サンマ様

ホームセンターのチラシで見つけたフライパン。

余分な脂が落ちるので、これならサンマも煙に悩まずに焼けるのではないかと思ったようで、ルンバが食いついてチラシに大きな丸印。

釧路でサンマの水揚げが続き、価格も下がってきた。

私はサンマが好きなのだが、レンジの魚焼き器の排煙位置とキッチンの換気扇位置がズレているので換気が良くないとの理由で、焼き立てのサンマを口にできるのは ルンバのご機嫌を最大限にとっても一年に一度あるかないか。

それがこのフライパンで本当に煙を気にせずにサンマを焼けるのだろうか。
箱のどこにも「煙が出ない」なんて書いていないのが気になる。

その上、ドサクサに紛れてダイヤモンドコートとかの高いフライパンも欲しいと云われ、万札が消えた。




サンマを焼く前に、試しに鮭の切身とシシャモの燻製を焼いてみた。

普通に美味しいのだが、大賛辞でその気にさせないとサンマが食べられない恐れがあるので「凄い、フンワリして旨い」と 先ず鮭を褒めちぎった。



そして今日 セールのサンマを買ってきて本番だ。
ガラスの蓋が付いてきているので脂も飛ばず煙も抑えられて具合はよさそうだ。



皿に載った今年初めてのサンマ様。炭火焼きには劣るものの 余分な脂は落ちていてなかなか旨い。
「こりゃ良いね、なかなか旨い」とベタ褒めプラス激ホメ。

「こんなに旨く焼けるのなら、サンマを箱買いしてきたらヨカッタね」と言ったのだが、誰も返事をしてくれないのが気になって仕方が無い。

もしかしたら、これが今年最後のサンマなんてことじゃないよね、ね。