日本によって無理やりに就学させられた子供達たちは、年を追うごとに増え、1936年には約110万人にもなりました。
そのせいで、長年、90%以上であった文盲率は40%に下がりました。
わずか三十年足らずで一つの国の文化を変えてしまいました。
日本の公立小学校のほとんどは木造建ての校舎でしたが、朝鮮半島に建てられた小学校の校舎の多くがコンクリートの造りやレンガ造りの立派なものなのです。
その豪華さに唖然とします。
もちろんこれらは日本のお金で建てられたものです。
日本が作ったのは小学校だけではありません。
36年間で建てたすべての公立学校の総数は五千校近くになります。
一年平均で約百四十校です。
日本はさらに二十二の師範学校まで作りました。
そして、驚くことに、日本は朝鮮に帝国大学まで作っています。
つまり日本は小学校の義務教育だけでは飽き足らず、朝鮮人を大学まで教育しようとしたのです。
しかも京城帝国大学の図書館予算は東京帝国大学の十倍もありました。
朝鮮人にしてみれば「人を馬鹿だと思っているのか!」と怒りたくもなるでしょう。