梅之芝居日記

歌舞伎俳優の修行をはじめてから15年がたちました。
日々の舞台の記録、お芝居ばなし等、お楽しみ下さい。

歌舞伎座初春稽古日誌・竹

2009年12月28日 | 芝居
<顔寄せ>と、すべての演目の<総ざらい>、あわせて楽屋作り。

今回初めて携わる演目は、新作である『春の寿』は当然としまして、あとは『松浦の太鼓』だけですので、事前の調べものやら打ち合わせ、教わりごとをすることがほとんどなかったので、5演目に関係しているとはいえ、さほどバタバタドキドキソワソワすることがないので助かっておりますが、それでも明日はいよいよ舞台稽古となりますので、気合いはグンと高まってまいりました。

南座『封印切』の仲居も正座でいる時間が長うございましたが、当月も『道成寺』があり『勧進帳』の後見があり…。11月の『忠臣蔵 四段目』の諸士も含め、ここのところ“辛抱系”のお役が続いているような…。

明日はその『道成寺』から<怒濤の>舞台稽古です。