Xenos Audio

オーディオと音楽について

プリアンプは不要か(その3)

2011年05月22日 07時44分58秒 | オーディオ
CDとパワーアンプ直結の音を確認し、少なくとも単なるアッテネータやボリュームでは音量的にも音質的にも満足できないことがわかった。
ではプリには何が良いのだろう。

以前、オーディオデザインのプリ(DCP-EF105)とACOUSTIC REALITYのプリ (eAR Master One) を聴き比べたことがある。この2機種はまず現用のダイナベクターより明らかに上でエネルギー感がまるで違った。多分直結よりも良いと思う。

オーディオデザインは透明感や鮮度感の高さが印象的。また重低音に好ましい力感がついたのも良かった。

ACOUSTIC REALITYはこれと言って特徴がないのが特徴。けれど音楽が楽しくなる(残念ながらパワーアンプの非凡さには遠く届かない)。

この2機種は好みの違いしかないと感じた。

ただ個人的にはただ1点のみが気になった。

それは“空気感”である。かなり誇張して表現してみるが、オーディオデザインは音像と音像の間が限りなく透明になる。一方ACOUSTICREALITYの方はそこまでの透明感はない。では代わりに何があるのかというと、そこに“空気”があるのだ。
言い換えてみると、演奏者にスポットライトが当たるオーディオデザインと場全体が照らされるACOUSTICREALITYという感じだ。
私の好みは明らかに後者なのでオーディオデザインに買い換えることはなかった(ACOUSTICREALITYは使い勝手の劣悪さに手放すことになるのだが)

まぁ、パワーアンプがACOUSTICREALITYなので実は単なる相性の勝利なのかもしれないけれど。
まぁ、そんなわけでプリアンプ選びは難しい。オーディオデザインが100万レベルのプリより良いという声が本物なら、果たして予算内で満足できるものが存在するのだろうか。

Accutonによる5Wayシステム(妄想)

2011年05月18日 03時23分56秒 | オーディオ


ちょっと暇つぶしで考えたのがこれ。
全てAccutonで揃えた5Wayシステムです。
デザインはドイツのあるハイエンドスピーカーのパクリです。
ネットワークでは非常に難しいのでマルチアンプで組みます。
Acoustic Realityの5chアンプなんかを2台使うと見た目がシンプルかつ
お洒落になります。
デザインに見合ったチャンネルディバイダが存在しないのが悲しいところ。
ユニット代だけで両ch70万円くらいはしますが、TADの大型ホーンシステムなんかよりは
安くつくでしょう。
作りたいし、成功する見込みもあるのですが、いかんせん予算がありません…

キャビネットとフランジ間のfoQ

2011年05月17日 01時27分55秒 | オーディオ
そういえばアダプタリングのように加工して使っていたfoQは、先日撤去してしまった。

撤去した途端に戻ってきた生命感。まぁ、オーディオなんて相性だと考えると、このアクセサリと私との相性が悪かっただけだと思う。

それにしてもこれだけ音が変わるなんて、アクセサリの鑑だと 思う。巷に蔓延るオカルト製品には是非見習って欲しい。

プリアンプは不要か(その2)

2011年05月15日 14時06分11秒 | オーディオ
CD固定出力とパワーアンプとの直結の結果はあっけなかった。

音量は暫定的プリアンプであるサラウンドプロセッサーと変わりなかったし、一番期待した音質も音数が少し増えた程度で期待したほどの変化はなかったのだ。

この時点でパッシブコントローラーは脱落することになる。

少なくとも自分の環境においては、プリアンプにゲインをもつものが必要であることがわかった。

さて、どうしよう?
実は予算が片手程度しかないのだ。

(続く)

プリアンプは不要か(その1)

2011年05月14日 07時49分41秒 | オーディオ
“CDには十分な出力があるからアクティブなプリアンプは不要である”という意見がある。アッテネータで十分。SNも良いと。

確かにそうかもしれない。理屈は合っているように思える。

しかし…
音量が十分かと考えたとき、我が家では事情が異なることに気付く。

ボリュームを最大にしてもまだ音量不足を感じるソースが存在するのだ。

パワーアンプのゲインは確か31dB。スピーカーの感度は84dB程度である。決して特殊ではない。
現在、プリには暫定的にサラウンドプロセッサーを使用している。これに問題があるかもと判断し、思い切ってCDとパワーアンプの直結を試みることにした。

“可変出力を持たないCDプレイヤーとボリュームを持たないパワーアンプを直結する”

これを聴いたことのある人は少ないのではないか。自分も約30年のオーディオ歴で初めてのことだ。

抵抗一本挟むことのない究極の接続である。もしかしたら究極の音が聴けるかもしれない。

爆音が怖いのでパワーアンプの電源を慎重に操作して、遂に再生してみることにした。

ソースは昔ワンポイント録音で話題になったインバルのマーラー4番である。

(続く)

ナノカーボン塗布(その2)

2011年05月10日 00時08分49秒 | オーディオ
ナノカーボンPCは昔、SETTEN No1として売られていたものと同じらしい。SETTEN No1の量を減らして低価格化したようだ。

音は、変わった。
特に中高域。細かい音が克明になり繊細にかつ音色が明るくなる。

多分気のせいではないと思う。他のレビューを参照しても同傾向の変化であるし。
実売1000円程度と価格も手頃で良心的アクセサリと言えるのではないだろうか。

ナノカーボン塗布(その1)

2011年05月09日 10時49分53秒 | オーディオ
取るに足らないネタが溜まってしまった。放置するのも勿体ないのでちびちびと書いていこうと思う。

オーディオについては、久々に一大イベントとしてプリアンプ導入を考えている。これは以後に時間をかけて詳しく書こうと思う。

スピーカー周りの変更は最近4箇所行った。
1つ目はウーハーユニットのフレキシブルワイヤーと端子へのナノカーボン塗布である。

ナノカーボンを含むオイルを端子等に塗布すると接触面の隙間にナノカーボン入り込み電気抵抗値を下げるらしい。

ただパッケージを見てみると懐疑的になる。実際に電気抵抗が下がるのは“人間には判別不能だろう”と思われるような帯域と値だ。それに“接点復活剤そのものの効果”と“接点復活剤を塗るための下準備として行うクリーニング効果”との区別がつかない。

でもまぁいいや。結果第一。というわけでやってみることにした。

オイルに沈む黒い粉はパッケージの指示通りに軽く振っても全く混ざらない。塗布用の綿棒?でほじくりかえす必要がある。
で薄黒くなった液体をセコセコと塗る。フレキシブルワイヤーは構造上液体が染み込み易い。ユニットの端子は少量のオイルで十分だ。
(続く)