韓国・プサンから渡り情報が入りました
昨夜の関釜フェリーでプサンに渡った御大から電話が入りました。本人の了解を得ていますから、今日の渡り情報をお知らせします。
10月29日 晴
観察地 韓国・釜山広域市影島区太宗台展望所
観察者 御大
観察時間 9:44-14:50
ハイタカ 241
オオタカ 2
ハイタカSP 2
ノスリ 5
ミサゴ 1
タカ以外の渡り記録は、、、、
ナベズル 143
ミヤマガラス 712
以下はタカ長の補足です。
何度か現地で観察したことのあるタカ長の独断で補足させていただきます。
電話による速報のため詳細な飛去方向は不明ですが渡りはすべて日本への渡りと考えて間違いありません。現地で観察していると直接対馬方向へ飛び出していくもの、もっと東に山口県あたりを目指していると思われるもの、また、西よりに飛んで巨済島(コジェド)あたりを経由しているらしい個体も観察できます。しかし、今日は電話連絡のため詳しい飛去方向は確認していません。
2005年春に撮影した画像です。崖の上に見えているのが展望所です。韓国でも有名な観光地です。日本の対馬が見える、と言うのがウリの観光地です。
この画面の右方向に飛ぶと対馬、右向こうに飛ぶと山口県方向、手前カメラ位置に飛んでくると巨済島方向になります。
展望所の上です。昔の画像を見るとこの母子像とプラットホームしかありませんでした。今はこのような建物が出来て、観察はこの建物と太宗山の斜面との間の狭い空間を渡るタカを数えることになります。
御大やタカ長のこれまでの観察経験から言えば10月下旬のこの時期は渡りの終息期のように感じていました。しかし、今日の結果だけで言えば終息期とは言えないでしょう。まだまだハイタカが渡っていると言えそうです。
この時期に釜山からハイタカなどが渡ることは韓国の関係者にもあまり知られていません。今朝韓国のキム・ソンヒョン研究員から電話がありましたが、彼に「御大は太宗台で渡り観察をしている」と言ってもピンと来ないようでした。
タカ長は2006年10月3日短時間で53羽のハイタカの渡りを記録しています。時期としては早いこの時期に53羽は小さな数字ではないと思っているのですが、何しろ観察データが少ないので秋の渡りがいつ頃から始まりいつまで続くのかと言った基本的なことも分かっていない状態です。
観察開始時間が遅いのは釜山について通関を済ませ、その足で観察地に駆けつけたからです。これまでの経験ではハイタカは夜明けと同時に渡り始めます。それも早い時間に多く飛ぶ傾向が見られます。タカ長の勝手な推測ですが、もし今日夜明けから観察していたらハイタカが500を超えていたかも分かりません。この観察時間での241と言う数字はそれだけインパクトがある数字なのです。
御大は別の用件で韓国に行っておられるので明日以降も観察できるかどうかは不明です。しかし、例え一日だけの観察だとしてもこの時期のこの数字は半端ではないので本人の了解を頂いてこのブログで紹介させて頂きました。
ナベズルやミヤマガラスの情報も紹介させて頂きました。現地に何度も行っている御大やタカ長などは当たり前のこととして見ているのですが、日本の野鳥関係者も案外このことをご存じないようです。韓国南部からは色々な鳥が日本に向けて渡っているのです。
韓国は日本から一番近い外国です。簡単に行ける近い国ですが、韓国の野鳥の状況はあまり知られていない、と言うようにタカ長は感じています。私たちは来春も韓国で渡り調査をする準備を進めていますが、私たちのささやかな活動を通して日本の鳥関係者の目が今まで以上に韓国に向けられるよう願っています。
明日以降も何か韓国情報が入りましたらこのブログで紹介させて頂きます。
昨夜の関釜フェリーでプサンに渡った御大から電話が入りました。本人の了解を得ていますから、今日の渡り情報をお知らせします。
10月29日 晴
観察地 韓国・釜山広域市影島区太宗台展望所
観察者 御大
観察時間 9:44-14:50
ハイタカ 241
オオタカ 2
ハイタカSP 2
ノスリ 5
ミサゴ 1
タカ以外の渡り記録は、、、、
ナベズル 143
ミヤマガラス 712
以下はタカ長の補足です。
何度か現地で観察したことのあるタカ長の独断で補足させていただきます。
電話による速報のため詳細な飛去方向は不明ですが渡りはすべて日本への渡りと考えて間違いありません。現地で観察していると直接対馬方向へ飛び出していくもの、もっと東に山口県あたりを目指していると思われるもの、また、西よりに飛んで巨済島(コジェド)あたりを経由しているらしい個体も観察できます。しかし、今日は電話連絡のため詳しい飛去方向は確認していません。
2005年春に撮影した画像です。崖の上に見えているのが展望所です。韓国でも有名な観光地です。日本の対馬が見える、と言うのがウリの観光地です。
この画面の右方向に飛ぶと対馬、右向こうに飛ぶと山口県方向、手前カメラ位置に飛んでくると巨済島方向になります。
展望所の上です。昔の画像を見るとこの母子像とプラットホームしかありませんでした。今はこのような建物が出来て、観察はこの建物と太宗山の斜面との間の狭い空間を渡るタカを数えることになります。
御大やタカ長のこれまでの観察経験から言えば10月下旬のこの時期は渡りの終息期のように感じていました。しかし、今日の結果だけで言えば終息期とは言えないでしょう。まだまだハイタカが渡っていると言えそうです。
この時期に釜山からハイタカなどが渡ることは韓国の関係者にもあまり知られていません。今朝韓国のキム・ソンヒョン研究員から電話がありましたが、彼に「御大は太宗台で渡り観察をしている」と言ってもピンと来ないようでした。
タカ長は2006年10月3日短時間で53羽のハイタカの渡りを記録しています。時期としては早いこの時期に53羽は小さな数字ではないと思っているのですが、何しろ観察データが少ないので秋の渡りがいつ頃から始まりいつまで続くのかと言った基本的なことも分かっていない状態です。
観察開始時間が遅いのは釜山について通関を済ませ、その足で観察地に駆けつけたからです。これまでの経験ではハイタカは夜明けと同時に渡り始めます。それも早い時間に多く飛ぶ傾向が見られます。タカ長の勝手な推測ですが、もし今日夜明けから観察していたらハイタカが500を超えていたかも分かりません。この観察時間での241と言う数字はそれだけインパクトがある数字なのです。
御大は別の用件で韓国に行っておられるので明日以降も観察できるかどうかは不明です。しかし、例え一日だけの観察だとしてもこの時期のこの数字は半端ではないので本人の了解を頂いてこのブログで紹介させて頂きました。
ナベズルやミヤマガラスの情報も紹介させて頂きました。現地に何度も行っている御大やタカ長などは当たり前のこととして見ているのですが、日本の野鳥関係者も案外このことをご存じないようです。韓国南部からは色々な鳥が日本に向けて渡っているのです。
韓国は日本から一番近い外国です。簡単に行ける近い国ですが、韓国の野鳥の状況はあまり知られていない、と言うようにタカ長は感じています。私たちは来春も韓国で渡り調査をする準備を進めていますが、私たちのささやかな活動を通して日本の鳥関係者の目が今まで以上に韓国に向けられるよう願っています。
明日以降も何か韓国情報が入りましたらこのブログで紹介させて頂きます。