梅之芝居日記

歌舞伎俳優の修行をはじめてから15年がたちました。
日々の舞台の記録、お芝居ばなし等、お楽しみ下さい。

有り難うございました

2010年04月25日 | 芝居
本日、フジテレビのドキュメンタリー番組「ザ・ノンフィクション」におきまして、さよなら公演も大詰めとなった歌舞伎座のうらおもてが取り上げられましたが、私ども夫婦のことも、多分にご紹介下さいました。
分不相応、なんともおそれ多く、ただただ恐縮いたしております。お話を頂きましたとき、当初はご辞退申し上げようかと思ったのですが、歌舞伎を知ってもらう機会にもなるのだから、と引き受けることを勧めてくださった師匠をはじめ、取材にあたりましては本当に多くの方々のご理解をとお力添えを賜りました。この場をお借りしまして、あつく御礼を申し上げます。
これからも、夫婦ともども歌舞伎のために頑張ってまいりますので、何卒よろしくお願い申し上げます!

緊張しながら放送を見ましたが…。
素顔の自分、ゴチャゴチャした自宅、昔の写真、恥ずかしいものばっかり映ってしまいました。とくに舞台写真は、昔のものほど化粧がヘタクソですね。

ひとつだけ、お断りさせて頂きます。
番組中、私が立役から女形に籍を移した理由が「足の怪我」となっておりましたが、たしかに怪我をきっかけに立ち回りやトンボに自信がもてなくなりまして、そういうこともひとつの遠因ではございますが、怪我は平成12年、女形転向は平成19年ですから、やはり直接の理由とはならないと思います。私の説明の仕方が悪かったのだと思います。

番組終了後、早々にメッセージをお寄せ下さいました皆様に、改めて御礼申し上げます。