Xenos Audio

オーディオと音楽について

今年初のCD

2007年01月31日 01時37分50秒 | オーディオ
1月あたり2~3枚というのがここ1,2年のCD購入ペースです。これ以上は増やせそうもありません。故に少数精鋭かというとそんなものでもなく…
今年初めて購入の2枚はこれです。



「NOT TOO LATE/ノラジョーンズ」
デビュー作は何故かオーディオシステムのデモに多用されました。この3作目は録音についてはデビュー作とほとんど同じと言ってよいと思います。ただ、この人のCDって私にはなんだか甘く薄いヴェールがかかったように聴こえて、音が良いとは思えないんですね。雰囲気は素晴らしいですが。



「古代ギリシャの音楽/パニアグワ」
長岡鉄男氏推薦の優秀録音盤で、つい最近xrcd化されました(stereo誌2月号参照)。xrcdにより高音質化したとのこと。基本的には透明で鮮烈な音質ですが、やはりアナログに比べると鮮烈さの面で見劣りするかもしれません。内容的にも同じパニアグワの「古楽狂想~ラ・フォリア」や「タランチュール=タランテラ」の方が楽しめますし。これらの盤もxrcd化されるみたいで楽しみです。

CS3.7

2007年01月23日 22時44分42秒 | オーディオ
9900ドルみたいですね。でもアクシスは180万円あたりで売るんでしょう。802Dと同価格にしてぶつけると面白そうなんですけど…。欲しいですけど買えません。残念!
あと最近気になるのはSignature Diamondです。材料費なら803D未満に見えますがどうせこれも…。最近のオーディオインフレって狂ってないですか?負け犬の遠吠えでしょうか。


久々の温泉旅行

2007年01月21日 22時05分46秒 | オーディオ
年末年始以外では久々に連休が取れたので鬼怒川の旅館に泊まってきました。


露天風呂つきの個室は人生初で、それが嬉しくて4回も入浴してしまいました。かなりリラックスできました。


料理は京会席です。この画像は朝御飯。


ラウンジにはB&Oのシステムが置いてあり古めのジャズが鳴っていました。

KRELL LAT-2

2007年01月16日 00時19分07秒 | オーディオ
KRELL LAT-2を初めて聴くことができました。私はこのスピーカーのルックスは素晴らしいと思います。洗練されていて品のあるデザインは実際目の当たりにすると凄みを感じるほどでした。
1時間程度じっくり聴いてきたのですが、インプレはこんな感じです。
・中高域は明るすぎて陰影はまるでない。ただし素晴らしい解像度。特にボーカル帯域の力感は半端ではない。
・重低音の支えはほとんどない。中高域の解像度が優れているが故に重低音の突然のレベルダウンと解像度の低下(中低音のふくらみにも起因する)が気になる。
・音場型よりも音像型。ホール感というよりも実在感が得意。これも低域のせいかも。

妻のコメントなんですが
「ボーカルが明るく目立ちすぎてバックの演奏とのバランスが悪い。」
「低音の迫力に乏しくてオーケストラの迫力が出ない。」等々。

私は、中高域のクオリティー感に打ちのめされて”良質のサブウーハー付けたいな”とか”ちょっとだけ改造してみたいな”なんて夢想してしまったのですが、妻の方は”現用のものと交換する価値がない”と厳しかったです。

確かに低域の伸びや質感はXENONの圧勝です。それに音場の奥行きや帯域バランスもXENONの方が上。ただ中高域のクオリティーやトランジェント、品位感はLAT-2の方が遥かに上です。これはお話にならないくらいでした。

私は十分に購入する価値があると判断したのですが、どうなるでしょうねぇ。

次期スピーカー構想(その4)

2007年01月13日 00時27分04秒 | オーディオ
2chオーディオがホームシアターと融合し、さらにマルチチャンネルという再生形態を持つようになるとスピーカーに対して求められるスペックも変わってくることになります。
メーカーや雑誌、ネットでさえもあまり触れられないのはとても不思議ですが、その最たるものは「極性」です。
フロントSPから正相の音、リアSPから逆相の音が発せられた場合、同一の信号はキャンセルを起こし、特に低域については大きなディップを作ります。
問題はメーカーがスピーカーにおける各ユニットの極性を一切発表していないことです。
私達ユーザーが知ることができるとすればメーカーに直接尋ねるしか手はありません。リアスピーカーの候補選びのためにメーカーに電話する(しかも即答は期待できない)のは馬鹿げています。
これについては貴重なデータをかのstereophileから拾うことができます。
WILSONAUDIOのSYSTEM6は中域が逆相ですしKRELLのLAT-1に関しては低域が逆相です(LAT2はLAT1のリアとしては不適なはず)。ちなみに私のメインスピーカーも低域が逆相です。
このようなマルチウェイSPをフロントに据えてしまうと、うまくマッチするリアSPを見つけるのは至難の業です。それこそマッチするのがメインと同一SPだけなんていう悲しい話になってしまいます。
そう考えるとユニットの極性は全て正相で揃えてあるべきといえるでしょう。
stereophileに掲載されているステップレスポンスはそれがわかるだけでも結構面白いものがあります。
もう一度書きますがメーカーは各ユニットの極性を明示すべきです。逆相の帯域があるのならば、さらにクロスオーバーも公表するべきだと私は考えています。まぁあくまでもステレオにこだわるのであればあまり関係ない話なのですけれどど。


次期スピーカー構想(その3)

2007年01月12日 01時12分45秒 | オーディオ
今回はユニット構成の話です。レンジと解像度と指向性を求めるのであればダイレクトラジエータ使用の3ウェイ以上は必須と思います。ユニット数が増えることによる弊害(クロスオーバーの複雑さやキャビネットの剛性)は技術や物量によって解決されるべき問題でしょう。そうなると必然的に中型以上のサイズを選択することになります。
よく小型SPについて、”キャビネットが小さいが故に剛性が高く点音源に近いため、音場の再現性が高い”という意見があります。しかし小型SPの音場は、30Hz付近の音圧が十全に再生された場合と比べるとリアリティーに欠けるのは否めないと思います。
その意味では小型SP+サブウーハーには大きな可能性があるとは思います。ただ、サブウーハーの出す低音とスピーカーシステムのウーハーの出す低音はエレクトロニクスやキャビネット容量の差異のためもちろん違いますし、そもそも中低域の受け持ち方が異なるので当然同じ音にはなりません。
定在波の影響を小さくするには100Hz以下の周波数をサブウーハー一本に任せるのが賢いと思いますが、もし部屋に問題がないのであれば良質な中大型スピーカーにするのがトータルとして最善と思われます。





次期スピーカー構想(その2)

2007年01月11日 00時33分25秒 | オーディオ
今回はデザインについて。オリジナルノーチラスやパラゴンに代表されるような所謂「機能美」は置いておいて、純粋な美的センスとしての重要度があるのかどうかですが、これは私にとっては皆無に近いです。ただ塗装なしの合板だけはNGなくらい。まぁ、素人が簡単に真似できるようなレベルなものはできるだけ避けたいという気持ちもあります。

そこで先日妻にこんな質問をしました。この三機種でどれが許されるかと。
(どれかを購入する予定ということではありません。あしからず。)
A.PSDのT2

B.THIELのCS3.7

C.PMCのBB5


私の予想はBACだったのですが妻はなんとCBAでした。Cについては「奥行き80cmあるよ」と伝えた途端却下でしたけど…。
あとWilsonのSystem系はメカニカルすぎ。B&WとKEFは丁髷が許せないと言ってました。一番良いのは現用スピーカーとあとはAvalonだそうです。明るめのウッドが好きなのかな?わからないものですね。

要はリビングオーディオである以上、お互いのセンスの許容範囲を超えてはいけないと思うのです。以来候補のスピーカーの画像を見せては「どう?」と伺いを立てる毎日を過ごしています。そんないい加減でいいのだろうか。

さて次回は少し技術的な好みについての話を…

次期スピーカー構想(その1)

2007年01月07日 13時09分16秒 | オーディオ
2007年1月現在、購入資金を捻出して下さる方の許可が下りておらず、あくまで”案”にとどまっているのですが、メインSPの変更を真剣に考えています。というか自分としてはほぼ決めました
で、その選出に関しての数々の葛藤についてこれから述べていきたいと思います。

-耐用性・信頼性
-デザイン
-設計1(ユニット構成)
-設計2(ネットワーク)
-設計3(キャビネット)
-設計4(その他)
-諸特性と嗜好
-自作と市販
-中古と新品

1.耐用性・信頼性
まず、SPは固定してしまって買い替えはしたくないという気持ちがあり、具体的には”20年以上使えるもの”というのが条件です。いくら音が良くても脆弱さがあっては購入したくありません。特にダイアフラムの弱さは認めたくない部分なのでコンデンサ型やリボン型、ジャーマンフィジックスなんかの超薄型金属なんかはちょっと受付けません(コンデンサ型には電子回路の複雑さもありますし)。また、アンプとスピーカーの一体型は寿命がアンプ側に縮められる可能性があります。
一般的なダイナミックスピーカーについても長年使えばエッジも脆くなるしネットワークのパーツも初期の性能を維持できないかもしれません。まぁそれは当然といえば当然ですが、家と同じように初期性能が維持できないものはリフォームして使いたいということです。従ってネットワークやユニット等のパーツ交換がしやすいというのも条件に入ります。極端に言えば器(キャビネット)さえ使い易くて魅力的であればと考えています。
そのような意味では、ユニットを自社製作しているような偉大なメーカーの製品はユニットに特化している設計であるために逆に採用しにくいかもしれません。
モデルチェンジの多いメーカーも気になりますね。私はB&Wの上級機の音はNautilusシリーズの時から何の不満もないくらい好きですが、購入しても10年使わないと思います。最新型へ乗り換えるでしょうから。
evergreen的な魅力を持つものを使いたいですね。


2006年購入ベストディスク

2007年01月06日 01時06分04秒 | オーディオ
2006年はここ20年で最も購入ディスクの少ない年でした。まだ大学生の頃の方が買っていたっけなぁ。なので恐ろしいほど狭い範囲(とても枚数は言えない)で恐縮なんですが、ベストディスクを選定するとすれば、



藤田恵美のサードアルバム、「カモミール・クラシックス」ですかね。セカンドアルバムにおけるCCCDの悪夢から解放されて良かったです。いやぁ、この人の声ってほんとに癒されます。
音質もナチュラルだけれど上手な薄化粧の具合の良さというべきか…。オーディオマニアにも十分オススメです。

明けましておめでとうございます

2007年01月03日 08時56分31秒 | オーディオ
昨年は正に激動の1年でした。今年こそはのんびり…といきたいところですが、やはりまた激動の年になりそうです。オーディオに関連しては”リスニングルームの変更”という1大イベントが待っています。恐らく悪い方向にはいかないでしょうから、これにはかなりの期待を寄せています。
目標的なものを言えば、オフ会の参加や開催もしたいですねぇ。あと一番大きなものはこのブログかも。昨年は書きたいネタが沢山あっても忙しさで億劫になってしまうことが多かったです。日記を書くということ自体が、人間の成長に寄与する1手段として有効だと考えているので、それなりに力を入れたいと決意しています。
皆様どうか今後ともよろしくお願い致します。