Xenos Audio

オーディオと音楽について

メインスピーカーの極性

2005年07月31日 00時10分10秒 | オーディオ
2ウェイスピーカーを1次フィルタで繋げた場合、一般的にはウーハーが正相、トゥイーターが逆相接続です。ただ、クロスの周波数やユニットの配置等によりこの正逆相は変わってくるようでもあります。確かB&Wの2ウェイの最新型などは1次フィルタにもかかわらず両者正相と何かの雑誌に書いてあった筈ですし、スーパートゥイーターになると特性的にもそんなに差が出なかったりもします。

”昔のJBLのウーハーユニットは極性が逆になっていた”というのは有名な話。さて、3ウェイである私のメインスピーカーはどうなっているでしょうか。



調べてみました。ウーハーの極性を知るのはとっても簡単。スピーカー端子に乾電池をつなげてみれば一発です。振動板が前に出れば正相、後ろに引っ込めば逆相です。

XENONのウーハーは逆相に接続されていました。ウーハーとミッドのクロスは1次、スコーカーとトゥイーターのクロスは2次ですから恐らく、

ウーハー:逆相
ミッド:正相
トゥイーター:正相
(スーパートゥイーター:逆相)

となっています。ためしにウーハーを外して正相で繋げてみました。
すると、予想通りというか予想以上に大きく中低域がカットされてしまいました。
クロスが150Hzですから多分この辺がゴッソリ落ちてしまったのでしょうね。

で、心配なのはこのメインスピーカーを使用して、将来マルチチャンネルに移行した場合、果たして巧く繋がるサブスピーカーがあるのかということ。
同時に音を出すことで”中域は出るけど低域は出ない(又はその逆)”状態にならないかと心配ではあります。

マルチチャンネルは複雑な要素が絡むのでこればかりは実際接続してみないと何とも言えないんですけどね。どなたか参考意見はないでしょうか。

スピーカーケーブルの反転使用

2005年07月29日 21時09分00秒 | オーディオ


ピンケーブルに限らずスピーカーケーブルにも方向性というのが定められたりしていますが、ことMITやTRANSPARENTにみられるようなネットワークのついていない場合の音質の変化については懐疑的です。実際聴いてみてもよくわかりませんでしたし。
ただ、プラスとマイナスの導体や構造が異なっている場合、それを入れ替えるというのには変化が期待できます。
私が使用しているテクニカ製のAT-RS5000はマイナスの導体とプラスの導の径が異なり、マイナスが太い構造になっています(マイナスが2.5mΩ/m、プラスが3.5mΩ/m)。これをひっくり返してプラス側を太い方に変えました。
若干ですが、奥行き方向に立体的になり、好みに近づきます。採用することにしました。そのうち戻すかもしれませんけど。

「アート・オブ・スターウォーズ展」行きました

2005年07月29日 20時53分18秒 | その他
有楽町の国際フォーラムでスターウォーズ展をやっていたので観にいきました。アナキンやオビワンの実際の衣装や大迫力のスターデストロイヤーの模型、その他撮影に使われた実物大の模型等が複数展示してありました。撮影禁止だったのと若干お値段が高めだったのが残念でしたが十分楽しめました。

(詳しくはこちら

巨人vs阪神戦

2005年07月28日 23時55分04秒 | その他


生まれて初めて本格的ドーム球場(東京ドーム)に野球を観にいきました。座席は3塁側の2階席だったのですが高さがあるが故にグラウンドが俯瞰できる非常に見やすい席でした。ホームランの打球の軌道が眼下を通る面白いシーンを見られました。
試合は阪神が2回表に3ホームラン9連打9点のビッグイニングを作り、安藤も余裕の完投で9対1の完勝。もうお腹一杯です。

ところでこの試合の視聴率は5.3%で巨人戦の今年最低記録だったらしいです。そりゃTVの電源入れた途端に9対0じゃ巨人ファンは見る気なくしますね…。
正直巨人は適度に強いほうがなんとなく野球は盛り上がる気がします。

「EXTON SACDサンプラー」

2005年07月27日 22時08分14秒 | 音楽ソフト


(曲目はこちら

SACDプレイヤーを所有していないにもかかわらず、またもやSACDソフトを買ってしまいました(もちろんハイブリッド)。EXTONの録音は音場感が豊かに収録されていて、かつ透明感や解像度も程よくあり結構好みです。このソフトもそんな特徴がよく表現されていると思います。マルチチャンネルで聴いてみたくなりました。

ちなみに私はSACDの2チャンネルにはあまり興味が湧かないのですが、マルチチャンネルには興味津々です。オーディオベーシック誌の記事にもあったのですが、SA-11S1(やDCD-SA1)の気合でもって作ったマルチチャンネル機が欲しいものです。

お気に入り度:★★★★

「スターウォーズ EP3」観ました

2005年07月21日 01時41分18秒 | 映画

(くわしくはここ

スターウォーズシリーズは、発表の間が開きすぎて、観るたびに前作の内容を忘れているため、私なんかはいつも半分はちんぷんかんぷん。映画を真面目に楽しみたい方はちょっとおさらいで過去の作品を観ておくのが良いかと思われます。
とはいっても私本人は不真面目であるが故におさらいもせず、最悪の状態でこのエピソード3を観ることになりました。

それでも面白かったー。細かいことを指摘すれば突っ込みどころ満載だったりもするのです。
が、重要であるEP3とEP4の繋がり感というかパズルの隙間の埋め方は非常に自然でかつスリルもあるし、とにかく大画面・大音量の環境にて、美しくダイナミックな目くるめくシーンの連続に身も心も委ねる快感が半端ではない…。個人的にはシリーズ最高傑作と思います。

観終わったあと隣のグループで「私、寝ちゃったー」なんて声がしたことに、私は心の底から驚きました。人間いろいろいるのですね。一体どのシーンで眠れたのでしょうねぇ?

お気に入り度:★★★★★





「姑獲鳥の夏」観ました

2005年07月21日 00時56分22秒 | 映画
私が中高校生だった頃は2本立て映画というのが結構ありました。大抵の場合片方がメインでもう片方が引き立て役といった構成です。どっちを先に観るか選択できる場合は面白そうな映画を後回しにしちゃったりして(私は美味しいものは最後に食べるタイプなのです)。

今回は立川にて多分人生で初めて”2本立て”ではない”映画館のハシゴ”をしました。それがこの「姑獲鳥の夏」と「スターウォーズ EP3」です。


(くわしくはこちら

京極夏彦の原作を初めて読んだときは驚きました。深く緻密に練られた構成と登場人物の魅力、そして文章の巧さ。長所を挙げればきりがないのですが、とにかく彼の天才に魅了されて出版される作品はほとんど読みました。「姑獲鳥の夏」は彼の作品のメインであるシリーズ(妖怪シリーズ?)の最初の作品です。

さて小説を映画化する場合、必ずといっていいほど細部を省略する必要があります。映画の時間なんて2時間から3時間と大体は決まっているので、原作が厚ければ厚いほど省略する要素は多くなるわけです。この作品はシリーズの中では一番短いものの、普通の文庫本2冊程度のボリュームはあります。内容からして映画化はきついんじゃないかとずっと思っていたのでその辺の処理がどうなっているのかが興味深かったです。

結論から言えば、心配していたよりもずっとうまくまとめられていたと思います。主要4人のキャスティングも結構はまっていたし、小説にかなり近い人間像が描けているところが良かったです。牧朗が殺された動機の描き方について若干弱い気がしましたがこれは許容範囲かな。
惜しむらくは、作り物だと明らかに分かってしまう安っぽい特撮があったのとなんとなく昔のTVドラマを観てるような若干古臭い演出かなぁ。

ともあれ次回作(「魍魎の匣」か「絡新婦の理」を希望)が出来たらまた観ようと思うくらいの出来ではありました。

お気に入り度:★★★

靖国神社のみたままつり

2005年07月17日 07時03分50秒 | その他
市ヶ谷でパク森のカレー(安くて美味しい)を食べたあと、ついでに今話題沸騰の靖国神社にて行われている”みたままつり”を訪ねてみることにしました。靖国神社は初参拝です。
老若男女結構な人出でした。普通の神社と少し違うのは僅かながら、”天皇”とか”慰霊”とか”軍”とかの単語が見られること。何故か軍服を着ている若者がいたりして(TVの取材もあった)。やはり特殊な性格の神社ですね。

私を含めてここを訪れている殆どの客が恐らくそんなことはお構いなしに盆踊りやお好み焼きや輪投げや見世物小屋(懐かしい!)を楽しんでいたのでしょう。そんな人々の楽しげな表情を見るにつけ、私は現在そして未来の平和と国際協力こそ重要だろうにと感じていました。

TW26K2F導入(おまけ)

2005年07月12日 00時07分41秒 | 使用機器
前回の続きです。TW26K2Fにはメインスピーカーの端子から0.68μFと1オームを介して接続しているのですが、コンデンサについて長い間、右SP側がDymamicapの文字の”D”からの接続、左SP側が”p”からの接続としていたのです。

Dynamicapについては横浜ベイサイドショップのHPに”リード線の短い側、または、ラベルの左側が入側もしくは、プラス側となります。もしも、反対に取付けた場合は、高域がよりソフトになります”なんて記述もありましたから両者を正規の接続にし直してみたんです。

すると驚くべきことに透明感や定位が軒並み向上。不思議なものですね(それとも気のせい?)。

ちなみにメーカーのHPはこちらです。


「ラ・トラヴィアータ~椿姫~/吉田直矢・APO」

2005年07月11日 23時51分48秒 | オーディオ
CDショップの再生機(例のチェンジャーのやつ)の再生音はお世辞にも良いとは言えないのですが、録音の質に関してはかなり高い確率で判断できるものです。
今日訪れたショップに設置してあったジャズ、クラシック部門のチェンジャー8台位をハシゴして、最も良質、かつ面白い録音だったのがこのCDです。


(詳細はこちら

正確にはSACDハイブリッド(DSD録音)ですね。ピアノ・バイオリン・パーカッションの3人トリオでヴェルディの椿姫を演奏しています。音場が深く広く、バイオリンは艶やかながら煩くなく、パーカッションの音も実在感があり面白い。例えば鈴やカスタネットの音像はビシッと小さくしかも強い実在感をもって定位します。

我が家では低域における打楽器のトランジェントや伸びにおいてこのディスクの良さを出し切れていない気がします。そのような意味でもオーディオチェックとしても使える1枚と思います。

お気に入り度:★★★★