Xenos Audio

オーディオと音楽について

遅すぎたMQA

2019年01月24日 19時46分03秒 | オーディオ
たらればを言っても仕方ないのですが、MQAがもたらすメリットを知れば知るほどに、この技術がSACD 黎明期の約20年前に発表されていればと残念な思いを抱きます。

SACDプレイヤーが欲しいとは思いませんが、MQAがデコードできるDACにはとても興味があります。

色々と製品を調査したところ、発売されたばかりのmeridian218が目にとまりました。そこで輸入元にお願いして借りてみることにしました。
ところが、意外な展開に…

というわけで次の記事をお待ち下さいませ。

Alpair5v3購入しました

2019年01月20日 21時30分47秒 | オーディオ
ここ2年くらい、オーディオ関係は眠っていた状態でしたが、重い腰をあげて再起動することにしました。


コンセプトはシンプル化です。

<現在のシステム>
CDトランスポート→ボリューム付きデジタルチャンデバ→4帯域用パワーアンプ→4WAYスピーカー

<今後のシステム>
CDP→DAC(NWP)→プリ→パワー→2WAYスピーカー

こんな感じで考えています。

主役はもちろんスピーカーです。スピーカーの構造としては、次回もオープンバッフル型にします。で、帯域分割に関しては、チャンデバを一旦休止して、LCネットワークで組みます。

とりあえず、こんなユニットを購入しました。




つい先日発売されたばかりのMarkAudioのAlpair5のV3です。

Version3といっても、Version2とは大差なく、コイルの構造が変わったくらいで、ネーミングとしてはVersion2.2くらいが適切かもしれません。(Mmsが重くなっているのは何故?)。

こんな小さなフルレンジ一発をオープンバッフルに格納して、まともな音が出るわけがありません。ですから、Alpair5はワイドレンジTWとして使用し、低音は大口径ウーハーに任せるつもりです。

私は、Scanspeakの10F/8414も持っており、このユニットでも同じように使用することは可能なのですが、1度だけでもMarkAudioを使ってみたいという衝動に負けてしまいました。

次回から、詳しく述べていきたいと思います。



SDA-805N24

2016年06月05日 23時53分06秒 | オーディオ
トップバッフルのパートナーにサウンドアンカーSDA-805N24を購入しました。



デザインの相性がとても良かったのが選択の主な根拠です。
でも、驚いたのが音の良いこと。
音に力があること、解像度と微小音の再現性が向上することが、はっきりわかりました。
末長く大切にしたいと思います。

スピーカースタンドの検討

2016年05月08日 20時41分33秒 | オーディオ
メインシステムを専用ルームに移動する計画が進行中です(philewebをご参照下さい)。


スピーカーは試聴の結果から、短辺配置で決定です。

これまでトップバッフルはXRT18のウーハーボックスの上に置いていたのですが、これを機にトップバッフルを独立させるセッティングに移行することにしました。

(ウーハーは壁面にくっつけます。ルックスと超低域の特性対策です。)

音質面からこれは絶対です。


となると、トップバッフルを置く場所を作ってあげなければなりません。

まずは、IKEAの激安パイプ椅子が2台あったのでそれに載せることにしました。

すると…、音になりません。EOSに負けます。「ちょっとこのスピーカー失敗かな?」と思うくらいの音でした。

で、思い立ってEOSの専用スタンドにトップバッフルを載せてみることにしました。




EOS専用のスタンドはサウンドアンカー製です。重く硬いですが、嫌な響きは一切ありません。むしろ、かなり静かな音色のスタンドだと思います。

スパイクの下には弁慶ベース(5cm×φ10cm)を3つ設置しています。


これは良い方向に激変。1音1音の力強さ、音離れ、情報量が飛躍的に向上しました。

やはりスタンドは大切ですね。ルックスも割と相性が良いですし。


同じものが欲しいのですが、勿論どこにも売っていません。B&W 805用のものでも良いのですが、デザインがこじんまりするというか凄みが薄れるというか…

第一高価ですし。

というわけで、スタンドも自作しようと考えています。



technicsのSL-1200が売れているらしいです

2016年04月14日 18時39分07秒 | オーディオ
phile web上で私は“テクニクスの新発売アナログプレーヤーは酷い”的な記事を書いてしまいました。

でも、売れているみたいですね。発売30分で300台が売り切れだそうです。

売れないだろうと予測していた自分が間違っていました。

でも…
売れたからといって魅力的に見えるかというと、それはまた別問題。

何度見てもこのデザイン、馴染めません。

これが売れるならば、YAMAHAはGT2000を復刻するべきだと思います。
GT2000ならば売れても納得できます。

それにしても、テクニクスは良かったですね。


DIATONEのウーハー

2016年04月04日 00時08分12秒 | オーディオ
Phile Webに書くまでもない独り言です。
でも、少しだけ虎の威を借りさせて頂くので好きな人には貴重な記事かと。

私は1991年のバブル崩壊と同時に終わってしまった、所謂全盛期の国産スピーカーの音をあまり評価していません。
強力なエンジン(ユニット)を貧弱なシャーシ(キャビネット)に搭載した車のようなアンバランスさをその音に感じてしまうのです。
つまり、「そのユニットから今、音が出ていますよ」的音離れの悪さをどうしても感じてしまうのです。

ですから、総合的な音はともかく、ユニット自体はとても評価していますし、今も大好きです。

その中で、最も評価しているものはあの当時を象徴するような巨大なドームユニットではなく、あるメーカーのウーハーです。


それは、DIATONEのイントラプライ・ハイブリッド・ハニカムコーンを使用したウーハーです。





(ヤフオクから画像を拝借しました)

これはDS-2000HRのウーハーです。なんて美しいダイヤフラムとフレーム。

このタイプのコーンを使用したスピーカーシステムは、DS-9Z,DS-2000HR,DS-97C、DS-V9000の多分4機種しか存在しません。
恐らくDIATONEのウーハー史上、最も素材に力が入っているダイヤフラムです。ダイヤフラムだけではなく、フレーム形状も超強力。
これ以降の世代のものは手抜きに見えてしまいます。
(実はDS-V9000しか聴いたことないのですけどね。40cmウーハーですが非常に腰の強い解像度の高い低音だった記憶があります。)


では大好きだった評論家、故高島誠氏のDS-9Z評を1部抜粋します。

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日本のスピーカー界の主流はいまも振動板の高剛性追求に走っている。
いま最高の剛性を誇っているのがダイヤトーンのDS-9Zに装備されたウーハーのそれである。ハニカム構造にアラミド・ファイバーとカーボン・ファイバーの混紡材スキンである。アラミド・ファイバーはアメリカの特許で、デュポンが偶然発見した、正式には芳香族ポリアミド系繊維で一時期テクニクスが紙パルプコーンに混入させたことがあって注目していたのだが、どういうわけか止めてしまった。三菱もハニカムスキン材にはガラスファイバーやカーボンを使っていたが、アラミドの素晴らしさにDS-505からこの夢の素材に切り替え、DS-10000まで発展させた。DS-9Zに取り付けたのは、PAN系炭素繊維(ポリアクリルニトリルHPをこれに混ぜた「イントラプライ・ハイブリッド」)でいままでとかなり異質の素材ときいている。この材料は、現在三軸制御衛星の一部に使われている。終段ロケットから射ち出された衛星本体は、電力源になる太陽に対して太陽電池パネルを開くが、このウイングを広げるときウイング自体に内部損失が必要で、これが共振するとショックで衛星本体が軌道からズレてしまう。そうなると取り返しがつかない。そこで開発された世界最高の素材がこのイントラプライ・ハイブリッド、これをスピーカーのコーンに使おうというのだから三菱のやることは破格だ。ぼくもDS-9Zはまだ2度の試聴だが、解像力は世界一だろう。

(技術新聞社 S62発刊「CD時代のコンポの急所」より)

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ヤフオクでこのタイプのユニットを見るたびに、ザワザワと物欲が起こります。

アナログについて

2016年03月19日 08時19分45秒 | オーディオ
最近、アナログプレイヤーが売れているそうです。中古ディスク屋に立ち寄っても、いつも何人かのオジサンが凄く集中した顔で掘り出し物ディスクを探している姿を見つけます。

私がアナログプレイヤーを処分したのは、もう25年も前のことです。

当時、こんな機器を使っていました。




ターンテーブルにDENON DP-75





トーンアームにSAECの407/23




カートリッジにDENONのDL-304


ところが音が悪かった。
当時、私はまだまだオーディオの素人の域でしたから、音が悪い原因について特定が出来ていませんでした。
調整は完璧に行っているつもりでしたし、幾つかのアクセサリも試していましたから、結果が出ないことにストレスを感じました。
加えて針を2回も折りました。あの時のショックといったら…

新入社員で引っ越しもあり、狭い部屋に嵩張る物も持っていけないのでアナログプレイヤーは会社の先輩にタダ同然で売りました。

そこでCDに本格移行しました。周波数バランスにおいて低域の厚みが減ったこと、トランジェントが劣化したことがデメリットに思いましたが、あとは概ね良くなったので不満は待ちませんでした。

音が悪かった理由は恐らくターンテーブルでしょうね。正確な分析は今となっては不可能ですが、もし今も当時の機器を持っていたなら、是非現代の機器を組み合わせてみたいと思います。

現代のターンテーブルやトーンアームは本当に面白いです。機械的にとても美しくて所有してみたい気になります。
(相変わらず普及価格帯における日本製品のデザインセンスの悪さには閉口しますが)


ただ、私はアナログレコードが音が良いと言われている理由は、”ハウリングと歪とゆらぎとセパレーションの適度な悪さ”だと思っています。
正統的なHifiからは外れるような気がして、もし購入するとすれば結構遊び感覚かもしれません。


EOSが売れました

2016年03月18日 08時42分54秒 | オーディオ
オークションに出していたArtemis EOSが漸く落札されました。重量級で複雑な形状のために、手渡しできるひとを探していたので、落札者の方が近い人で助かりました。
購入したのは6年前くらいだったでしょうか。ろくでもないオーナーだったと思います。次期オーナーさんにはなんとか大切に扱って欲しいと思います。