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オーディオと音楽について

仏間

2010年07月31日 10時40分17秒 | その他
高校3年の夏、友人Sが突然打ち明けてくれた。

彼の家には大きな仏壇があり、仏壇が置かれた部屋で眠ると怪異が起こるとのことだった。

怪異とは何か尋ねてみた。

その部屋で朝目覚めてみると、とんでもない寝相になっている、というのだ。

その程度か。
怪異というには可愛いいものだ。

Sの家に泊まらせてもらい、その部屋で一緒に眠ることにした。
住人であるSはその怪異に見舞われたことがなく、半信半疑だったらしい。

俺とSは期待と不安の入り交じった気持ちで床についた…


そして、朝になった。

どちらからともなく目を覚ました。

何事もなく、二人は並んで寝ていた。

期待外れだった。

でも…
一つだけ気になることがあったのだ。

眠そうなSに言った。

「おいS。おまえ夜中に3分くらい、ぼ~っと突っ立ってたぞ。」

するとSは言ったのだ。


「突っ立ってたのは、お前だよ。」
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大学時代に友人Kが話してくれた、本当にあった怖い話。

怖い話、大好きです。

(14kmjog 66.6)

「なぜ日本人はリスクを冒さないのか」

2010年07月30日 22時32分02秒 | その他
元日本代表監督イビチャ・オシムの著作である。職場の同僚が“面白いから”と貸してくれた。
ワールドカップ前に上梓された数ある日本代表本の中で、最も現実を正確に予測したものかもしれない。

さすがオシム。特にカメルーンやオランダに対する分析には鳥肌がたった。

「相手をリスペクトするということは、相手の長所と同じように短所も正確に把握することなのだ。」とか、「どんな相手にも勝ち得ると考えると同時にどんな相手にでも負け得ることを想定しなければならない。」などの考え方は、成る程日本人の弱点を上手く突いていると思った。

阪神奪首

2010年07月29日 12時29分02秒 | その他
子供の頃から阪神ファンだった。小学校を卒業するまでは毎日黄色と黒のタイガース帽をかぶって学校に通っていた。
きっかけは覚えていないけれど、父も兄も阪神ファンだから多分二人から洗脳的にファンにされたのだろう。

ファン歴は35年を越えている。昔の、弱すぎる阪神をよく覚えている。だから…

“阪神は弱い。弱いのが阪神である”と思っていた。負ければ、当たり前さと笑い、勝てば素直に喜んでいた。

故に85年のリーグ優勝と日本一の歓喜は忘れられない。
あんなに弱かった阪神が奇跡のように優勝したのだ。
リアルタイムで観たバース掛布岡田のバックスクリーン3連発は素晴らしかったなぁ。

今の阪神は(2003年以来の好成績で)“負けることが許されない”チームになりつつある。

今さら他チームのファンにはなれないけれど、“弱さゆえの愛着”を捨てざるを得ないのが寂しい。

でも、日本一だけは85年からとっていない。
是非とも勝利して欲しいものだ。相手が西武なら観戦したいとさえ思っている。

と、つい一昨日首位にたっただけで夢を見てしまった。

ブチルゴムの話

2010年07月28日 09時22分14秒 | オーディオ
ブチルゴムを使ったケーブルやインシュレータは10年以上オーディオを趣味にした人ならば一度くらいは挑戦したことがあるかもしれない。

自分は随分昔だが20年前に色々アクセサリを作った。

ブチルゴムはベタベタして非常に扱いにくい代物だった(自分はサラダ油でこの問題から逃れていた)。学生時代には床を汚して親に叱られたこともあった。

インシュレータはブチルを8重にしたものを作ってCDとアンプの下に敷いてみた。音の違いがよくわからないし、ルックスも酷かったので却下した。

ケーブルは品川電線の5.5スケアをプラスマイナスでセパレートし、それぞれ4重にブチルを巻き、合わせてから2重にブチルを巻き、綿テープで仕上げをしたものを作った。

文章にすれば簡単だが、虚しくなるほど大変な作業だった。

で、音だが…。
“ケーブルで音が死ぬ”というのを初めて体験した。苦労したものだから「音が死んだんじゃない。余計な音が減ったのだ。」と思い込もうとしたけれど無理だった。
何度聞いても、やはり生気が失われたようにしか聞こえなかった。

以来20年間、自作ケーブルにブチルは使っていない。

今もブチルゴムって売っているのかな。久々に追試しても良いかもしれない。

日本人の平均寿命

2010年07月27日 07時30分39秒 | その他
「日本人の2009年の平均寿命は男性79.59歳、女性86.44歳で、いずれも過去最高を4年続けて更新したことが26日、明らかになった。女性は25年連続の世界最長寿で、男性は5位だった。」(朝日新聞)

ながっ!男性の平均寿命まで、あと38年もあるぞ。まだ伸びてるみたいだし。

充実した人生には常に良質の”飢え”や“渇き”のようなものが必要な気がする。

今の自分にはそれが足りない。

大きな声で自慢できるものは何一つない。けれど、偶然が重なって、身の丈に合わないものを沢山手にしてしまった。

だから、「満足した。もういいや。」って気分である。

これは一種の厭世観なのかな。

こんな心境なのも、きっと暑すぎる夏のせいなのだろう。

(200×12 66.6)

12年ぶりの体重

2010年07月26日 07時22分01秒 | その他
日曜の早朝。風邪もまだ治りきっていない状況だったけれど思いきってジョギングに出掛けた。

最初の50mで「やばい。体が重い。引き返そう。」と実際引き返したのだけれど、再度気合いを入れてやはり走ることにした。今走らないと後で後悔すると思ったからだ。

朝の6時半から10km。ゲホゲホと咳をしながら走った。体が軽くなることはなかった。少し苦行っぽかったけれど、久々の早朝ランは気持ちよかった。ジョギング仲間も沢山いて、老婆にしか見えない人がしっかりしたフォームで走っているのを見て感心したりもした。

朝食も水分もまともに摂らなかったから、結果体重が落ちた。

65.9㎏。一時的であることはわかっているけれど、65キロ台にまで落とした。12年ぶりのことだ。また2ヶ月で3.5㎏落としたことになる。

ダイエットが目的ならこれで終了なんだけれど、実はあまり喜べない。

走力が期待したほど伸びてないからだ。3.5キロの重りを下ろしたというのに。
「このままスピードを上げられなかったら。」と考えると恐ろしい。
こんなことを考えること自体、全然健康的じゃないんだけれど。

数少ない取り柄だから寂しくもなるのだ。



「ケーブル大全2011」

2010年07月25日 20時11分27秒 | オーディオ
もう10年も前になる。あるオーディオショップでのこと。
ケーブルメーカーの方が新製品のスピーカーケーブルを試して欲しいとやってきた。
自分以外には数人のお客さんがいた。

旧製品でしばらく聴いたあと新製品に繋ぎ代える。

(メーカーの人)「どうです。よくなったでしょう?」

(他の人達)「なったなった!」

(自分)「ん?」


変わったことは変わった。でも優劣を判断できるような違いではなかった。

この経験は劣等感ではなく自分のオーディオへの割り切りをもたらしてくれた。決してケーブルの差が出にくいシステムを使っていたわけではない。

ケーブルによる音の差など自分にはほとんど無意味なのだということが解ったのだ。

ピンケーブルもスピーカーケーブルもメートル1000円程度のものでよい。コネクタ類は信頼性が大切なのでWBTで。
自分にとってケーブルはこれで十分だ。

「ケーブル大全2011」より…
“このケーブルに変えた途端、超鮮明な音像に驚いた”

これはあまりに誇大広告だと思うけどなぁ。

そうそう、福田氏がzobelに燃えている。類似アクセサリを数万円で売ろうとするメーカーへの抑止になればいいと思う。

5kmTTと熱発

2010年07月24日 09時17分33秒 | オーディオ
本格的にトレーニングを開始してから4ヶ月。レースまで丁度3ヶ月になった。
残り3ヶ月記念ということで5kmのタイムトライアルを行った。
記録は20分25秒。途中に赤信号で止まったり、下り坂があったりしたから、実質は21分ジャストといったところだろう。

予定よりタイムは順調に伸びている。
3ヶ月後のレースまでに、何とか5kmを20分、10kmを42分で走れるようになりたい。

呼吸と大腿の筋力に早めに限界が来て、それでトータルのスピードが落ちてしまっている。
これを解決するのが当面の課題かな。


と、思っていたら風邪をひいてしまった。

たまらずダウン…

なんてしている場合ではない。

「正直風邪でヘロヘロです。でも頑張るよ。」と宣言してから授業を開始した。

負けるわけにはいかないのだ。

栄螺

2010年07月23日 08時33分33秒 | その他
富山の実家からサザエが送られてきた。

自分しか食べられないから独り占め。ラッキーだ。

フタのところに醤油をたらし壺焼きにした。
サザエの壺焼きなんて記憶にないくらい久々だ。
うまい。噛めば噛むほど味が出るというか。

でも奥のグルグル(内臓)が苦手なんだよなぁ。
サザエのグルグルには多くの人々に生理的嫌悪感を抱かせるほどの造形的パワーがある。
なんでだろう?

三鷹市 星と森と絵本の家

2010年07月22日 08時06分12秒 | その他
国立天文台に併設されている“三鷹市 星と森と絵本の家”に行ってきた。いつものランニングコース沿いにあるのだが、その存在に気づいたのはつい最近のことだ。

大正時代の官舎を再築して絵本専用の図書館(借りることはできないが)にしたような建物だ。

古民家風の造りは昔よく遊んだ親戚の家を彷彿させる。
中も掃除が行き届いていて非常に綺麗。来館者も少なく癒される空間だ。

子供そっちのけで地球と宇宙の歴史を描いた絵本にはまってしまった。大人だけでも十分に楽しめると思う(白い目で見られるかもしれないけれど)。

嬉しいことに無料だし、かなりオススメの施設だ。