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遂に発表!SEAS L26ROY

2009年01月30日 02時15分20秒 | オーディオ
良質なサブウーハーが欲しいとXENON時代から願っていました。でも、市販のものじゃ面白くないし。
で、自作するなら…と夢想していると、つい最近こんなユニットが登場しました。



CES2009で発表されたてのほやほや。SEAS デザインシリーズのL26ROYです。
見れば見るほど魅力的なサブウーハー用ユニットです。
3WAYのウーハーとしても使えそうなところも素敵。
SEAS製で1個あたりの重量が10キロというユニットもまた異例中の異例です。

(パラメタはこちら)

一本あたり7,8万はいってしまうのでしょうか?

メインスピーカー変更(その12)

2009年01月28日 19時49分46秒 | オーディオ
Artemis EOSの中古を購入したのは7月。以来ネットワークの試行錯誤を続けて、一旦ローパス3次、ハイパス2次に落ち着いたのが11月。しかし、ふと試したAR-SXOに可能性を見出したのが12月のことでした。
そして定数の微調整を終えたのが12月中旬です。いよいよ本番用のパーツの購入に入ります。
※Speakerworkshopって自分には使いこなすのが大変そう…。とりあえず、お絵かき機能だけ拝借しました。



まずは、ウーハー用のローパスであるL2の紹介です。
ムンドルフの大きくて重いものも一応候補ではあったのですが、
とにかくRdcの低いものを探して、見つけたのがJantzenのトロイダル型コイルです。


DCR(rdc)0.049ohmという桁外れに低い数字が見えますでしょうか。

音質的には普及品と比べて低域の情報量が上がった感じ。コア付って悪いイメージを持っている方が多いと思いますが、これはわりと安くて良いです。コンパクトだし。
短所があります。コアの利きが強すぎて、ほんの少しほどいたり、あるいは巻いたりするとインダクタンスが変わってしまうことです。左右の値に差が出るのは最悪なのでLCRメータで慎重に値を測りながらの実装となりました。

メインスピーカー変更(その11)

2009年01月21日 01時26分19秒 | オーディオ
しばらく記事のUPを休んでしまいました。すみません。しかし、着々と前には進んでいるつもりです。

最近はまっているのは、”AR-SXO”。

AR-SXOは直列型クロスオーバーネットワークの一手法で、詳しくはAcoustic RealityのHP
ご覧下さいませ。

このネットワークについては、Artemis EOSのネットワーク変更のバリエーションとして一度試しており、個人的には却下していました。
情報量と解像度に関してどうしても不満を感じてしまったのです。

ところが、先日きまぐれでもう一度このネットワークを試してみると、あまりの変わりように驚きました。見違えるほど良くなっていたのです。

よく考えてみると前回試したときとの差異がひとつだけありました。



この図におけるC1をとっぱらってしまったのです。

なお、この接続ではR1の値によっては全体のインピーダンスが下がりすぎてしまいアンプに負担がかかります。
私の場合は、R1に5Ωを使用しました。今のところeAR501は大音量で気絶することもなく頑張っています。

このネットワークの音質的な特徴は、
・低域の伸び
・音場感
・実在感
この3要素の飛躍的な向上です。
もしお手持ちの2WAYスピーカーに限界を感じた自作派の方は騙されたと思ってこの回路を試してみてください。

私なりに成功の条件をいくつか挙げてみると…

(1)C1は外さなければならない。
(2)R1の値を上げるためにTWとWOOFERの能率差が3dBは必要である。
(3)Wooferのインピーダンスは8Ω以上。
(4)Wooferは3kHzまで音質の落ちないものを使用する。
(3)Wooferへのインピーダンス補正はお好みで。
(4)TWに直列にコンデンサを入れると2次になるが、これによる音質劣化は
あまりない。TWの極性を正相にできるメリットもある。

こんなところになります。




試行錯誤を繰り返した結果、最終的に私が組み上げたネットワークは
partsexpressに掲載の”nebula”(上の図)からC1,C2,R2を省き、定数を変更した
ものになりました。
(つづく)