Xenos Audio

オーディオと音楽について

eAR Master One 導入(その4)

2005年11月29日 09時00分46秒 | オーディオ
ソフトウェアのインストールについてはユニークなマニュアルが公開されているのでそちらを見て頂くとします。
IEEE1394の接続を行ってから、ようやく開いたメイン画面ではボタンが勝手に日本語変換されていて、”Mute”という文字が”????”になってしまったり。
早速メーカーにメールすると「週明けには直して送る」とのこと。まぁ、この手の製品の初期にはバグがつきものと思いますけれどね。

eAR Master One 導入(その3)

2005年11月28日 00時44分39秒 | オーディオ
フロントパネルにたった一つだけついているマスターボリュームです。



レヴィンソンの現行プリのように無限にクルクル回るタイプです。ただこちらには軽いクリックがあります。レヴィンソンのように回す速度によって微調整ができるというような高度なものではありません。
PCを接続した場合は約一回転でフルボリューム、接続しない場合は約3回転でフルボリュームになります。
調整量はデジタルですが、内部はアナログボリュームです。デジタルボリュームにおける小音量時の下位ビットの欠落を避けるためだそうです。
(つづく)

「私の頭の中の消しゴム」観ました

2005年11月26日 12時29分53秒 | 映画


有楽町マリオンにて映画を観てきました。久々の2階席でなかなか観やすかったです。

「私の頭の中の消しゴム」は若年性アルツハイマー病を扱った映画です。
(詳しくはココ

4,5年前にフジテレビで「Pure Soul」という永作博美さんが主演していたドラマがありました。これを原案として韓国で焼き直ししたもののようです。「Pure Soul」は以前真剣に観ていて、とても上質のドラマであった印象がありました。この映画もなかなか評判が良いようです。

前半は主人公の2人が知り合って結婚するまで。後半は彼女の方にアルツハイマーが発症してから以後が描かれています。

出会い方がちょっと気障かなというのは置いといて、とにかく主人公2人の不器用ながらもひたむきなキャラクタ設定が非常に魅力的であり、ついつい応援してしまいます。そのように感情移入させられてしまうせいで、当然のことながら後半はもう号泣間違いなしです。

人生のあり方というものを考えさせられる良い映画でした。是非映画館で、といいたいところですが多くの男性は映画館では感情を抑えがちなものなので自宅で一人で観るのが良いかなとも思います。

若年性アルツハイマーにかかった人は全国で1万人以上いるそうです。決して珍しい病気ではありません。
私はあるアルツハイマーの女性を知っていますが、病気が深く進行し、自分が何処にいて何をしているのかさえわからない状況で、ただご主人に会いたいとばかり繰り返していました。とても優しいのよと自慢げに話す表情がそれは嬉しそうで…。
そのご主人はアルツハイマーでも消しされないくらいの優しさを持ってるんだなと関心してしまいました。
そんな存在になりたいものです。

お気に入り度:★★★★★



eAR Master One 導入(その2)

2005年11月26日 01時27分24秒 | オーディオ

箱に入っていたものは以下の通り。
・インストールCD
・IEEE1394ケーブル2本(6pin-6pin)※長いのと短いの
・IEEE1394用6pin→4pinコネクタ
・マイク用、ヘッドフォン用miniプラグコネクタ

あと面白いのはこれ。

入出力について本体に表示が一切ないので接続ガイドがついていました。ジャスト天板サイズなのでこれを天板に乗せて使って欲しいとのこと。

読みづらいかと思うので詳細を挙げてみると…

<フロント>
ボリューム

<右サイド>
ヘッドフォン出力

<左サイド>
マイク入力

<リア>
・電源LED
・電源スイッチ
・電源ケーブルコネクタ
・SPDIF入力
・SPDIF出力
・サラウンド出力
・センター出力、サブウーハー出力
・リア出力
・フロント出力
・ライン入力
・フォノ入力
・バランス出力(右)
・IEEE1394×2
・バランス出力(左)

ちなみにバランス出力の端子はXLR型ではなくてヘッドフォン等によく見られるタイプです。

(つづく)

eAR Master One 到着準備(下)

2005年11月21日 23時06分32秒 | オーディオ
CDからハードディスクへのリッピングとPCによる再生を実際にやってみたのでちょっと補足をしておきます。

・リッピング用ソフトのExact Audio Copyは日本語化が可能です。
http://homepage3.nifty.com/eacj/

・再生ソフトのfoobar2000もまた日本語化(こちらはごく一部ですが)が可能です。
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Cupertino/9994/patch2.html#foobar2000

日本語化は日本人であるならば是非行って下さい。操作が楽しくなります。

非圧縮のリッピングを行うことでそれぞれのトラックはWAVファイルに変換されます。
実際の保存においては音楽専用のフォルダを作り、その中にアルバムフォルダを沢山作るような形にするのが使い易いです。
foobarではそのアルバム毎のフォルダを一つのプレイリストとして扱うことにします。

音ですが、ヘッドフォンなんかで聴いてみると予想外の高品質に驚きます。Windows Media PlayerやReal Playerの音質がいかに酷いかわかると思います。

手持ちのCDを1枚1枚最初から最後までリッピングするのにはかなり骨が折れますが、好きなCDの好きな曲だけ集めるとしたら、HDDの容量は10~50GBもあれば必要十分です。

文章でいくら表現しても伝えきれないので実際にやってみるのが一番。少しでも興味あるオーディオマニアの方は一度で良いので実行してみることをお勧めします。
ほんと楽しいですよ。

ただ、これが進んでいくと音楽としてのレベル(特にポップス/ロック系)は下がっていく一方のような気がしますけれど。

さて、eAR Master Oneは多分明日到着です。明日までに20枚のアルバムをリッピングする予定です。


eAR Master One 到着準備(上)

2005年11月20日 17時50分25秒 | オーディオ
しばらく仕事やら帰省やらオフ会やらで忙しく更新できませんでした。まことに申し訳ありません。

eAR Master Oneは今週火曜に到着予定です。というわけでPCの方の環境を整えることにしました。

以前、私のパソコン(sotecのノート)にFireWireが付いていないので悩んだことを書きました。私はパソコンを新調しないとどうにもならないと短絡的に失望していたわけですが、実はカードスロットにインターフェースを突っ込めば良いだけだったのですね。

で、ヨドバシでこれを買ってきました。



BUFFALOのIFC-ILCB3という4ピンのコネクタが2個ついてるカードです。3500円くらいでした。安いものです。

次はソフトです。Acoustic Realityさんがメールで直々に指定、というかアドバイスしてくれたソフトが2種あるのでこれをインストールすることにしました。

・リッピングツール
http://www.exactaudiocopy.de/

「Rip the CD's in Loss-Less quality to your harddisk.
Press F5 and create the folder for the CD tracks. This is pretty easy.
I am using the Wav format, but other loss-less formats are possible too.」

再生ツール
http://www.foobar2000.org/

「The best sounding media player I have tried is Foobar2000:
Far better sounding than for example the Microsoft Media Player.
Download the 0.8.3 version, this version is pretty error-free.
Remember to set up the eAR Master FireWire (when you have it) in the Preferences/ Wave output.」

(つづく)

アナログプレーヤーの調整?

2005年11月13日 22時09分18秒 | オーディオ
職場の同僚に”アナログプレーヤーをもらったんだけど調子が悪いので見て欲しい”と頼まれ行ってきました。

貰ったプレーヤーはYAMAHAのGT-750というもの。名機GT-2000の末弟のような存在です。
ちなみにアナログプレイヤー→プリメインアンプ→小型SPという構成でした。

実はアナログプレーヤーを触るのが20年ぶり位でしたが結構覚えているものです。アームの水平、オーバーハング、インサイドフォースキャンセラー、それから針圧を調整すると、まともに音が…

出ない。

音が、ブツッ、ブツッと切れてしまうわけです。最終的にはなんとか直しましたがこのような経過をたどりました。

1.コードの接触不良を疑う
2.TAPE端子に入力してみると音が切れない
3.コードではないと判断
4.MMとMCの切り替えは全く関係ない
5.ドラムなどの大きなエネルギーで音が切れることを発見
6.ボリュームを絞ると現象が起きないことを発見
7.切れるときには何かリレーのような音がカチカチ鳴っていることを発見
8.アンプ内蔵のフォノイコはとにかく駄目な様子。
9.結局市販のフォノイコを薦めてみるがなんだか気持ち悪い
10.リレーの音はスピーカーセレクターのリレーでは?(思いつき)
11.スピーカーケーブルを接続している端子を1から2に変更
12.直る

結局、「内蔵のフォノイコを使って音量を上げるとスピーカー1のリレーがON/OFFする」という現象でした。不思議です。

最終的な音は結構なレベルだったのですが、やはりアナログって面倒くさいですね。
私には再開する元気はありません。

クラシックコンサート

2005年11月07日 23時44分26秒 | その他
半年に一度、仕事で(つまりタダで)東京オペラシティーにコンサートを聴きに出かけます。

第162回 NTT東日本 N響コンサート
小林研一郎(Cond)、高木綾子(Fl)、NHK交響楽団
・ベートーヴェン:「エグモント」序曲op.84
・モーツァルト:フルート協奏曲第1番ト長調K.313
・ドヴォルザーク:交響曲第9番ホ短調op.95「新世界より」

以上の内容でした。今回はかぶりつきともいえる最前列から2列目の右端です。一番近い楽器からは3mほどしか離れていませんでした。

面白いものでこんな近くで聴いていても個々の楽器からは音は聴こえず、空間から出ている感じでした。”弦が見えるような解像度”とか”指で位置を特定できるような定位感”とかはまさにオーディオだけに許されている世界ですね。
生の良さはうるさくないところでしょうか。あとやはりスケール感。当たり前か。

演奏の評価が出来るほどの感性はありませんが、やはり新世界の3,4楽章の迫力は楽しかったです。
あとコバケンさん。私は名前しか知らずCDも持っていないのですが、なんだか熱い指揮で動きが非常に面白かったです。うなり声がナイスでした。「グールドみたいだ。」ととっさに思いついたのですが、他にもこういう方はいらっしゃるのでしょうか。

それからフルートの高木綾子さん。演奏は言わずもがなとしても、CDのジャケット写真が下手くそに思えるほど実物がめっちゃ綺麗な人で驚いてしまいました。

PCオーディオについて(5)

2005年11月05日 00時00分28秒 | オーディオ
この連載はまだまだ終わってません。勉強が進むにつれ、どんどん大切がことが分かってきてなかなか楽しいものです。予定ではあと5回、シロウトなりに進めていこうと思います。
今回はケースの話です。
オーディオマニアにとって機器のデザインは結構重要ですが、ことPCに関しては(自作用PCケースに対しては特に)デザインはほぼ無視といった状態に思えます。機能や性能を重視しているので、例えば剛性感などを求めたものは極めて少ない状況です。

筐体内の温度の上昇が性能に与える悪影響を考えると、筐体にはある程度の大きさが必要なようです。小さいと放熱が上手くいかないためファンの回転数を上げるなどのような静音に反した仕様にせざるを得なくなります。
もちろん大きさがあっても空気の流れに問題があっては意味がありません。それから各パーツ間の距離という要素も重要で、近すぎたりすると干渉を起こす可能性があります。

素材には大きく分けてスチールとアルミがありますが性能に関してはよくわかりません。アルミの方が音響的に好ましいようですが実際はどうなんでしょう。アルミの方が高級感があることやまた実際に高価であることは確かです。放熱は両者あまり差がないと何かの本には書いてありました。電磁波の遮断についてもスチールが良いだとかアルミが良いだとかはたまた組み合わせで決まるだとか諸説あってこれも今の私の知識では判断しかねます。
ビスも非磁性体にした方が良いとの説もあります。

ケースの剛性感や高級感に関しては実物に触れたり見たりするしかありません。先日パソコンの自作ショップを尋ね、実際に指の背でケースを軽く叩いたりしてみると、ほとんどが満足ができないレベルでがっかりしてしまいました。
もちろんhushなんかは良いですがこれはいかんせん高すぎです。デザインに走りすぎて性能無視なようにも見えます。

そういえば自分なりに性能、デザイン、高級感、価格などがバランス良く揃ったケースを見つけました。


最近発売されたばかり。abee社のAS Enclosure S1といいます。

ちなみにHTPC用の最高級と呼ばれるケースはJapan Value社のArtist Masterということで間違いないようです。