Xenos Audio

オーディオと音楽について

日本シリーズ第4戦

2005年10月26日 19時26分47秒 | その他
ええ、私は阪神ファン。多分30年くらいは経過している筈ですから生粋なんです。けれど今年の日本シリーズの一方的な展開には悔しい気持ちすら浮かんできません。
優勝なんて諦めたけど、でも1度くらいは勝って欲しい。粗暴な行為を繰り返す関西の阪神ファンは大嫌いだけれど、満員の甲子園の客に一度くらいは夢を見せてあげたら?と切に思います。
ただ今、4回表2対0。このまま終わるのだろうか。

東京は研究所が多い

2005年10月25日 00時33分38秒 | その他
田舎モノの私にとって、東京というのは何やら怪しげな企業や研究所やらが氾濫している街でもあります。
今回は研究所ネタ。
私の通勤路にこんな看板がありました。ビルでもなんでもない、ごく普通の洋風の家にこう書いてあるのです。

「立体裁断研究所」

皆さん何だかわかりますか?私はつい気になってググッてしまいました。
で、答えはこちら。一発でわかった貴方は立派な服飾マニアです。

もうひとつ。
先日飯田橋駅付近を散歩中にこんな看板を見つけました。


皆さん、ここが何をしているところかわかりますか?私は未来の人類が編み出した新しい陸上競技についてあれこれ想像しながら、またもや気になってググッてしまいました。
で、答えはこちら。結構真面目な研究所だったのですね。夢破れたり…

世の中いろいろ研究されている方がいらっしゃるようで。
インターネットの情報量にも驚かされてしまいました。

eAR Master One 出荷開始?

2005年10月24日 23時39分41秒 | オーディオ
Acoustic RealityのeAR Master Oneが遂に月末に出荷開始するようです。私が注文したのは随分早いタイミングでしたから、彼らがもし私のメールを覚えていれば1週間以内にはこちらに連絡が届きそうです。

仕様が確定してきたようなので興味のある方はこちらをご覧下さい。

PCから本体にプログラムを流し込めばPCを接続しない状態でも動くということなのでこれはTACTAUDIOのRCSに近い製品とも思います。しかし、デジタルルームコレクションとデジタル4WAYチャンデバと8chDACと2chADCを持っているらしいので、機能的にはRCSを遥かに上回っているし、もし本当に音質が良いならば恐るべきコストパフォーマンスということになりますね。

それにしても、この1文。

The sound performance of eAR Master One has been A/B tested with a complete Accuphase system to approx. US$80000. The sound of eAR Master One connected to a PC was better. Then we think the eAR Master One is "good enough".

アキュの8万ドルコンプリートシステムに勝ちましたなんてのはどうも信じ難いです。

PCオーディオについて(4)

2005年10月22日 22時01分19秒 | オーディオ
マザーボードには前回書いたように複数のフォームファクタに対応したものがあります。それに加えて装着できるCPUも決まっています。

CPUの処理速度が高いとマザーボードの性能ももちろん上げることができます。マザーボード内のチップセットという回路群は例えばインテルの場合、945とか915とか855とかの名前がついています。数字の大きいほうが処理能力が高いと言ってよいです。例えばPentiumM対応チップセットでは915が最上ですが、PentiumD対応チップセットでは955を使用することができます。

ケースの大きさとCPUを決定した時点でマザーボードの選択も限られてきます。むしろ使いたいマザーボードを先に決めるというやり方もよくあるのでしょうね。

マザーボードは入出力を持っており、これのみで音声と映像を司ることが可能です。USBやiLINKもマザーボードからの接続です。
マザーボードにはPCIというスロットがついており、PCIカードを挿入することで例えばより高度な音声や映像の入出力が可能になります。例えばマザーボードにDVI出力がついていなくてもDVI出力付きのグラフィックカードを追加さえすれば良いのです。そしてこのような拡張性はPCの大きな強みです。

Acoustic Realityは自社PCの映像を”state of the art”とか”best picture quality”と表現していますが、実際のところはPentiumMで使用できる最上のチップセットである915GMを使用しているだけのことでしょう。
そして恐らくは筐体の大きさからしてマザーボード内蔵の映像回路をそのまま使うようです。

音は別として映像だけを考えるのならば高速CPUとそれをフルに生かすマザーボード、それから強力なグラフィックカードを使用するのが一番の近道でしょう。PCI Expressに2枚のグラフィックカードを差しこんでより高度な映像を目指すSLIという手法もあるようですしね。

となるとAcousticRealityの”eYe Media Center + eAR Master One”の組み合わせというのは「音には力を入れているが画はほどほど」というクオリティーであることが容易に想像できます。ただこれにしても”PCの平均クオリティーの中で”という注釈が必要なのでしょう。

(続く)

科学未来館に行ってきました

2005年10月21日 03時27分43秒 | その他
もう数年会ってない大学時代の後輩が先日久々に葉書をよこしてくれました。その中に「お台場の未来館のプラネタリウムが観たい」との一文があったので田舎に住む彼に感謝(と自慢)の意味も兼ねて観に行くことに。科学未来館は有名な船の博物館の近くにありました。詳細は略しますがナノテク、環境、宇宙などについての最新技術が並ぶ大人向けの科学博物館でした。
画像はLEDで作られた巨大な地球儀で時間によって様々な情報を表示しており非常に美しかったです。

肝心のプラネタリウム。CM(確かネスカフェ)にも採用される程の画期的な情報量を持ったものらしいのですが、演出が地味過ぎて少し眠くなってしまいました。どこかの山奥に寝そべって実際夜空を眺めているイメージといったら良いのでしょうか。

私のような素人には池袋サンシャインビルのプラネタリウムの方が楽しかったです。

科学未来館自体はオススメですよ。



PCオーディオについて(3)

2005年10月19日 19時49分34秒 | オーディオ
ケースおよびマザーボードにはフォームファクタいう規格があります。フォームファクタは簡単に言うとマザーボードの大きさを決めるものです。当り前ですが、小さなケースには大きなマザーボードは入りません。ただ、大きなケースでは小さなマザーボードをフォローできていたりもします。
フォームファクタにはATX、miniATX、microATXなどの規格があり、これに加えてBTXという効率的な冷却構造を持ったものも最近発表されました(BTXについては現時点では対応製品が少ないです)。
同じ性能であるならば軽量、コンパクトの方が良いに決まっています。ところがそうはいかないのです。その大きな理由のひとつにCPUが挙げられます。

CPUには大きく分けて2種類あると言って良いと思います。
A:処理速度が速く、発熱・消費電力も大きいもの
B:処理速度が落ちるが、発熱・消費電力が小さいもの

AグループはPentium4やそれを二重にしたPentiumDが挙げられます。BグループはPentiumMが代表的です。
(CPUにはintel社のほかにAMD社もありますがここではややこしくなるので割愛します。CPUによって異なるマザーボードの規格は”プラットフォーム”というようです。)

AグループのCPUの発熱量は膨大で、冷却しないことには性能が出ないどころか火を吹くまでに熱くなってしまいます。よってAグループには周到な冷却構造が必要となります。ヒートシンクやファンも大型のものが必要となり空気の流れも考慮せねばなりません。当然ケースも小さくするわけにはいきません。つまりコンパクトPCでは使用不可ということになります。

対してBグループはもともとノートPC等の用途に使われるものなので冷却システム次第では完全ファンレスも可能です。ちなみに前述のBTXは高発熱量タイプを効率的に冷やすことが主目的なので発熱量の少ないCPUには当然あまり意味がありません。

オーディオ的な観点、つまりトランスポートとして使用するのであればファンノイズや消費電力のからみでBグループ系のCPUを選択した方が良いという意見が多いようです。

AcousticRealityが自社PCをeARアンプの筐体で発表すると決めた以上、PentiumM系を搭載するのは至極当然のことです。
(続く)

PCオーディオについて(2)

2005年10月18日 08時04分44秒 | オーディオ
”音楽CDをPC内に取り込む(リッピングという)ことで、データ損失の少ない再生が可能となる”という製品は市場に既に存在しています。

私の知る限りでは、この3つです。何れもトランスポートとしての扱いであり、再生機として考えるのならば別途DACが必要になります。

DPAT-01
Project-1
PCM-S1

これらの製品は当然開発者の方がオーディオ的にこだわり抜いて吟味したものですが、基本的には自作PCであり、普通のパソコンとほぼ同様の機能を持っています。
例えばケースだけとってみるとDPATはarisetec社のHT200でありproject-1はhush社のmini-ITX。これらの製品は個人輸入しなくても日本で普通に購入できますから、外見だけソックリさんを作るくらいは簡単に出来るわけです。※ちなみにPCM-S1はDENON製

さて、自作PCの基本構成は以下のようになります。
・ケース
・マザーボード(CPU含む)
・ハードディスク
・光学式ドライブ
・電源
・インターフェース機器(ディスプレイ、キーボード、マウス等)
・ソフト(OS)

この中で規格の合うものを組み上げれば、パソコンというものはまぁ普通に動くらしいです。ハンダ付けも測定も必要なさそうですから実用となる最低レベルの製品を作るなら自作アンプやスピーカーよりもずっと簡単と言えるでしょう。
自作PCに面白さがあるとすればそれはパーツ選びそのものにあるようです。
(続く)

PCオーディオについて(1)

2005年10月17日 00時42分41秒 | オーディオ
一体何が起こったのか信じられませんが、gooブログのアクセスカウンタが次なる数字を伝えてくれました。

10/09~10/15の合計
閲覧数:1676pv
アクセスIP数:679ip

凄い。内容に比較すると申し訳ない程の数字。個人的には一日あたり50位がちょうど良いと思っているのですが…。とにかく感謝致します。

さて、話は変わりますがタイトルについてです。
ACOUSTIC REALITY社は3ヶ月程前にアナログプリアンプをディスコンにしました。代わって発表されたのはPCとの接続を前提にしたDACプリというか外付けサウンドカードのeAR Master Oneです。PCからのデジタルOUTをiLINKやUSB2.0でこいつにつなげば、トータルの音質は旧来のCDP→アナログプリを上回るとの判断だそうです。


つい数日前に、このようなUSB受けのDAC付きプリメインアンプまで発表されました。

ただこのアプローチについてはどうなんだろう?音質的なアドバンテージについてはにわかに信じがたい話です。SACDなんて思いっきり無視しているし。

ただ、eAR501が素晴らしいのでやはりデザイン的にこれのペアとなるプリが欲しいという気持ちがむくむくと湧いてきて、いわばギャンブルのつもりでMaster Oneを注文しちゃったわけです(10月終わりに出荷らしい)。

となると当然、PCによるオーディオ再生の可能性というものについて調べたくなりました。同社の発表するeYeMediaCenterという小型PCについても客観的に検証してみようと思い立ち、この2週間というもの自作PCについて真剣に調べてみました。

この分野に関してはサル同然でしたから、いろんなことが分かって楽しかったです。今後ちょっとだけ(計10回くらい?)連載してみたいと思います。
パソコンの自作というのは趣味として一つのジャンルとなっているらしいです。よってこのBlogを読んでいる方で詳しい方はきっといる筈。遠慮なく間違いを指摘してくださいね。
(続く)

廻らない寿司を食べてきました

2005年10月15日 16時32分46秒 | その他
例えば明日の朝人生が終わるとして、人生最後の夕食に何が食べたいかと尋ねられたら、私は迷わず“寿司”と答えます。寿司が好きといっても不味い寿司は食えねぇ、というわけではなく、京樽も回転寿司も本格的寿司もそして家族団欒の手巻き寿司も、とにかく寿司なら全部好きというタイプです。

そんな私が先日、ある大切な方に連れて行ってもらった、亀有にある小さな寿司屋。ここがまた衝撃的なまでに美味しかった。30年以上、というか40年近く生きてきて、人生で最高に美味しい寿司にめぐり合えたなんて幸せです。ほんとに。


記念に超でかい海老の写真を撮ってきました(写真が下手で大きさが伝わらないのが残念)。

ネタはどれも外れがない一級品ですが特にアナゴが最高です。値段も安い。店の宣伝は不可というのがまことに残念です。「すし○(←丸の中は漢字一文字ね)」とだけ書かせて下さい。
マスターがどうか長生きしてくれますように。

ハイエンドオーディオショー(2)

2005年10月13日 19時41分27秒 | オーディオ

中村製作所はアイソレーショントランスのデモを行っていました。以前PS AUDIOのデモを聴いてちっとも違いが分からなかった私ですがこれはすぐに分かりました。音色がまろやかにかつ音場が深くなります。値段も同類の製品に比べると安いですし、有効なアクセサリーと感じます。


キャストロンは金属製のキャビネットを使用していて注目しています。今回はETON等の優秀なユニットを採用しているスペシャルバージョンを展示していました。残念ながら音は聴けませんでした。


TL0は随分とデザインが良くなりました。ウィーンアコースティックのトールボーイは音色がふくよかで好感が持てます。


これも聴けなかったのが残念なスピーカーです。フィルジョーンズのスピーカーは年々凄みが薄れていっている気がしますが、これは何だか期待が持てそうです。


陶器が悪いわけではなく、ただ私が小口径フルレンジの音が苦手なだけかもしれません。特有の高域の癖が気になります。似たようなフルレンジ一発のSPはこのショーで他にも見られました。


アバロンの真似と思いきや、なかなか本格的な音を聞かせたPSDのスピーカー。正攻法で組み上げて行った結果でしょうね。価格が36万円というのはもしかしたら良心的かもしれません。