『地水火風空』

【TamuraTech Japan】のブログ

2011.9.29 Tコラボ茶会「整顔整姿」報告&これから

2011-11-01 | 2011年
この

『Tコラボ茶会』

というのは、2008年10月より開催となりました。
この9月で、丸3年が経過したことになります。
この「丸3年間」という月日をもって、一旦「Tコラボ茶会」を、クローズと、させていただきます。


…この3年間の、ある意味での集大成ともいえるのが、今回のテーマ…

「整顔整姿」

これは、そのままの意味で「顔を整え、姿を整える」ということ。
そして、それはすなわち、「わたし」が整うということ…と言い換えてもあながち間違いではありません。。。




サロン・ド・クロノさんでのこの「コラボ茶会」において、いやあるいはそれ以前から個人としての
ひとつのテーマであったこと。



それは、ある意味での「身体の解放」であり、さらにいえば「心の解放」ということ。
そしてそれは、かなりの部分を「自助努力」で達成できる、ということ。
そしてそれは、「身体」から始めていくことができる、ということ。



たとえば、今回の内容は「顔」と「全身の各器官」との相関関係を活かし、その実際的な方法を
誰でも「自分で行え」、「自分で確認できる」ということを主眼としたものでした。

こういうことを通じて、たとえば
「あ、こんなことで背中が軽くなるんだ」

「顔というのは、だからすべてを表すというんだ」
というような(まあ、内容はなんでもよく)ちょっとした内的な「気づき」が生まれ、それによってたとえわずかなりとも
「自分」という存在認識のパラダイムがシフトする瞬間があるのなら…ということですね。



このコラボ茶会を始めた当初、私はさまざまな意味で迷いの最中にいました。
例えるならば、闇夜の森林で磁石も何も利かず、頼れるのは野生のカンのみ…
そしてそのカンも、疲れ果て機能不能…
という感じでした。。。

そういうなか、この『コラボ茶会』を通じて、実にさまざまな「気づき」をいただくことができました。
その回ごとにどうしようか、一回終わればすでに次どうしようかを一ヶ月間思案し、当日を迎えると
いう甚だギリギリな有様でしたが、少なくともその回ごとに誠意や敬意をもち、来て
いただく方々に何かしら持ち帰っていただくものを…と思い続けてはいました。。
そして、回を重ねるごとに、私の疲れもカンも回復していけたように、思います。。。


何はともあれ、この3年間で、一回でもこの「コラボ茶会」に御参加いただいた皆様。
その縁がどのようなものであっても、いただいた恩恵は計り知れぬもの。
本当に本当に、ありがとうございました

そして何より、こうした機会を与えていただき、ずっと陰に陽にお気遣いをいただいてきました
サロン主宰・クロノさん
本当に本当に、ありがとうございます


(親子で御参加のTさん。ちょうど「さようなら」の写真がありましたので


さて、



2012年4月より、また新たな企画をスタートさせます。
内容は…現在のところ、クロノさんとのコラボはさせていただく…という以外は、決まっておりません




しかし、2008年から現在までの3年間で、加速度的に急ピッチに、世の中は動いてますね。
昨日までの非常識は今日の常識(もちろん逆もあり)、それすら当たり前のような、何かの「流れ」があります。
そしてそれは、セラピー・ヒーリング業界もまた、例外ではありません。。


少し話はそれますが…

(野口)整体が「整体」として世の中に流布し始めたその当時というのは、医療法規改正など、いわば締め付けがギュッと
キツくなっていた時期でもあります。
その頃から整体は「治療」を捨て、「指導」「身体教育」という眼目で動き、
ちょうど同時期に「東の野口、西の亀井」と評された異才、故・亀井進は「身体均整法」をもって「第三の医学」と
すべく理論体系構築や実技の開発に奔走していたのでした。
科学至上主義、西洋医学一辺倒に傾き、多くの民間療術家(いまでいう○○セラピストやヒーラーさん)が迎合して
いかざるをえないなかその道を貫き通し、後進に大いなる遺産(技術、思想など)を遺された先人たちの偉業に、
まずは尊敬と感謝の念を送りたいと、思います。

現在では多少は知られるようになったものの、相も変わらずその本質というか本領は知られぬままですが、
この日本にかろうじて「気の療術」が遺り得たのも、「野口整体」が存立していたことが大きかったのは
紛れも無き事実。
武術研究家・甲野氏に少なからず影響を与え(たとえば『表の体育 裏の体育』などにあります)、先年亡くなられた
故・岡島瑞徳氏の著作などによってその存在は忘れ去られることなく保たれ、最近の「整体入門」のちくま文庫版に
より、その一端は知られるようになりました。

また、ようやく最近は少し沈静化したようですが、「骨盤」にまつわるさまざまなエクササイズやメソッドも、
大なり小なり「身体均整法」の影響の入ったものが、けっこうあります。
「身体均整法」の原理原則やその技術が開発されたのは昭和20~40年代がメインなのですが、その当時に
開発されたものが、手技の世界では現代でも先鋭的だったりします(まあ、玄人でないとわかりにくいですが)。

日本の手技の世界というのは、その主流はやはりアメリカやヨーロッパのシステムです。
それは、現在のセラピー・ヒーリングメソッドのほとんども、そうですね。

「(野口)整体」や「身体均整法」も、その原理や技術理論のベースには、当然ながら色濃く導入されています。
しかし、それで終わらず、というか、それらをうまく取り入れ、まったくの独自のものに仕立て上げられています。




昨年辺りにある体感覚が私の内に生まれ、それを基に今年より『指南塾』として、上記の「身体均整法」を
私が学んだ当時のスタイルでご指導させていただくこととしました。
現在、5名の方に来ていただいております。
(来年度も、そろそろ募集する予定)


その来年度開始と並行して、この新しい「コラボ」の活動を、開始いたします。
いまのところは、先ほど申し上げたように何も決まっていませんが…一応コンテンツ的には…

先人に倣い、
アメリカやヨーロッパのシステムを敬意を払いつつも凌駕するような、シンプルだけど濃くてパワフルな内容

をお伝え…したいな



ということで、よければお愉しみにしていただければ、幸いです