たまびと日記

『何でも載せちゃうガラクタブログ』

多摩言葉

2007-04-22 | 人間
高齢の母と散歩をしていた時のこと、母が小さな草を指差して、 
「子供の時、この草を フデ と言ったあなっ」 と言うのです。
指差した先には ヒメカンスゲ があり、花穂がスッと筆のように伸びていました。

「フデ?・・・・・見たまんまじゃん」



ヒメカンスゲが他の地方で、どのように呼ばれているのかわかりませんが、
その他にも、多摩には多摩独特と思われる言葉があります。
多摩も広いので、全ての地域で同じというわけでもありません。
あゝ、そうそう、先日友が言った オババ の正しい名前がわかりました。
清流にしか住めない ホトケドジョウ でした。

下の写真は、私が撮ったのですが、ウグイ でしょうか。
魚はあまりよく分からないのですが、このような、多摩川で子供が行う 『あんま釣り』 で釣れるような
小さな魚は ハヤ と言っていました。
もっとも バカッパヤ (オイカワ) というのもいて、それが釣れると大人に 「そりゃあ、バカッパヤだ」 と、
それこそバカにされたものです。



おもしろいのは カマキリ のことを トカゲ と言います。
じゃあ トカゲ のことは?   トカゲ は カガミッチョ です。
カブト虫 は ゴロタ、   は ケエロ で、
ヒキガエル は イボガエル、ガマガエル などと言いますが、たんに オヒキ (ヒを高く言う) とも言っていました。

まだまだありますが、今日はこれまで。