Xenos Audio

オーディオと音楽について

ROTEL RDD-06試聴

2012年12月20日 02時51分27秒 | オーディオ
XRT-18を購入させて頂いたお店から、ROTEL社の2つの機種をお借りしました。

オーディオ機器をショップから借りるというとき、ただ聴きたいだけのひやかしはマナー違反と私は思います。
よって、この2機種を借りたのは決してひやかしではありません。

お借りした機種の1つはUSB-DACのRDD-06、もう一つはパワーアンプのRB-1582です。
今回はRDD-06について書きたいと思います。

USB-DACを借りたのは、PCからの再生が現状、CDプレイヤーによる再生に対してどの程度のアドバンテージがあるのか
、また最新の廉価版DACがどのくらいの実力を持つのか、自分のシステムで確かめたかったのです。
そして結果が良ければ購入することも検討しようと考えていました。

以前に何度か記事にしていますが、私がPCによる音楽再生を試みたのは随分前になります。2005年の秋のことでした。
ACOUSTIC REALITYのDACプリである、eAR Master Oneを使用したシステムです。

 A. PC(foobar2000)⇒ firewire   ⇒eAR Master One
 B. CD31      ⇒ SPDIF(TOS) ⇒eAR Master One
 C. CD31      ⇒ ANALOG    ⇒eAR Master One

音質における優劣は簡単につきました。C⇒B⇒Aの順です。CD31からアナログで出力される音が私にとって1番魅力的でした。
PCによる音楽再生に期待した私は、その固く、密度の薄い音に失望してしまいました。




さて、RDD-06はその認識をどこまで変えてくれるのでしょうか。

 A. PC(PlayPcWin※WASAPI)⇒ USB   ⇒ RDD-06
 B. CD31      ⇒ SPDIF(COAXIAL) ⇒RDD-06
 C. CD31      ⇒ ANALOG    

今回はこの3通りの比較をしました。
一言で表現すると、”優劣つけ難い”という結果になりました。私はCD31の音色の品位感と見通しの良い音場に惹かれて
購入を決意したのですが、AもBも全くひけをとりませんでした。RDD-06からはある程度の価格の機器が持つ音場の広さと品位の
高さが感じられる音が再生され、時代の進歩を感じました。

かといって、CD31がPC再生に敗北するかというと、そこまでの音質的アドバンテージを感じることもありませんでした。
あくまで”同レベル”と感じました。

ただ、これは凄いことです。CD31はRDD-06の5倍近い価格なのですから。恐らくRDD-06は廉価版CDPやDVDPを使っている人には
CPの高い買い物になると思います。
PC再生に関しては7年前に感じた失望を全く感じませんでした。CPと利便性ということを考えると、
これからはやはりPC再生の時代ということを実感することができました。










BELDEN 9497(497mk2)

2012年12月18日 09時05分40秒 | オーディオ
お久しぶりです。最近私は正に“師走”な過ごし方をしており、更新が滞ってしまいました。申し訳ありません。これから溜まったネタを少しずつ放出していきたいと思います。

前メインスピーカーであるARTEMIS EOSはXRT18が到着した夏以来、倉庫で眠っていました。売るのを躊躇していたのは、メインスピーカーの交換が失敗に終わるのを恐れた為とオリジナルの状態に戻す手間隙がなかった為です。

で、最近になってEOSを手放すことを決意しました。このスピーカーに気持ちよく鳴れる環境や機器を提供できなくて申し訳なく思っています。

EOSは年明けにオークションに出そうと思っています。売値はスタンド込みで定価の約5分の1を考えています。興味ある方は御一報頂きたいです。

で、先日EOSの内部配線補完用にBELDEN 9497を購入してみました。誰でも見たことがある橙と黒のツイストケーブルです。スピーカーの内部配線としての取り回しの良さを考慮した選択です。

ただこのケーブル、これまで音を聴いたことはありませんでした。

私はもともとケーブルには投資しないタイプなので9497に価格的な妥協はしていないつもりですが、やはり音を聴いておかねばと思い、安いのもあって5mを購入し、半分に切ってXRT18に繋げてみることにしました。

正直あまり期待してはいませんでした。変な音さえしなければ、普通の音さえしてくれれば、と考えていました。

しかし、聴いてみて驚きました。それまで使用していたケーブルより音場感や立体感、実在感が向上してしまったのです。
私自身にケーブル経験値はあまりないのですが、それでもこれまで様々な構造や素材を試してきました。その上でBELDEN9497が非凡であるということだけはよくわかりました。
少なくとも私のシステムにおいては、現有の7万円台の国産ケーブルよりも良い結果が出たのです。

EOSの内部配線用のはずだったBELDEN 9497はメインシステム用に変わってしまいました。今度こそ内部配線用に追加で購入したいと思います。