珍しく続篇の方が面白いと噂のこの映画、ようやく観ることができました(詳しくはここ)。
主人公は人間を超えた身体能力をもつ所謂”正義の味方”であるのですが、内面はどこでもいるごく普通の成年です。そんな内面の描き方が丁寧であるので観る者は彼の精神的な弱さと運命の重さに感情移入してしまいます。もし、自分だったら…と仮定して観てしまうのです。
それ故にヒーローとしては当然として、彼のプライベートに対してもついつい応援してしまう。
彼女(この女優さん、美貌についてはあまり良く評価されていませんが、私は十分美しいと思います)との成り行きについては誰もが納得の内容だったと思います。
あと、なんだか不思議な味付けのシーンが妙に可笑しくて。エレベーターの男2人のやりとりとか、「雨に唄えば」や「結婚行進曲」が流れるシーンとか。こういうの大好きです。
個人的にはこれでシリーズを終えたほうがまとまっているように思えたので”3”を仄めかすようなシーンは蛇足と思えたのですが…
ともあれ、面白かったことは確か。映画館で観るべき映画だったと思います。
お気に入り度:★★★★