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■「県民の総意」という大嘘
沖縄紙は「県民の総意」とか「オール沖縄」などの大嘘で、県民を欺いてきた。
「オスプレイの配備阻止」然り、「普天間移設は県外」然り、である。
8月18日「普天間基地」の「辺野古移設」を「目指す「沖縄県民の会」がが発足し、その結成式が宜野湾市で行われ国会議員や県内の議員ら約250人が参加した。
同会の目的は「普天間の危険性の除去」という原点に帰って「辺野古移設」の実現を求める5万人の署名活動を進め、仲井真県知事に働きかけるとのことである。
賛同人を代表して演壇に立った島袋吉和前名護市長は、「鳩山首相(当時)が県外・国外を主張したが、どうせ出来ない。また辺野古に戻ってくる、というのが市民の気持ちだ」と説明した。
沖縄タイムスは「普天間返還の行方 日米同盟と沖縄」と題する連載特集を開始した。
着々と進む安倍政権の辺野古移設推進とそれに呼応するような「辺野古推進派」の動きに危機感を感じたのだろう。
新聞は平静を装っているが、「辺野古誘致派」の動きはますます勢いが増しており、沖縄紙にとっては心配のタネだ。
沖縄紙の危機感がそのまま見出しに表れていて興味深い。
連載の第一回の見出しはこうだ。
移設案 自民の攻防
揺らぐ「県外」一枚岩
「揺らぐ『県外』一枚岩」とは、自民党内の攻防だけに止まらず「オール沖縄」の一枚岩に大きな亀裂が入っていることを沖縄タイムスが自ら認めたことになる。
記事は、沖縄選出自民党国会議員でつくる「かけはしの会」5議員と、自民党幹部との会談の模様を報じている。
会談は2月10日夜東京で行われた。
出席者は沖縄側が衆議院議員の西銘、宮崎、比嘉、国場ら4氏と島尻参議院議員の計5人。
自民党本部側の出席者は、石破幹事長、中谷元副幹事長、浜田靖一幹事長代理の3氏でいずれも防衛相の経験者。
当然普天間問題に対する県選出議員の意見が問われることになった。
国場氏が「辺野古移設は厳しい反対運動が予想され、すごく時間がかかる。 現実的とは思えません」「早いのは県外です」と、沖縄紙に媚を売る発言をすると、宮崎、比嘉の両氏も県外移設に同調した。
石破氏が「県外も考えないとね」と3氏の意見に配慮を示すと、西銘氏がこれに異を唱えた。
「お言葉ですが、幹事長。 できないことはおっしゃらないほうがいいですよ」
「県外に受け入れる場所はないですよ」
だが、「かけはし」の議員が所属する自民県連は「県外」を掲げ、今回当選した4氏も「県外」で当選している。
にもかかわらず西銘氏1人が「実現できない県外に固執すると普天間の固定化を招く」と政治家としての本音を吐露した。
ここで国場、比嘉、宮崎の3氏の「県民の大半が反対する辺野古移設は実現が困難だ」という考えと、西銘氏の「県外に受け入れる場所はない」という考えは完全に対立することになる。
これに対し石破氏は「政府は県外移設を検討していない。 現状では固定化か辺野古かどちらかしかない」と述べたが「辺野古暫定移設案」にも言及している。
■「県外」と「辺野古」、どちらが現実的か
「普天間移設」は複雑だと喧伝する学者、政治家たちがいるが、筆者の認識でいえば、これほど単純で小学生でも理解できる簡単な問題はない。 複雑にしているのは問題解決にイデオロギーが絡むからだ。
先ず自民党議員の国場、比嘉、宮崎3氏の主張である「県外」が果たして現実的か。
自民党政権が17年間も模索したが「県外」は困難と判断し、辺野古案に落ち着いた。
が、それを「県外」にひっくり返したのが鳩山政権であることは周知の事実。 しかもその鳩山氏自身が「県外」の困難さを身を持って体験し、結局「辺野古」に回帰したのも周知の事実。
つまり自民党から民主党に政権交代しても実現できなかったのが「県外」ではなかったのか。
この辺の理屈を小学生でも判り易いように解説したのがこの本である。
『沖縄に内なる民主主義はあるか』定価:1735円(税・送料込み)
著者:又吉康隆
イデオロギーで侵された硬直思考のプロ市民勢力が「県外」を主張するのは想定内なので一応納得すろとしても、自民党国会議員の国場、比嘉、宮崎の3氏が「県外」を主張するのは不可解だ。
一体その理由は何か。
彼らが小学生以下の理解力しかないからなのか。
いや、そうではない。
彼らが沖縄紙の呪縛に取り付かれ沖縄紙の主張に平伏したからに他ならない。
まさに小池百合子元防衛相がいみじくも指摘するように、彼ら3人は沖縄紙との戦いに白旗を掲げたのである。
■西銘恒三郎はサムライだった
西銘氏は、上記の自民党幹部との会談で、次のような衝撃的発言をしている。
(「県外」を困難と主張する理由として)「うそをつきつき続けることは不誠実で耐えられない」
西銘氏はこう説明する。
新聞の顔色を窺って、実現が極めて困難な県外移設訴え続けることは、「県外移設が現実的に可能かのように(県民に)映る」、と。
これが発言の理由だ。
この瞬間西銘氏は「県外が現実的」と主張する沖縄2紙を敵に回したことになる。
と言うことは沖縄氏に媚を売る国場、比嘉、宮崎の3氏をも「嘘つき」と断罪したことになる。
嘘つきでなければ小学生でもわかる簡単な理屈を理解できない「本物バカ」になるからだ。
沖縄2紙が圧倒的占有率を誇る沖縄の言論界が異論を許さぬ「全体主義の島」と呼ばれて久しい。
そんな中、沖縄紙バッシングに恐れず、政治家としての基本である誠実さを護るため、あえて本心を吐露した西銘議員の勇気に拍手を送りたい。
県選出議員の顔色を窺うように「県外」の可能性についても言及した石破幹事長に真っ向から反論した西銘恒三郎氏に侍の勇気と潔さを見た。
西銘氏の言葉を再度記して拍手を送りたい。
「お言葉ですが、幹事長。 できないことはおっしゃらないほうがいいですよ」
「県外に受け入れる場所はないですよ」
ちなみに西銘氏は本音を隠して立候補した経緯を次のように語っている。
「衆院選では、沖縄県連の会長から『それ(辺野古推進)は言ってはくれるな』と指摘され、県外を求めるという発言にとどめた」。
つまり西銘氏は翁長政俊県連会長の指摘を受け、本意でない表現をやむを得ず掲げたというのだ。
■「県外移設」は「針の穴にラクダ」
さらに西銘氏は政治家としての「本音」を吐き続ける。
「県外移設だけを主張し続け、事実上、普天間を固定化しておいていいのか。それは無責任だ」
「(県外移設の望みは)針の穴にラクダを通すようなもの」(沖縄タイムス 4月4日)
そう、この発言は、明らかに沖縄2紙に対する宣戦布告である。
ちなみに「針の穴にラクダ通す」とは実行困難なこことのたとえだが、聖書のマタイ福音書 の「はっきり言っておく。金持ちが天の国に入るのは難しい。重ねて言うが、金持ちが神の国に入るよりも、らくだが針の穴を通る方がまだ易しい。」から来ているらしい。
では西銘氏は有権者に訴えた公約のは、どうなるのか。
敵に回った沖縄紙は当然、西銘氏に「公約違反」で攻撃の刃を向けてくる。
これに対して、西銘氏はこう答えている。
「普天間の固定化を避けるのも私たちの選挙公約なので、どこかの時点で危険性の除去と言う原点に立ち戻らないといけない」
「県外」があたかも現実的であるかのような大嘘をつき続けるのが、政治家として誠実さなのか。
それとも「嘘をつき続けることをやめ」て、現実的な「辺野古移設」を主張し、「世界一危険な普天間基地」の移設という「県民の総意」を尊重するのが政治家としての誠意さなのか。
筆者は当然後者を政治家の誠実さと理解する。
「普天間の固定化」に反対するのは、保革を問わず、これこそが「県民の総意」であるからだ。
【おまけ】
「沖縄に内なる民主主義はあるか」の著者である又吉さんが、沖縄2紙に平伏してこの期に及んでも「県外」を言い続ける仲井真県知事と又吉知事公室長に、狂っているのではないか仲井真知事・又吉公室長と批判の矢を浴びせている。
以下引用。
http://hijai.ti-da.net/
県外移設は最悪のシナリオ
鳩山首相は、普天間基地の県外移設は「県民総意」を条件としていると明言している。裏を返せば、移設を受け入れる側もまた「県民総意」でない限り、普天間基地の受け入れはないということになる。果たして、県民総意で普天間基地の移設を容認する県があるだろうか。もし、県民総意で普天間基地の県内移設を容認する県がひとつもなければ県外移設は実現不可能であり、普天間基地は現状のままということになる。
普天間基地の県外移設を主張する沖縄県民は、他の県民から見れば、危険なアメリカ軍基地を他県に押し付ける利己主義な県民に見えるだろう。県内への移設を要求された県民は普天間基地移設反対運動を確実に展開する。そして、沖縄県産品の不買運動や沖縄観光のボイコット運動に発展して、沖縄経済にも悪影響を与えるだろう。県外移設は沖縄県民と他県民が反目しあうようになるだけであり、移設は実現しないと私は思う。
鳩山首相が「最低でも県外」を発言した時、すぐに琉球新報に投稿した文章である。その後、立候補地が次々とあがったがことごとく破綻した。
新聞に掲載されるにはコツがあり、コツを掴んだ私の投稿はけっこう掲載された。この投稿もできるだけ掲載されるように穏やかに書いた。しかし、掲載されなかった。どんなに穏やかに書いても私の投稿文ははっきりと「県外移設は不可能」と述べている。あの時は気づかなかったが、新聞社は「県外移設は不可能」はすべてカットしていたのだ。その後も「県外移設は不可能」であると書いて投稿したが掲載されることはなかった。
十月九日の県議会米軍基地関係委員会で県政与党・自民会派のベテラン、具志孝助氏が、県外移設の必要性を訴え続ける又吉進公室長に「(県外は)あまりに現実から目をそらした考え方だ。希望をとなえていれば解決するのか。具体的に県外のどこを想定しているのか明らかにすべきだ。あいまいに言うことは結果として県民をだますことになる。知事のこれまでの願望、私も含めて県外がベスト。しかし、航空部隊だけ県外へはいかない。ここしかない」と辺野古移設を主張した。
具志孝助氏の主張は当たり前の主張である。もし、普天間飛行場を県外に移設するのなら海兵隊も一緒に移転しなければならない。そうすると普天間飛行場だけではく、海兵隊の宿舎、武器弾薬の倉庫、演習場などもつくらなければならない。普天間飛行場だけを移設するのでも不可能であるのに海兵隊も移転するとなると不可能が二倍になる。
仲井真知事は「県外の滑走路がある場所へ移設したほうが辺野古移設より早い」と言い、岸田文雄外相と小野寺五典防衛相が「2プラス2が米軍普天間飛行場返還問題は名護市の辺野古が唯一の案である」と言ったことに「全く理解できかねる」と言い放った。そして、「実現可能性は県外移設が高い」と強調した。
仲井真知事は「県外の滑走路がある場所へ移設したほうが辺野古より早い」とずっと言い続けている。そんな場所は本土にたくさんあるとも言っている。しかし、一度も候補地を口にしたことはない。移設候補地がたくさんあるなら候補地の一つや二つは言うべきだ。それなのに言わない。県が「たくさんある候補地」を調査したという噂もない。ということは候補地をまだ見つけていないということだ。というより候補地探しもまだ始めていないということだ。始めていないのではなく始めることができないというのが本当のところだろう。つまり、候補地になりそうな場所がないということだ。本土の滑走路がある場所はたくさんあるが普天間飛行場の移設ができる場所はひとつもない。それなのに仲井真知事は「本土に移設したほうが早い」と言うのである。「辺野古は不可能」だと断言するのである。しまいには「辺野古に移設したら血を見るぞ」などと言って岸田外相や小野寺防衛相を暴力団なみに脅すのだ。気がふれているのではないかと思ってしまう。
「県外移設」問題を一ミリさえ進めることができないのに「県外移設が早い」「辺野古は不可能」と言い続けるのはもう嘘つきと言うより狂っているというしかない。
気がふれている無力な知事を操縦しているのが又吉進公室長だ。
「政府がきちんと方針を変えて、知事の要望に沿って動いていただきたい」
理路整然として答弁しているが、あきれ果てた答弁である。日米両政府が話し合い決定した辺野古移設を「政府がきちんと方針を変えて」などと政府が方針を変えることを前提に答弁しているのだ。又吉公室長には日本政府も米政府も軽い存在のようだ。辺野古移設の方針を簡単に変えられるものと考えている。「政府がきちんと方針を変えて」か。笑ってしまう。
「きちんと」を入れてあるから、政府が方針を変えなければいけないようなニュアンスを感じさせる。しかし、政府が方針を変えないのは明らかだ。
日本政府が抱えている人口は一億二八〇〇万人、米政府が抱えている人口は三億一〇〇〇万人である。それに比べて沖縄県が抱えている人口は一四〇万人である。日本政府も米政府も又吉公室長の思うような軽い存在ではない。沖縄県よりずっと重い存在だ。よくも「政府がきちんと方針を変えて」などと言えるものだ。
日本政府と米政府は国民全体の安全を考えている。共産党一党独裁国家中国の日本侵略を抑止している。アジアの国々への中国の侵略を抑止している。戦後六十八年間戦争がなく沖縄が平和だったのは米軍が駐留していたからだ。
中国チベット自治区ナクチュ県ディルで六日、中国国旗の掲揚を強制しようとする動きに抗議した男性が当局によって拘束され、その男性の解放を求めて人々が政府庁舎に集まったところ、治安部隊が群衆に暴行を加えた上、実弾を無差別に発射し六〇人が負傷したという。
米軍が沖縄の人にこんな弾圧をしたことは一度もない。あのコザ騒動でも米軍は住民に向かって発砲をしなかった。もし、チベットでコザ騒動のようなことを起こしたら何百人も射殺されていただろう。沖縄の人々が車を焼き払い暴れることができたのは米軍が弾圧をしなかったからである。米軍が実力でコザ騒動を弾圧しようと思えば赤子の手をひねるより簡単であった。しかし、民主主義国家米国は法治主義である。沖縄の人々を取り締まる権利は沖縄警察にある。米軍にはない。米軍統治時代はそういう法律であった。だから、直接沖縄の人々を取り締まることは法律上許されていなかったから米軍も憲兵隊も沖縄の人々を弾圧することはしなかった。彼らは米軍基地を「守る」ことに徹した。それだけではない。米民政府は車を焼かれたアメリカ兵が沖縄住民に報復しないように車の損害を保証したのだ。
米軍は中国の侵略を抑止して沖縄の平和を守り、コザ騒動でも米兵による報復を抑え、沖縄人の被害がないように努力してくれた。
コザ騒動の捜索・逮捕・裁判・判決に米軍は一切関与しなかったという。沖縄人が起こした事件はたとえ被害者が米軍人でも沖縄側が裁く。それが復帰前の法律だったからだ。
米軍は法治主義に徹してきた。しかし、沖縄の新聞、政治家、大衆運動家たちは米軍の法治主義を理解していない。
「県外移設」をするには地元の同意、市町村の同意、県の同意が必要だと鳩山首相は明言している。そんな場所は本土のどこにもない。
それなのに仲井真知事は本土には使っていない飛行場がいくつもあるから「本土移設の方が早い」という。そう言いながら使っていない飛行場を一か所さえ言わない。もし、口に出したらその地域の住民は移設反対運動をやり、仲井真知事は激しく非難されることを知っているからだ。仲井真知事だけでなく沖縄も非難されるだろう。
移設候補地を挙げた瞬間に移設は不可能であることを思い知らされる。それは鳩山首相の時に経験している。だから、「本土移設の方が早い」と言いながら移設候補地は口にしない。それが仲井真知事である。
仲井真知事は県外移設候補地を口にした途端に県外移設不可能が明らかになるのを知っているから「県外移設が早い」と言いながら候補地を一切言わない。沖縄のトップに立つ人間として頭がおかしい、頭が狂っているというしかない。
日米政府が何回も会合を開いた結論に「政府にきちんと方針を変えてもらう」と豪語した又吉公室長である。日米政府の方針を変える権限も政治力も経済力もない又吉公室長が政府の方針を変えてもらうという。県の公室長は実務家でなければならない。より現実家でなければならない。しかし、沖縄県の又吉公室長は夢想家であり幻想家であり妄想家であるとしか言いようがない。実現可能を追及し、それを実現していくのが公室長の責務と思うのだが。又吉公室長は実現不可能なことを平気で言う。頭がおかしい。頭が狂っていると言うしかない。
仲井真知事、又吉公室長は日米政府をバカにしている。この人たちは何様のつもりだろう。仲井真氏は知事ではなく王様になった積もりのようだ。又吉公室長は「取らぬ皮算用」だけをしているボケ老人のようである
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普天間の危険性を除去し辺野古米軍基地に統合縮小を実現する
沖縄県民の会ブログ
なお、今月の27日には辺野古公民会で、下記の通のイベントを開催します。
筆者は普天間基地を送り出す立場の宜野湾市民だが、普天間の固定化を避けるためには辺野古住民に感謝しつつ、辺野古移設を推進する立場で演壇に立つ予定です。
日曜日の北部ドライブの一環に辺野古公民館に立ち寄っていただければ幸いです。
☆
<10・27沖縄マスコミ正常化推進大会in辺野古>
「愛する沖縄県民への警告!」
~言論封殺の地、「辺野古区」から目指すマスコミ正常化~
チラシPDF版のダウンロードはこちらから、
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