私を歴史好きに変えたのは、突然赴任してきた世界史の先生だ。
それまでは、嫌いでは無い少し可愛い女性教師が淡々と授業を進めていたのだが、この赴任してきた先生は違った。
熱意が凄くて、まるで物語を見ているよう。教壇がワンマンショーのステージになった。
「気合いが入ってくると唾が飛ぶかも知れない」と自分で云うほどだ。
ただ教科書をなぞるだけではなく、その時代の民衆の心理までを説く。
50分の授業時間が一編の物語だった。
当然のようにどんどん引き寄せられて、成績はアップ。一つが上がると別の科目もアップ。聞くと云う姿勢が開眼したのだ。
私の人生の師は、この先生だと云える。
ただ上がらなかったのが古典。
ある日、それを知った古典の先生に職員室に呼ばれた。
古典だけ成績が上がらないのはどうしてかと先生の方が悩んでいたのだ。
私の答は簡単明瞭、「嫌いだから」。
その理由を聞いた先生の気落ちした顔が今でも目に浮かぶ。
「嫌い」の理由は何でもかんでも「いとおかし」だったから。
今なら少し心が広くなって良さが分かるけれど、当時はそうだったのだから仕方が無い。

歴史が周りに沢山転がっている京都に住んでいた時は街中を歩くのが本当に楽しかった。
本能寺なんてのが本当にあるんだから。
羅生門跡に立って平安京に思いを飛ばした。

NHKをほとんど観ない私が唯一楽しみにしていたのが「歴史秘話ヒストリア」
和服を着てモデル歩きとは真逆に小股で近寄る渡辺佐和子アナの美しさに心が癒された。
和服だから当然ノーパンだろう。
でも彼女は絶対に両脚をパッカンしないタイプだ。
とっても上品で優しそうな(多分)大和撫子だ。

その楽しみにしていた「歴史秘話ヒストリア」が終わってしまった。
代わって今日から放送されるのが「歴史探偵」
副所長として渡辺佐和子アナは残留するが、所長は佐藤二郎さんだって。
例え和服でノーパンでも佐藤二郎は観たくないなぁ・・・・・
私としては渡辺佐和子アナだけを観ていたい。
もちろん和服姿でノーパン(多分)の。