を渡ると左に銀山平への道が分岐する。そこに「庚申山」の大きな石碑が立っている。ここから取り付いた。取り付きは急斜面だがすぐに緩やかな尾根になる。藪は無くて歩きやすい。ケーブルテレビのアンテナが立っているところを過ぎて852.8mの三角点のあるピークに登り着く。なだらかな登りを行き、1,030mと思われるピークへ。その先の岩場を下ると、放棄されたような小屋が建っている。あたりには鉄塔が立ち、地面に溝が切られていたりしているが、今は放棄されているようだ。この先にもコンクリートの構造物の残骸が散見された。
1,115m峰のあたりから右下に茶色の水が溜まっているダムのような堆積場が見えてきた。1,095m峰からの登りは急な岩場の登りで展望が開け、備前楯山を含む三つのピークの連なりが間近に見える。ピークの一つに登りつくと北側の展望が開け、松木川の両岸の樹木の無い茶色の山肌の間から、少し雪化粧した男体山が見える。尾根づたいにピークを越えていくと、北からの登山道(目印がやたらと多い)に合流して備前楯山の頂上に着く。北側は樹木が無いので展望が大きく開ける。足尾銅山の煙害による樹木の無い山肌は、美しくないが迫力があった。
下りはピークを一つ戻って、東へ派生する尾根を下る。この尾根には下り始めには目印も見られた。尾根の北側には樹木が無いので1,106m峰までは山頂と同様の展望がある。岩場になっているので注意が必要。1,106m峰から南へ伸びる尾根を下るが、藪がひどくなる。やがて藪を抜けてザレた下りとなる。まだ尾根は長く続き、藪が出てきたら時間が取られそうだ。間藤から見た山肌が荒れていることはわかっていたが、東へ下ることにした。東の斜面には木は生えているものの、土壌が砂のように崩れやすい性質で下りにくい。尾根を行こうとしたが、けっきょく沢沿いに下る。沢が渡良瀬川に合流する手前の堰堤から、左岸の斜面を巻いて工事現場に下った。ちょうど対岸あたりが間藤駅なのだが、いったん上流に戻って廃校になったような小学校の先の橋から渡良瀬川を渡った。
わたらせ渓谷鉄道の原向駅から歩き出し、国道122号から銀山平への道が分岐する地点から取り付き、尾根を辿って備前楯山へ登りました。目印はありませんが、藪も無くて迷いそうな所もありません。下りは東へ伸びる尾根を辿り、1,106m峰から南下、当初はそのまま尾根を辿って通洞駅付近に下る予定でしたが、1,106m峰から藪がひどく、時間がかかりそうなので、998m峰との鞍部から東へ下りました。頂上と下りに取った尾根では大展望が得られますが、1,106m峰以降は藪もあり、足場も悪いです。先週の大萱山も今回もカモシカを見かけました。
【日 程】2009年12月29日(火)日帰り
【山 域】足尾周辺
【山 名】備前楯山
【メンバ】単独
【天 候】快晴
【コース】原向駅(9:30)→1,115m峰(11:30)→備前楯山(12:30)→1,106m峰→間藤駅(15:10)
原向駅で下車して渡良瀬川にかかる橋を渡って行く時、国道の高い擁壁の上から猿が何匹も降りてくるのが見えた。国道をしばらく歩いて支流の庚申川を渡ると左に銀山平への道が分岐する。そこに「庚申山」の大きな石碑が立っている。ここから取り付いた。取り付きは急斜面だがすぐに緩やかな尾根になる。藪は無くて歩きやすい。ケーブルテレビのアンテナが立っているところを過ぎて852.8mの三角点のあるピークに登り着く。なだらかな登りを行き、1,030mと思われるピークへ。その先の岩場を下ると、放棄されたような小屋が建っている。あたりには鉄塔が立ち、地面に溝が切られていたりしているが、今は放棄されているようだ。この先にもコンクリートの構造物の残骸が散見された。
1,115m峰のあたりから右下に茶色の水が溜まっているダムのような堆積場が見えてきた。1,095m峰からの登りは急な岩場の登りで展望が開け、備前楯山を含む三つのピークの連なりが間近に見える。ピークの一つに登りつくと北側の展望が開け、松木川の両岸の樹木の無い茶色の山肌の間から、少し雪化粧した男体山が見える。尾根づたいにピークを越えていくと、北からの登山道(目印がやたらと多い)に合流して備前楯山の頂上に着く。北側は樹木が無いので展望が大きく開ける。足尾銅山の煙害による樹木の無い山肌は、美しくないが迫力があった。
下りはピークを一つ戻って、東へ派生する尾根を下る。この尾根には下り始めには目印も見られた。尾根の北側には樹木が無いので1,106m峰までは山頂と同様の展望がある。岩場になっているので注意が必要。1,106m峰から南へ伸びる尾根を下るが、藪がひどくなる。やがて藪を抜けてザレた下りとなる。まだ尾根は長く続き、藪が出てきたら時間が取られそうだ。間藤から見た山肌が荒れていることはわかっていたが、東へ下ることにした。東の斜面には木は生えているものの、土壌が砂のように崩れやすい性質で下りにくい。尾根を行こうとしたが、けっきょく沢沿いに下る。沢が渡良瀬川に合流する手前の堰堤から、左岸の斜面を巻いて工事現場に下った。ちょうど対岸あたりが間藤駅なのだが、いったん上流に戻って廃校になったような小学校の先の橋から渡良瀬川を渡った。
山域別山行一覧 | 形態別山行一覧 |
この堆石場、立ち入り禁止なので何とか見たいと思っています。まあ単なる好奇心ですが。
今回のコースでは登る途中の「1,115m峰のあたりから右下に見えてきた」と書きましたが、そのあたりでは樹林越しなので写真には適していません。
レポには書きませんでしたが、下りのコースの1,106m峰の手前で写真が撮れました。(追加の写真を載せました。)
このあたりは岩場になっていて、目印もほとんど無いので、山慣れていない人にはお勧めできません。
ここから迷うこと3回、プチ滑落を何度か繰り返していると、地図とGPSを持ったプロに道を発見。
なんとかすのこ橋を見ることができました。
この時期なので空気も澄んでおらず、新緑も伸びており、バッチリとはいきませんでしたが、肉眼で見た風景は迫力がありました。確かに意識的に登山道を整備してないと感じました。
ともあれありがとうございました。
登山道の無いところを歩きなれていない方には、お勧めできないなと思っていたのですが、とにかく無事で良かったです。