前回示したようにEOSのネットワークは黒いエポキシで隠されており詳細が把握できません。
そこで手持ちのLCRメータで何とか概要を把握できないものかと考えました。
ネットワークのブラックボックスは上の図のようになっています。
それぞれのLCRの値を調査することでパーツの存在を確認するのです。
※手持ちの部品でシミュレーションしてみると、LとCが直列に繋がれている場合、Lは正確に測れないことが判明しました(存在はわかる)。残念です。
まずローパスを調べることにしました。AB間はLが1.42mH、AC間とBC間はCもLもRも一切が検出されませんでした。つまり並列のコンデンサが繋がっていないということです。
ローパスについては、”インピーダンス補正もされていない1.42mH一発の一次フィルタ”ということがわかります。
ユニットを換装したとしても共振が強いものならば癖が目立つだろうことが想像できます。
ちなみに使用されている1.42mHのコイルのDCR(直流抵抗)は0.8Ωでした。ムンドルフの線材2mmのコイルなんかに比べると4倍程度高い値です。
さて、DCRが判明したので低域シミュレーションの準備ができました。
(つづく)
そこで手持ちのLCRメータで何とか概要を把握できないものかと考えました。
ネットワークのブラックボックスは上の図のようになっています。
それぞれのLCRの値を調査することでパーツの存在を確認するのです。
※手持ちの部品でシミュレーションしてみると、LとCが直列に繋がれている場合、Lは正確に測れないことが判明しました(存在はわかる)。残念です。
まずローパスを調べることにしました。AB間はLが1.42mH、AC間とBC間はCもLもRも一切が検出されませんでした。つまり並列のコンデンサが繋がっていないということです。
ローパスについては、”インピーダンス補正もされていない1.42mH一発の一次フィルタ”ということがわかります。
ユニットを換装したとしても共振が強いものならば癖が目立つだろうことが想像できます。
ちなみに使用されている1.42mHのコイルのDCR(直流抵抗)は0.8Ωでした。ムンドルフの線材2mmのコイルなんかに比べると4倍程度高い値です。
さて、DCRが判明したので低域シミュレーションの準備ができました。
(つづく)