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オーディオと音楽について

スピーカー支持を変えてみる

2005年02月07日 22時23分02秒 | オーディオ
アンプやCDに対するインシュレータの効果というものは、私にとっては非常に小さいもので、気のせいなのかどうか判断に迷うことが多かったりもします。ただ、スピーカーに対してはインシュレータはよく効きます。直接振動する部分ですから当たり前といえば当たり前ですね。

スピーカー(および床)が余程屈強で高さも稼げていない限りはスピーカーの足元用のアクセサリは必需品と言い切ってしまっても良いと思います。

しかし、eAR501が到着して以来、私はスピーカー用のアンダーボードを引っこ抜いてしまい、それをeAR501の下にあてがっていたのでした。スピーカーに対しては付属のスパイクとスパイク皿を使っているだけ。それはただ単に、eAR501の見栄えが目的でした。

それをオーソドックスな形に戻すことにしました。アンダーボードをXENONの下に戻してやり、eAR501には何も敷かないという形です。



それと同時に付属のスパイク皿があまりにもショボイので、それを全て山本音響工芸の黒檀製のものに交換してやろうと思いましたが、なんと手持ちが1つ足りない。どうやらなくしてしまったようです。

で、しょうがないので前を黒檀、後ろを付属という変則4点支持にしました。自然と緩い仰角がつきます。

さて、それぞれのスピーカーには設計上の理由で”セッティング感度”というものがある気がします。
・室内音響からの影響への感度
・左右(もしくは後方)の距離への感度
・インシュレーターの材質/位置への感度etc.

私のXENONはインシュレータに対する感度についてはあまり良い方とは言えません。これまで使用したスピーカーの中で最も感度が悪いと言えます。3点支持にしようが4点支持にしようが木だろうが鉄だろうが、「んっ?何かした?」という感じなのです。

ただし、リスナーに対する角度に対しては非常に敏感です。左右スピーカーの対称性がほんの数ミリ違っただけでボーカルの音像の位置が変わってしまいます。メーカーのWEBではTWの軸を耳より若干外側にという指定がありますが、いろいろやった末、私にもこれがベストでした。



恐らく指向性を絞り気味にしてあるからなのでしょうね。壁が近くてもあまり影響がなかったりするのですが、このように神経質な面も持っているのです。

従って仰角の有無というのは結構影響が大きく、僅かな仰角は私にとっては良好な結果となりました。リスナーの座高にも左右されるのでしょうけどね。

トータルの音質も力感が随分と向上して、”スピーカーのアンダーボードは大切”という至極当然の結論となりました。