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楽隊のうさぎ / 中沢 けい

2006-08-02 | Books
中沢けいの小説は大昔『海を感じる時』が
なにか賞をとったときに読んだような気がします。

『楽隊のうさぎ』は新潮文庫の夏の100冊に入っていたのを
見つけて購入しました。

中学の吹奏楽にはいった少年が主人公の成長する小説
というと簡単すぎるか。

吹奏楽をやったことがあるひとには
この感じわかる!というようです。

後半からの演奏会・大会にむけての練習風景などは
中沢さんも吹奏楽をやっていたのか
それとも、よほど取材を入念におこなったのか
臨場感がありますね。

吹奏楽部は文科系体育会といわれるように、なかなか熱い集団で
一度それを経験すると、抜け出せなくなりそうですね。

自分が入学した中学校は、吹奏楽部はあったようでしたが
ほんとに少ない人数で、やっていたようで
なんだかさえないなぁ、と入学したてのときに
思った覚えがあります。

しかし、ここに出てくる中学のような演奏を聞いたら
自分が勧誘されたとしても
しりごみしていたかもしれませんね。

でも楽器ができるのは、うらやましいですねぇ。
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