Xenos Audio

オーディオと音楽について

怒涛の新製品ラッシュ

2005年02月28日 00時44分26秒 | オーディオ
もちろんAcoustic Realityのことなんです。製品発表が早い早い。
ついこないだパワーアンプeAR202を出したと思ったら、eAR USB MASTERなんて謎のプリやUltraReferenceなんて高級(?)プリも出してるし。
極めつけは今回のeAR505.1の発表です。eAR501×6ですからね。これが出るのを知ってたら相当迷ってたかも。でも商品企画としてはeAR205.1とかにして1500USD程度で売ったほうが成功していたように思います。

メーカーとしてはこれに組み合わせるべきAVプリが作れるか否かが力の見せ所だと思います。
ただ、見た感じ同社のプリはリモコンがないらしいです。
リモコンがないAVアンプなんてまずありえないし。この辺をどう処理するのか見ものですね。

バイアンプを試しました

2005年02月26日 20時11分52秒 | オーディオ
ちょっとした実験ということでバイアンプを試すことにしました。
低域をAVD-550D,中高域をeAR501に持たせる実験です。
まずプリアウトが1系統しかないのでこんなものを購入しました。



AudioTechnicaが取り扱っているものですが、ずっしりとした重量感があってなかなかのものです。

実はスピーカーが大変でした。XENONはシングルワイアリング仕様なのです。

1.低域用ネットワークと中高域用ネットワークが分離しているかウーハーを外して確認
2.2つのネットワークへの分離は端子板付近で行われている→端子板を外さなければならない
3.普通の六角レンチは不可→ハンズで星型レンチを購入
4.星型レンチを購入し、ネジを外すが端子板は強烈な密着で外せず断念
5.オリジナルネットワークの使用を断念し、ウーハーにダイレクト結線することにする
6.ケーブルがないのでスーパーTW用のケーブルとネットワークも外して追加する
7.ありあわせのトリテックの3.3mHを繋げる
8.バスレフポートからケーブルを突っ込みウーハーに結線
9.音だし

ローパスに使用した3.3mHには不安を持っていました。実測はしていませんがウーハーの100から300Hzあたりは(SEASの他のユニットやXENONのスペック等データから言って恐らく)6Ω程度です。これに対し3.3mHのコイル一発はクロスが290Hz程度になります。もともとのXENONのクロスは1次フィルターは同じですがクロスは150Hz。この150Hzと290Hzのクロスの違い(つまり150Hzから290Hzはオリジナルと比べて被ってしまう)がどう出るかというのが勝負の分かれ目でした。

結果は予想通りの惨敗。どんな音量にしてもボーカルが胴間声になりバランスが整いません。

コイルを工夫して再チャレンジですね。本当はチャンデバがあれば良かったのですが。
※ちなみに150Hzより上の音だけで聴いてみると…驚くほど貧弱でした。


さて、今日は調布駅でこんな女性を見かけました。プライベートの芸能人を見かけるのは久しぶりです。



もちろん綺麗でした。良い意味でのフツーの女性っぽかったです。

AV REVIEW誌購入

2005年02月24日 00時30分59秒 | オーディオ
オーディオビジュアル雑誌におけるソフトの添付といえば最近ではAUDIOBASIC誌が目に付きます。LINN、ハルモニアムンディ、最新号でのパイプオルガンの生録などどれも保存版になりうる内容でした。
古くはCDマガジンなんてのがあってこれはもっと積極的に添付CDを使っていました。実際にそのアンプを通した音やスピーカーが鳴らす音を収録して、文章だけではないオーディオ評論を行っていたのです。今でも4,5枚のディスクを持っていますが生録の優秀なソースがあったりしてなかなか面白いものです。この雑誌が廃刊になったのは売れなかったというよりも、オーディオ評論の針小棒大があからさまになってしまったのが大きいのではと考えています。
昨今のアクセサリーブームにおいては、電源ケーブルやデジタルケーブルやインターコネクトケーブルの違いを収録したCDは大きな興味を持って迎えられるでしょうね。上記の“スピーカーの収録”なんかに比べて極めて簡単ですし。CDを聴いた読者による公開ブラインドテストなんてやるのも面白そう。
ただ、アクセサリーメーカーからは大反対されるでしょう。



さて、今回のAV REVIEW誌にはSURROUND.9というタイトルがついたDTSデモディスクが付属しています(内容はこちら)。これの良いところは雑誌の内容と大きくリンクしている面であり、読者は自分のシステムにてこのディスクが如何に再生されるかを記事と比べることができます。

「雑誌の記事を読む→最新の機器はこんなに凄く再生されているらしい→自分のシステムではここまでは無理→最新の機器を購入しよう」という流れに持って行くのが雑誌としてはベストですから、概ねべた褒め記事になっていることは否めません。

本当に機器の比較をしたいならば、もっと別の企画がある筈。そう、昔のCDマガジン誌のように実録してしまえばいいのです。クオリティーは当然下がるけれど相対的な評価は出来るはず。
スーパーウーハーの実録なんて面白いと思うけどなぁ(これはもちろんヘッドフォンで聴くのが前提です)。

「オーシャンズ12」観ました

2005年02月23日 00時53分46秒 | 映画


迷った末「オーシャンズ12」を観てきました(詳しくは、こちら

前作「オーシャンズ11」の続編ではなく全く違った話ですが、「~11」を観ておかなければ何が何だか分からない造りになっています。
相変わらず犠牲者を全く出すことなく、軽快なテンポ・洒落た雰囲気ですすむ泥棒モノ。

難解の一二歩手前のレベルで適度にひねりのあるストーリーと、魅力的なライバルやヒロイン(?)の出現もあって、観終わったあとは結構満足しました。

スパイダーマン同様、2の方が面白い例だと思います。

ただし”ジュリア・ロバーツ”はやり過ぎです。シリアスものでもないので、笑って過ごすべきなのかな?

お気に入り度:★★★

AVD-550SD追試

2005年02月18日 13時21分28秒 | 使用機器
ここ3週間、音楽用にはeAR501を聴いていました。AVD-550SDはもっぱら映画用です。現在の環境では、メインスピーカーをその都度繋ぎ変えなければなりませんが、極端に言えばそれだけのことなので少し我慢すれば可です。
私は操作が面倒なのはあまり好きではないので将来的には収束していき、結局は”音楽も楽しめるホームシアター”という形になっていくような気がします。

AVD-550SDについて若干詳しく書いてみようと思います。前回の記事と重複するところはあります。



・スピーカー端子は画像にあるようにネジ止めタイプです。廉価製品にあるような穴に突っ込むタイプではありませんが、アンプがスリムタイプであることから端子間は極めて狭く、バナナプラグ(使用可)を使うでもしない限りは極細ケーブルしか使えないということに変わりはありません。

・電源ケーブルは直出しタイプで、細いものです。マニア的には交換してみたい部分であるので改善を望みたいところです。

・リモコンは大型で使用感は悪くありません。日本語がないので変な安物感もなく、価格的には良質と思います。

・バイアンプが可能です。本体にある「5CH/6CH STEREO」という意味不明な名前のボタンを押下することで、サラウンドLからはフロントLが、サラウンドRからはフロントRが出力されます。私のスピーカーは今のところバイワイアリング不可なので試してはいませんが。

・筐体はペラペラ、ボコボコです。特に天板は酷い出来です。

・結構熱くなります。天板の強度の問題もあり上にコンポを置くのは止めた方が良いでしょう。

・ドルビーヘッドフォンは楽しく聴けます。私はヘッドフォンでは音楽も映画もあまり楽しめないので愛用はしていませんが。AKGの高インピーダンスのものを使いましたが、まぁ不満のない音量は出ていると思います。

・入力の切り替えでは内部のリレーがカチャカチャといいます。私はこの音が嫌いではないので気にはなりません。ソフトを楽しんでいる時などに不快な切り替え音や意表をついたノイズが出ることは今のところ一度もありません。

※以下は音質です。

・サラウンドの性能については、私自身の経験値が低いのでコメントに自信がありません。ただ、DENONオリジナルのサラウンドモードは全てオモチャレベルで使用に耐えませんでした。
あと、2CHソースをサラウンド化するNEO6が意外に良くて驚きました。

・私のシステムでは周波数バランス的に少しいじりたくなりました。DIRECTを解除してトーンコントロールでBASSを+2、TREBLEを-2にした方が聴感上は良好です。

・解像度と鮮度感を感じさせる音色は変わらず。低域の力感も魅力的です。購入当初に感じた若干の音離れの悪さも2ヶ月の使用で低減しました。デジタル接続とアナログ接続は思ったよりも違いは出ませんでした。

・前回記事にしたコトヴェールですが、eAR501に対しては効果は微妙。一方、550SDについては概ね良好でした。奥行きと品位が向上するように聴こえます。
ただ、コトヴェールは壁コンに直結させて全機種用に使うと音がなまるように思います。一機種一機種で試しながら使うのが正解のようです。

・周波数バランスを調整し、コトヴェールをかませたAVD-550Dは黙って聴かせればこの価格とは思えない高性能であると断言できます。私は10万円台のアナログプリメインを2台使ったことがありますが、正直完敗と思いました。
(ただし、eAR501には及ばない印象です。実在感と再生空間の広さにおいて差があります)

総評としては「投資に十分に見合った性能が期待できる機種」といえます。同一ジャンルでは(評価の高い?)SA-XR70などと迷うでしょうね。
ステレオパワーアンプとして選ぶのもそんなに酷い選択とは思わないですが、ARフリークの私としては499USDのeAR202は是非視野に入れて欲しいと思います。

電源ノイズフィルター購入

2005年02月17日 21時11分53秒 | オーディオ
立川のビッグカメラをブラブラしていたときのこと。
それはふと目に飛び込んできました。

その名はSFU-005-3P。製作している企業の名をとって「コトヴェール(COTEAU VERT)」と呼ばれている電源ノイズフィルターです。(詳しくはここ

なんだか試してみたい。ネットで購入するのは簡単だけれど、でも面倒くさい。実物が売られてたらいいのになぁと思っていた矢先のことでした。

「いいなぁ。買っちゃおうかな。冷静に考えるとちょっと高いぞ。どうしようかなぁ。」と悩んでいたところ、同行していた知人が「買ってあげようか。」と悪魔(この場合天使か)の囁き。

最初は遠慮したのですが、結局買ってもらいました

コトヴェールをプレゼントしてもらう自分って…
まぁ、いっか。近いうちインプレします。



新製品情報より

2005年02月14日 23時17分28秒 | オーディオ
A&V関連の新製品情報はここを参照することにしています。自分にとって全く購入対象外となる製品でも、時代の流れや進歩が感じ取れて面白いものです。

アキュフェーズDP-57
私は単機能CDプレイヤーは売り上げ的に厳しいのではと考えています。特に29万4000円というこの価格では、音質に拘るマニアにとって、例えユニバーサルプレイヤーと競合しなかったとしてもSACDプレイヤーとぶつかってしまいます。
マランツの11S1と比べたとしたら魅力度は明らかに欠けるかな?せめてDP-67にあったようなデジタルイコライザ用端子は欲しいと思いました。

デノンPMA-SA1プリメインアンプ
最近のDENONの高級品は製品そのものの作りというか質感が“高級品”とは言いづらいものばかりのような気がします。昔から変わっていないならともかく、例えばCDプレイヤーDCD-S1やプリメインアンプPMA-S1などにあった凄みみたいなものは、最近の同価格帯の製品からは全く消えうせてしまいました。パッと見のデザインはもちろんそうですが、稼動部分の滑らかさや素材自体の質感が安っぽすぎます。高級感とか品質感って性能そのものと同じくらい大切なものだと思うのですが。
DVD-A1XVに実際触ってみて、グラグラのボタンやフラフラのトレイに驚いてしまいました。PMA-SA1もこのデザインだけで大半の人は購入意欲を削がれる気がします。
きっと皆、音や映像を実体験すればあまりの素晴らしさに造りのことなんて忘れるのでしょうね。そういうことにしておきましょう。

オーディオテクニカAT6285
こいつでケーブルを挟むとケーブルの外的振動からの影響が弱まり音質が向上するそうです。2個買うと3万円オーバーですから結構なお値段です。
“オーディオは何をしても変わる”という言葉(これは皮肉以外の何者でもないです)を聞いたことがあります。まぁこれを買う前に、ケーブルの上や下に紙とか石とか発泡スチロールとか布とか置いたり、嫁さんや子供や、別に誰でも良いのですが誰かに乗ってもらったり持ち上げてもらったり握ってもらったりして、音質の変化が感じ取れることを確信してから購入するようお勧めします。


富士急ハイランドに行ってきました

2005年02月13日 02時11分35秒 | その他
6年間一緒に働いてきた女性がもうすぐ退職するということで、記念に6人グループで富士急ハイランドに行ってきました。
私、絶叫系マシンが大好きなのです。ドドンパの加速感とかたまりませんなぁ。だから富士急のような大人系遊園地に誘われるとホイホイついていってしまいます。この日は祝日だったのでそれなりに待ちがあり、総長700mのお化け屋敷「超戦慄迷宮」に入れなかったのが心残りでしたが。

大型ジェットコースターのFUJIYAMAはさほど混んでなくて3回も乗ってしまいました。
入り口付近では折りしもFUJIYAMA1000万人乗車記念イベントというのが行われていて結構豪華な賞品が当たる抽選会もありました。。
そういえば1000万人記念受賞の女の子、記事のように本当に恥ずかしそうでしたよ。

96年当時ジェットコースターの世界最速だったFUJIYAMAですが、果たして現在の世界最速コースターはどこにあるのでしょう?と思いググッてみました。多分、SIX FLAGSという遊園地かな?

これを見てください。「Kingda Ka」という名らしいです。



なんというスケール。乗ってみたいっす。

ポートの位置

2005年02月12日 12時15分40秒 | オーディオ
よくバスレフ型と密閉型のどちらが良いかという論議がされますね。実際に市場の製品を見てみるとバスレフ型が圧倒的に多く、そういう意味では決着はついているのかなとは思います。
ただ、それは普通の低域に関する話で…

例えば帯域別に考えてみるとTWなんかは密閉型が大半を占め(B&Wなどはドームでかつ密閉でないというかなり珍しい例外ですね)、スコーカーはドームとコーンで全然違う。最低域では密閉が若干多いというまとまっていない結果が導かれてきます。
例えば私のメインスピーカーはTWが密閉、MIDが半後面開放、WOOFERがバスレフです。

ちなみに密閉型の評価である”低域が滑らかに深く伸びて癖が少ないが詰まった感じがある”というのは大筋について合意します。私も何機種か密閉型を使用したことがあり、まぁこんな感じでした。キャビが巨大だったらまた違うかもしれませんが、それは少なくとも現代的ではないですしね。

私はここでは所謂普通の、カタログに書いてあるようなバスレフ型について書こうと思います。
私のバスレフ型に対する印象は結論から言うと、「ポートから発生する音の癖を減らしさえすれば良い。ただしその為にはポートの位置が前面ではかなり難しい。」というものです。

特に酷いのは前面にポートがあってそれがウーハーと離れて下にあるタイプです。ニアフィールドではウーハーとポートの音が分離してしまって聞いているのが苦しくなります。もともと共振音なわけですから質の問題もあってそれはなるべく隠すべきなのですね。

これ、別にバスレフポートの話だけではありません。例えば長岡鉄男氏がよく設計していたようなバックロードホーンや共鳴管タイプもそうです。開口部が前面にあって、かつ中域と離れているタイプの場合、どうしても癖が目立ってしまうのですね。

これを解消するのは簡単です。開口を上、下、後方に向ければ良いのです。これだけで聴感上の癖は劇的に減少します。
どうしても前面に付けたい場合はウーハーというよりもむしろ中域に近づける位の方が良いと思います。

例えば…


余談です…
重低音以下の低域に限った場合、共鳴/共振音の時間遅れについては私は追求する必要はないと思っています。低音なんて少しだけ遅れたほうが、脳味噌の方で”量感がある”なんて解釈してくれるものなのです。むしろ遅らせるのがコツとさえ思います。

※もし気を悪くされた方がいらっしゃるならすみません。私の耳に限った話ですので。

「スパイダーマン2」観ました

2005年02月11日 22時31分23秒 | 映画


珍しく続篇の方が面白いと噂のこの映画、ようやく観ることができました(詳しくはここ)。

主人公は人間を超えた身体能力をもつ所謂”正義の味方”であるのですが、内面はどこでもいるごく普通の成年です。そんな内面の描き方が丁寧であるので観る者は彼の精神的な弱さと運命の重さに感情移入してしまいます。もし、自分だったら…と仮定して観てしまうのです。

それ故にヒーローとしては当然として、彼のプライベートに対してもついつい応援してしまう。
彼女(この女優さん、美貌についてはあまり良く評価されていませんが、私は十分美しいと思います)との成り行きについては誰もが納得の内容だったと思います。

あと、なんだか不思議な味付けのシーンが妙に可笑しくて。エレベーターの男2人のやりとりとか、「雨に唄えば」や「結婚行進曲」が流れるシーンとか。こういうの大好きです。

個人的にはこれでシリーズを終えたほうがまとまっているように思えたので”3”を仄めかすようなシーンは蛇足と思えたのですが…

ともあれ、面白かったことは確か。映画館で観るべき映画だったと思います。

お気に入り度:★★★★