狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

集団自決三点セット本 

2008-08-18 07:55:04 | ★集団自決

 よろしかったら人気blogランキングへ クリックお願いします


連日、「識者」関連のエントリーが続いて恐縮だが、昨日の分類で書き洩れた「大学教授」は職業の一種だと思うのだが、実際は「識者」と同じような意味でマスコミはこれを多用して読者の扇動を謀っている。

大学教授って「学者」?

それとも「教育者」?

少なくとも沖縄の大学教授が、「正しい判断力」がある人の代表とは思えないがね。

それとも、学長ともなると「正しい判断力」が何処からともなく湧いてくるのだろうか。

【動画】⇒集団自決教科書検定に抗議する沖縄5大学学長

【記事】⇒ 5私大学長 撤回要求

 

戦後平和主義を問い直す(2008.8.17)
文部科学省は、沖縄戦・集団自決について検定意見をつけた際、軍の強制や命令の存在を否定する理由の一つとして、学説の動向を挙げていた。
 そのとき意図的に(!)誤用されたのが『沖縄戦と民衆』という書物であった。本書はその著者、林博史教授の新刊書である。
 講演を基にまとめられた本書は、大変読みやすく、また、このテーマを考える際に理解しておくべき重要な議論が盛り込まれている。ここでは本書の特徴を2点記したい。
 第1に、本書の基本的なスタンスである。
 「戦後日本の平和主義が獲得した成果」を積極的に評価すべきとしつつも、それを「批判的に検証しながら、さらに創造的に新たな生命力を吹き込んでいきたい」という願いがある。
 例えば、戦後の平和主義は「責任なき平和主義」ではなかったか、否定されるべきは戦争そのものだと述べることで、個人の加害責任を不問にしてきたのではないか、という問いを突きつける。その上で、自分の責任を自覚することによってこそ「平和を担う主体」が生まれてくると指摘する。
 第2に、本書のテーマ設定と構成である。
 戦犯裁判、憲法9条、過去の克服を題材とし、それらを「過去」と「現在」、「日本」と「アジア」という2つの軸を中心に編成がなされている。
 戦争をなくす、仮に戦争が起きたとしても被害をできるだけ減らす、という現在の問題を考えるために、戦犯裁判という過去を顧みる。憲法9条という日本の問題を考える際に、東アジア地域での安全保障や民衆の連帯の可能性を論じる。
 このような議論を進めるために、史実を巡る一般的な言説を、歴史を基に客観的に検証していく。
 自分への視座転換と歴史へのまなざし。この2つの視点は、平和主義の思想やそれを推し進める市民運動を強くする上で必要なものであろう。
 沖縄の基地問題について考える場合にも、重要な示唆がこの書物には多く含まれている。
 (高作正博・関西大学教授

                   ◇

本の出版というものは、読んでもらう読者がいて初めてナンボのもので、

読者のいない本など論議にも値ない。

その意味では読者はお客様であり、「お客様は神様だ」という言葉もある面では正しい。

一方、読者はいても、読者が理解した意味が、本来意図した意味とは違う、と著者が強弁する本がある。

しかもそれが偶然にも三冊も並んだ。

その一冊は、ノーベル賞作家が、自ら法廷で解説しなければ裁判長も誤読するという『沖縄ノート』

次は、実体験者の母の手記を基に非体験者の娘が書いた本だが、自分のイデオローギーに合わすためには、母の残した手記とは違った結論に書き換えてしまった『母の残したもの』(新・旧版)

そして、そして自己のイデオロギーの為には誤訳もいとわない左翼学者が著した上記記事の『沖縄戦と民衆』。

「集団自決三点セット本」である。

いずれにも共通することは、まともな人が読めば容易に出る結論も著者の解説によって誤読だと決め付けられることである。

これは料理を食べた客が「塩辛い」と言っても、「私はこの辛さは塩辛いと意図して造ったのではないから、塩辛いと感じるのは誤った賞味である」と後で屁理屈をこねる料理人に似ている。(こんな料理人はいないと怒られそうだが)

中にはその料理人を信奉し、賛同する人はいるもので、塩辛い味にもムリして慣れて、

「これを辛いという人は味を知らない」と言い張る信者がいたりするが。

 

ノーベル賞作家先生の『沖縄ノート』に関する「読解力講座」はさておき、林教授と宮城晴美氏の同一性を過去エントリーより以下再掲します。

                    ◇

自著「曲解だ」 林教授と宮城晴美氏の「同一性」

「軍命あり派」の首魁・林博史国学院大学教授の「軍命あり論」と、

「集団自決裁判」の被告側証人・宮城晴美氏の証言は奇妙に二重写しになる。

両者とも「軍命あり派」のリーダーであるから、その論旨が似てくるのは当然としても、

自著の記述がこともあろうか反対論者の証拠となるとこまで似ているとなるとは驚きだ。

林教授の「軍命みなし論」は安仁屋沖国大教授の「合囲地境論」の二番煎じだと述べたが、宮城晴美氏は沖国大時代の安仁屋教授の教え子だというから言っていることが金太郎飴のように似てくるのも肯ける。

両者とも自著で「戦隊長の命令はなかった」と書いているが、その弁解にまで同一性があるとは。

林教授:
「『自決しろ』という命令がなかったからといって、強制があったということを否定する理由にはならない」。

◆宮城氏:
「母が言及している時間帯における梅澤隊長の命令が無かったとしても、以外の時間で梅澤さんの命令があったかも知れず、梅澤さんの責任はあると思うし、そもそも軍としての命令はあったと思う」

両者の弁明はいずれも非論理的でこれで納得する人がいるとは思えない代物である。

2006年教科書検定において、文科省は沖縄の「集団自決」での軍命について、林教授の著書『沖縄戦と民衆』での「・・・なお赤松隊長から自決せよという自決命令は出されていないと考えられる」という1行の記述を軍命がなかった事の根拠の一つに採用したといわれている。

 しかし林教授は、渡嘉敷島の集団自決についても軍命はなくとも、「本の結論では、集団自決は日本軍の強制と誘導によっておこったんだと何度も強調しているのに、それを無視してある一文だけを取り上げるのは、まさに詐欺としか言いようがない」と主張している

一方、宮城晴美氏も同じように自著『母の遺したもの』が誤解されていると主張している。

 宮城晴美さん講演<自著「誤解されている」>  

「集団自決」軍命 訴え継続を強調

宮城さんは「役場職員をしていた母は、助役、学校長、収入役、伝令と五人で梅沢隊長のところへ行った。 助役が『これから住民を玉砕させるので爆弾を下さい』と言ったら(隊長は)しばらく考えて『一応帰ってくれ』と言った。 母の目の前では帰ってくれ言ったけど、実際に助役は家族の所に行って『隊長から命令がきた、これから死ぬよ』と述べた。(略)(琉球新報 2007年6月24日)

両者共に自著では「軍命はなかった」と記述しておきながらそれでも軍の強制だったと強弁している。

これは当初は『鉄の暴風』を鵜呑みにした「軍命あり派」が、その後の検証により「軍命令の存在」を確認出来ないとわかり、

「軍命はあった」⇒「軍命の有無は問題で無い」⇒「軍の存在が問題だ」⇒「軍命令がなくとも強制はあった」。

・・・と「軍命みなし論」に変化して行った典型的な例である。

                  ◇

 

林教授の『沖縄戦と民衆』に関する強弁は、下記エントリー詳しく反論してあります。

【教科書問題】左翼学者の「すり替え論」

語るに落ちた左翼の首魁

関連エントリー

「集団自決」ダブスタの左翼学者 「話した」も「命令した」に超訳!

「軍命なし」防衛研が「集団自決」で見解!


よろしかったら人気blogランキングへ クリックお願いします

 

 

 

  

 

       

コメント

学あるバカは恐ろしい!

2008-08-17 08:55:51 | 未分類

 よろしかったら人気blogランキングへ クリックお願いします

 

毎年8月15日前後になると、靖国参拝に関して新聞が張り切った社説で紙面を飾る。 

「相手の嫌がることはしない」という我が国の首相は、中国の嫌がることは極端に恐れるらしく、ギョーザ問題でも、中国で中毒事件が起きたことを洞爺湖サミット中に知らされながら、中国への配慮から、それを1カ月も隠していた。

靖国参拝も自分の信念や、祀られている英霊のことはさておいて、中国の意見に従って参拝しなかった。

中国への配慮も結構だが、肝心の国民のことをどう考えているのか。国のリーダーなら、まず、国民のことを考えて行動すべきであり、中国の意のままに動くのは困る。

琉球新報は、自国の首相が中国にひれ伏してもそれだけでは満足せず、前首相の参拝を取り上げ今でも許せないらしく、その歴史認識を問いかけている。

<靖国神社参拝 政治家の歴史認識を問う2008年8月16日

 靖国神社とは何か。ことしも現職閣僚をはじめ小泉純一郎元首相、安倍晋三前首相らが、終戦記念日に参拝した。

琉球新報さん、改めて歴史認識を問わなくても、「靖国参拝をした閣僚は新報の歴史認識とは違う」。

ただそれだけのことですよ。

わざわざ社説で取り上げるほどのことでもないと思うのだがね。

>2001年8月の小泉元首相の参拝は、「靖国公式参拝訴訟」として福岡地裁に提訴された。
 司法は「参拝は公的な性格で、憲法が禁ずる宗教活動に当たる」と、違憲判決を出している。

ふーん、福岡地裁ネー。

で、最高裁ではどうなったの?

これを読んでください。⇒首相の靖国参拝に最高裁上告を棄却

                   ◇ 

 

 毎日更新のブログネタに困ると辞書に頼ることがよくある。

昨日のエントリーで取り上げた「識者」という言葉を新聞は自分の論調の代弁者としてよく利用するが、試しに辞書(大辞林 ー三省堂)で引いて見たら次のようであった。

【識者】⇒物事に対して正しい判断をくだす力のある人。学識・見識のある人。

なるほど、それで反対意見の「識者」は紙上から抹殺されてしまうわけだ。 

自説を批判した記事に反論を書かせてくれと頼んでも、論破されるのが怖くて「編集権」を盾に拒否される例は多いと聞く。

琉球新報は、反論を要請している藤岡信勝拓大教授の論文掲載を渋っていると聞く。 

拓大教授は新報の判断では「識者」の範疇には入らないらしい。

「識者」のほかに、新聞が読者をたぶらかすために用いる言葉を思いつくままに挙げて、ついでに辞書を引いて見たらこうなった。

有識者】⇒学問・識見が広く高い人。

【学識経験者】⇒専門領域の学問で評価を受け、豊富な経験と高い見識をもつと社会的に認められる人。

【学者】⇒学問に優れた人。学問・研究を専門とする人。

【専門家】⇒ある技芸や学問などの専門的方面で、高度の知識、またすぐれた技能を備えた人。

こうして見ると、新聞が利用しやすい言葉が「識者」だという意味がよくわかる。 

何しろ「識者」は 「正しい判断を下す力のある人」なのだから。

「専門家」や「学者」が常に正しい判断が下せるとは限らないことは歴史が教えてくれる。

日露戦争開戦の際、超大国を相手に軍備や国の財政を考え、極力衝突を避けようとした政府首脳に対し、

東京帝国大学教授の7人(「東大七博士」)によって、政府の外交を軟弱だとして「バイカル湖まで侵攻しろ」と対露武力強硬路線の意見書を政府に提出した。

新聞もこれを煽ったので、世論もエライ学者先生方がそう仰るなら「それ行け!どんどん」

と反響も大きかったそうだ。

その意見書を読んだ伊藤博文

なまじ学のあるバカ程恐ろしいものはない」と述べたと言う。

「なまじ学のあるバカ」は戦後もいた。

ソ連を含む全面講和を主張するな南原繁東大総長に対して、

吉田茂首相は、

永世中立とか全面講和などということは、いうべくしてとうていおこなわれないこと」であり、

「それを南原総長などが政治家の領域にたちいってかれこれいうことは、曲学阿世の徒にほかならない」と斬って捨てた。

「永世中立」が後の世にどう評価されているかは言うまでもないだろう。

そしてソ連の庇護の下に入った東欧諸国の戦後の歴史と、

アメリカと組んだ戦後の日本の歴史を振り返ると、

南原東大総長と吉田首相のどちらが正しかったか。

伊藤博文の言葉をここでも再度引用して結論に代える。

なまじ学のあるバカ程恐ろしいものはない」

                  ◇

さて、新報記事が紹介する「学識者」は、前記辞書には載っていなかったが、「学識経験者」のことだとすると、

「専門領域の学問で評価を受け、豊富な経験と高い見識をもつと社会的に認められる人」のことらしいが、 「声明書」(意見書)を各方面に送りつける様は、明治期の「七博士」を想起させる。

ここでも伊藤博文に登場させ「バカ」と言いたいが、ここでは吉田首相の「曲学阿世の輩」を引用しておく。

でも人数は18人と倍以上多いので、

「学者バカ、みんなでバカ言や、怖くない」

今こそ意識変革を 学識者ら新基地に反...(2008.8.15) カメラ

新基地建設に反対の声明を発表した「いまこそ発想の転換を! 実行委員会」のメンバー=14日、県庁

 「沖縄に新基地は不要」などとして、従来の「常識」を覆すためのシンポジウムなどを開いている「いまこそ発想の転換を! 実行委員会」の宮里政玄実行委員長や委員の学識者らが14日、県庁で記者会見し、名護市辺野古への普天間飛行場代替施設建設など沖縄での新基地建設に反対する声明を発表した。
 声明は実行委メンバーと趣旨に賛同した県内有識者ら18人。
 代表の宮里氏は「米国でも日本でも(政権に)変化が起こりつつあり、声明を出すタイミングは非常にいい。だが沖縄だけがさっぱり動かない。声明は日米両政府あてだが、県民に対するものでもある」と県民にも意識変革を迫った。
 首相、外相、防衛相、沖縄担当相、県知事、米大統領、米国務・国防長官に加え、米大統領選の民主・共和の各党大統領予定候補者にも送付した。
 声明は現状について「経済的利益と引き換えに基地を受け入れることもやむを得ないかのような誤った考え方をも生んでいる。(沖縄に基地を置き続ける)軍事的な合理性はなく、経済的な弱者にしておけば沖縄からの声を政治的に抑さえ込めるとする考えがある」と指摘している。
 「発想の転換を」実行委は4、5月にシンポジウム「押しつけられた常識を覆す」を開催。9―10月にも第3回シンポジウムを開く予定。

                   ◇

伊藤博文は「なまじ学のある」といったが、

沖縄の「学識者」は「中途半端な学」しかないのに

「学のあるつもり」で発言するので、

「なまじ学のあるバカ」より、格段に始末が悪い。

                   ◆

                ■「お知らせ」■

コメント欄への管理人の書き込みが不具合なので、この数日レスをしていませんが、コメントは毎日ありがたく読ませてもらっています。

しばらく管理人コメントはありませんが、書き込みよろしくお願いします。  

よろしかったら人気blogランキングへ クリックお願いします

コメント (3)

筑紫哲也と沖縄タイムス 沖縄紙偏向していない!

2008-08-16 09:23:55 | 未分類

 よろしかったら人気blogランキングへ クリックお願いします

8月11日から始まった沖縄タイムスの連載特集「沖縄メディアの役割り」が14日で終わった。(四回シリーズ)

第一回は新崎盛暉沖縄大学名誉教授が登場して、「沖縄紙の報道はまだ偏向が足りない」と逆に叱られた。

沖縄タイムスは偏向していない!by沖縄の「識者」

沖縄の「識者」だけかと思ったら、ヤマトの「識者」も登場。

二回目は、西谷修東京外国語大学教授で、

「沖縄メディアが偏向報道するのは当然である。 理由は沖縄は日本で唯一、本土と違う歴史があるから」と、偏向報道は認めながらも、それは当然であると援護射撃。

三回目は、再び沖縄の「識者」の波平恒男琉球大学教授。

小林よしのりの『誇りある日本へ』を批判してお茶を濁しているが、最後は

「重要なのは民主主的な自己決定や人権といった理念であり、重層的で柔軟な共感と連帯の意識が育つことである」

と大上段に構えたご高説の次に、

「沖縄の新聞にはローカリズムに寄り添いつつ、グローバルな視野からそうした理念や課題の実現へ寄与することを期待したい」

と、結論付けているが、当たり前すぎてよくわから.ない。

「識者」の顔ぶれから見てはじめに結論ありきだと思い、斜め読みでスルーしようかと思ったのだが。

最終回14日の、「識者」は沖縄にはゆかりのある筑紫哲也氏が登場とあってはスルーは失礼というもの。

詳しくはタイムス記事を読んでいただくとして、さわりだけでもお付き合いしたい。

沖縄は、筑紫氏のジャーナリストとしての起点であり、それは抽象論ではなく米軍占領下の昭和43年から昭和45年の二年間、朝日新聞沖縄特派員として、沖縄タイムス、特に創業者の豊平良顕氏の薫陶を受けたという。

豊平氏といえば『鉄の暴風』の執筆者であり、監修者でもあるので、若き日の筑紫氏が新聞記者として、その薫陶を受けていたとなると、朝日の筑紫記者が沖縄タイムスに影響を与えたというより、その逆であったといえる。

筑紫氏によると沖縄紙の「偏向報道」米軍占領当時からあったという。

沖縄駐在当時、豊平氏に沖縄紙は「復帰運動の機関紙ではないか」という問いをぶっつけて見たという。

「一方には政治、経済、軍事に及ぶ全権力を手中にした異民族の統治者がいる。 その一方には民主制の下なら誰もが保障されるはずの基本的権利一切を奪われている被統治者がいる。この両極端な不均衡のなかで、両者の言い分を平等に取り上げることが果たして客観的、中立、公平を「いえるのか」という意味の答えを得たという。

なるほど、当時の沖縄でなら理解できなくもない意見だが、筑紫氏は豊平氏の言葉を借りて現在の沖縄紙の「偏向報道」を正当化しようとしているが、現在の沖縄はチベット自治区でもなければ、コソボ自治州でもなく、まぎれもなく日本国憲法の下の日本の一県であることを忘れている。

それどころか沖縄紙の偏向報道は日本復帰してからその度合いを激しくしており、今では偏向報道というより反日報道といった方がふさわしい。

 

沖縄紙が偏向しているかどうかの結論は、掲載紙と論者のリストを見れば、いちいち取り上げて論評するのも野暮というもので、勿論筑紫氏も例にたがわない。

仮に沖縄の置かれた特殊性から、沖縄紙の「偏向報道」を容認したとしても、これらの「識者」たちの論には次の視点が欠落している。

「沖縄県民は地元二紙以外に、新聞購読の選択の自由がない」ということである。

ほぼ独占状態の沖縄二紙の「偏向報道」が、どれだけ県民の判断力に悪影響を与えているかに、彼ら「識者」はあえて目をつぶっている。

自分たちと違う意見は、「知らしむべからず」、

沖縄県民なんて、

沖縄二紙のみに「由らしむべし」

という傲慢不遜な態度には、

孔子さまもビックリのことだろう。

 

 よろしかったら人気blogランキングへ クリックお願いします

コメント (3)

米海兵隊が懸念!普天基地の鉄塔

2008-08-15 07:28:08 | 未分類

 よろしかったら人気blogランキングへ クリックお願いします

 

米海兵隊が懸念表明 普天間民間鉄塔(2008.8.14)
 米軍普天間飛行場外の南側滑走路延長上で、沖縄防衛局が所有者に撤去を求めている宜野湾市大謝名の民間の鉄塔(建物含め高さ約40メートル)について在沖米海兵隊がことし8月、防衛局に対して「鉄塔は航行の安全性にとって潜在的懸念で、安全対策を迅速かつ着実に実施すること」を求めていたことが分かった。防衛局が琉球新報の取材に対して明らかにした。
 
米軍側が基地外の開発行為にまで公式に意見をするのは異例。
 米側が現在の普天間飛行場の危険性を認識していることの裏返しとも言えそうだ。
 米軍施設の飛行場周辺の建物などの建設をめぐり、
防衛局は日米地位協定の実施に伴う航空法の特例法で、高さ規制などの制限適用が除外されているとして「法制度上は米軍飛行場周辺では、高さ規制を超える建物などを建設することは可能」と説明した。
 その上で「航空機の安全確保、ひいては周辺住民の安全確保のため、航空の障害となる物件の所有者と個別に交渉し、同意を得て障害物件の除去に努めている」としている。
 具体的な取り組みについては
1988年1月、那覇防衛施設局長(当時)から県土木建築部長と宜野湾市長に対し、建築確認申請者らへの周知徹底を文書で協力要請したという。
 防衛局は大謝名の鉄塔について、建設前の2006年ごろから建設中止を要請していたと明らかにした。完成後も撤去に向けた調整を進め、08年2月に所有者から撤去の同意を受けたと説明した。
(滝本匠)

                                              

住宅密集地に隣接する「普天間基地」が危険であるという認識にに異論を唱えるものない。

これは当日記でも再三述べてきたし、あの何にでも、行け行けドンドンのラムヅフェルドでさえもその危険性は認めている。

⇒ 金口木舌 本土復帰記念日の15日、4回目の普天間基地包囲行動が行われ...

口では危険だと言いながら、意外とその危険性を認識していないのは「基地外の人々」ではないのか。

>米側が現在の普天間飛行場の危険性を認識していることの裏返しとも言えそうだ。

今頃こんなトボケタことを書く新聞があるくらいだから、脳テンキな宜野湾市は、日頃の危険発言とは裏腹に、危険に輪をかける高架鉄塔や煙突を作るのも平気で許可しているではないか。

こんなことをしていたのに。

1988年1月、那覇防衛施設局長(当時)から県土木建築部長と宜野湾市長に対し、建築確認申請者らへの周知徹底を文書で協力要請したという。
 防衛局は大謝名の鉄塔について、建設前の2006年ごろから建設中止を要請していたと明らかにした。

 

危険危険と大騒ぎしながら、やっていることには危険意識のひとかけらもない。⇒沖縄防衛局、煙突に着色要請 倉浜衛生施設組合(2008.8.13)

 

今朝のテーマとは直接関係ないが、左翼勢力の大好きな

「軍は住民を守らない」というスローガンを思い出す。

昭和19年夏、サイパン陥落の知らせを受けて、沖縄での地上戦を予測した軍は県民の県外疎開に尽力するが、県外疎開を拒んだのは実はマスコミに煽られた県民側であったという。

軍から県外疎開の協力を要請された荒井退造警察部長が、島田知事と県民説得に苦労したと、荒井部長の長男紀雄氏が著した『戦そ世の県庁』に記録されている。

昔も今も同じだが、県民の危機意識不足は、実はマスコミの責任ではなかったのか。

県庁壕から形見の碁石 沖縄戦中の荒井警察部長遺品 カメラ 2008年1月13日

 

万年筆県に寄贈へ 那覇市真地の「県庁壕」で発見(2008.7.27)

 

「おまけ」

ついでにもう一つ脱線すると、教員というと軍国主義とは対極の位置にいるものと考えるが、戦前の教員は「師範学校タイプ」といわれる「軍人より軍人らしい教員」が多くいて、民間人を扇動していたことも歴史の事実である。

戦後日本を占領したGHQが日本軍国主義の解体を目指して、真っ先に解体命令を出したのが全国にあった師範学校であったというから、沖縄においても戦時中の「師範学校出」の凄まじさは推して知るべしである。

沖縄師範印鑑 熊大で発見

よろしかったら人気blogランキングへ クリックお願いします

 

コメント (1)

グルジアの軽挙かロシアの陰謀か

2008-08-14 07:53:20 | 外交・安全保障

 よろしかったら人気blogランキングへ クリックお願いします

 

グルジアへの米軍派遣表明、米露の対立激化へ (8月14日 02:24)
 露・グルジア交戦
 【ワシントン=黒瀬悦成】ブッシュ大統領が13日、米軍による対グルジア人道支援を発表したのは、グルジア情勢への関与姿勢を明確にし、「民主化のモデル」と自賛してきた親米のサアカシビリ政権を脅かすロシアを強くけん制する狙いがある。米露間の対立の激化は避けられない。

 ブッシュ大統領によると、ライス国務長官はトビリシ入りに先立ちフランスを訪問し、ロシアとグルジアの仲介を進めているサルコジ仏大統領と協議する。

 ブッシュ政権としてはあくまで外交的解決を優先させる構えで、現時点ではロシアとの軍事対決を避ける姿勢を堅持している。が、人道支援の形とはいえ米軍を現地に派遣したことは、ロシアに対し、軍事的選択肢を完全排除したわけではないとの「強い警告」を発しているのは明白だ。

 大統領は、ロシアは軍事行動を停止すると約束したにもかかわらず、これと矛盾する行動をとっていると批判。米政府が入手した情報を基に、ロシア軍部隊がグルジア中部ゴリの東側に陣を敷き、東西を結ぶ幹線道路を分断してトビリシを脅かしているほか、黒海に面する港湾都市ポチを制圧していることを明らかにした。

 ◆首都方面へ露軍進軍情報

 【モスクワ=瀬口利一】グルジアからの報道によるとロシア軍部隊は停戦合意後の13日もグルジア領内にとどまり、首都トビリシ方面に移動する動きを見せるなど、緊張状態が続いている。サアカシビリ大統領は、「ロシア軍が停戦合意をほごにして軍を進めている」と非難した。

 AP通信などは記者の目撃情報として、露軍部隊が装甲車両を連ねて、グルジア中部の要衝ゴリからトビリシの方向に移動していると伝えた。AFP通信はグルジア政府高官の話として、露軍部隊がゴリで、建物の破壊や住民に対する略奪を行っていると報じた。

 ロシア側はこうした情報を「事実無根」と否定した。

(2008年8月14日02時24分  読売新聞)

                    ◇

ロシアもグルジアも今、お互いに必死になって中傷合戦を戦っている。コーカサス地方で勃発してしまった血みどろの小規模戦争において、最初に仕掛けたのはほかでもない相手だと、侵略者のレッテルを押し付け合っているのだ。
傷ついたプライドのせいで発火、南オセチアの偶発戦争――フィナンシャル・タイムズ(フィナンシャル・タイムズ) - goo ニュース
(2008年8月11日(月)20:57 

                 ◇

話し合いで解決できるのなら人類の歴史から戦争の文字は消えてしまう。 

生き馬の目を抜くような外交交渉でも

「正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求」(九条)するだけでは、逆に紛争の原因を増やすことにもなる。

ましてや戦争ともなれば自国の行動を正直に発表する愚かな国はいない。

11日のエントリーで次のように書いた。

戦争の発端ほど当事者の意見が食い違うものはない。 

お互いに「相手が先に手をだした」と相手の非を訴えるのは歴史が教える。

各紙の第一報を見ると、

「グルジアからの独立を目指す親ロシアの南オセチア自治州を攻撃し、それに対して南オセチアを支援するロシアがグルジアに反撃した」

といった内容。

つまり「先に手を出したのはグルジアだ!」

悪いのはグルジア? 

ロシア軍機、グルジア基地爆撃 全面戦争の可能性
朝日新聞 - <NOBR>2008年8月8日</NOBR>
【モスクワ=星井麻紀】グルジア軍は8日、同国からの分離独立を目指す親ロシアの南オセチア自治州に進攻し、大規模な攻撃を始めた。ロイター通信などによると、これに対してロシア軍機がトビリシ郊外のグルジア空軍基地を爆撃するなど報復攻撃し、軍事衝突が拡大している ...

これは、グルジア出身の黒海とロシア出身の露鵬が土俵上で戦うのとはわけが違う。 

両関取の勝負は勝ったり負けたりもあるだろうが、

軍事大国ロシアと小国グルジアとの戦いは、

横綱と序の口の取り組みのようなもので、

どう考えてもグルジアに勝ち目はない。

案の定、グルジアが停戦を提案するが・・・

グルジアが停戦提案、州都から軍撤退 ロシアは攻撃続行 (01:50)http://www.nikkei.co.jp/news/main/20080811AT2M1001M100
82008.html

ロシアがこの絶好の機会に、おめおめと引き下がるわけはない。 

やはり停戦拒否!
グルジア軍撤退、ロシアは停戦拒否 黒海で海上封鎖(8/10) http://www.nikkei.co.jp/news/main/20080810AT2M10016100
82008.html

ロシアの態度をみると新聞の第一報をそのまま額面どおり受け取れない。

プーチンは、グルジアが動き出すように「仕向けて」いたのだ。 日本を締め上げて開戦に追い込んだルーズベルトを連想する。

結局プーチンの思惑通り動いたグルジアが、

今頃「停戦通告」をしても、

ロシアは、

「もう、どうにもとまらない!」(by 山本リンダ)

 南オセチア衝突:グルジアが停戦通告 露拒否「攻撃は続いている」

                   ◇

もっともこの期に及んでもこんな脳テンキな社説を掲げる新聞もあるが・・・・。
グルジア紛争 武力では敵対解消せず(琉球新報社説 2008.8.11) グルジアとロシア両国は武力行使の愚かさ、悲惨な結末に思いを致し、即時停戦に合意すべきだ。その上で分離独立問題は、基本的にグルジア、南オセチア双方の話し合いで平和的に解決していく姿勢を求めたい。

戦争のきっかけはいつでもウソの付き合いで、全ては相手が悪い、と罵り合いだったことは、歴史が教えてくれる。

こんなこともあった。1931年の柳条湖事件や1964年のトンキン湾事件

小学生の作文のような、新報のご高説はさておき、日本の新聞では分からない当事国の思惑が外電からは垣間見れる。

フィナンシャル・タイムズ記事によると、

ロシア側の主張はこうなる。

グルジアの血気盛んなミヘイル・サアカシュビリ大統領が先週わざと、南オセチアの分離勢力に全面攻撃を仕掛けたのが、ことのきっかけということになる。自治州の支配権回復をもくろんだグルジア大統領は、ロシアは直ちに反応しないだろうとあてこんでの動いたのだ

一方のグルジア側の主張は逆だ。

ことを裏で操っていたのはロシア政府だ。州都ツヒンワリ周辺のグルジアの町村を砲撃するよう、分離独立勢力をたきつけたのはロシア政府で、グルジア政府としてはこの砲撃を止めさせるためやむを得ず行動に出たのだ。>

<これがロシアにとって、かねてから計画していた大規模攻勢をしかける格好の口実になったのだ。

                  *

両国の言い分を聞いたうえでフィナンシャル・タイムズは次のように分析し、今回の戦争はロシアの陰謀というよりグルジアのヘマだったと位置づける。

しかし今のこの情けないていたらくの真相はもしかしたら、陰謀というよりは、ヘマと呼んだ方が近いのかもしれない。いつかは起きるに決まっていたヘマ、ではあったが。ロシアはもう何年も前から、グルジアをわざと挑発し続けていた。グルジアからの分離独立を求めるアブハジアや南オセチアを支援し、グルジアに対して禁輸措置をとっていたのはロシアの方だ。これに対してサアカシュビリ大統領は、防衛費を拡大し、軍事力行使の可能性を否定しようとしなかった。とはいえ大統領は、実際に軍事行動に出るつもりはなかったのだ。各方面の消息筋によると、大統領は今回の軍事衝突について、決して心構えが出来ていなかった。北京五輪の開会式に出席するべく、フライトの手配もしてあったというのが、何よりの証拠だ。

フィナンシャル・タイムズがロシアの陰謀よりグルジアの軽挙妄動に原因を求めても、

やはり、ロシアの深謀というより陰謀にグルジアが愚かにも絡め取られたというのが真相だとおもう。

もしグルジアが最初から、南オセチアを軍事占領するつもりでいたのなら、当然ながらロキ・トンネルをあらかじめ封鎖したはずだ。ロシア軍が北オセチアの山間部を経由して支援部隊を現地に送り込むには、このルートしかないのだから。しかし実際には、グルジア軍のツヒンワリ攻撃開始からわずか数時間の内にロシア軍の戦車が南オセチアに侵攻していた。>

今回の戦争ではっきりしたことは、やはりロシアで一番えらいのは大統領ではなくプーチンだということ。

ロシア、プーチン首相「指揮」鮮明に グルジア紛争 (日経)

 <今となって何が危ないかというと、この戦争がたとえ早く終わったとしても、ただでさえこじれている米国や欧州とロシアの関係をさらに悪化させてしまうことが実に危険だ。欧州連合(EU)との新しい戦略的なパートナーシップへの期待など、雲散霧消してしまう。何百という戦車に国境を越えさせて、そして軍事基地だけでなくグルジアの町村をも砲撃させたロシアのウラジーミル・プーチン首相は(そして決定権を握るのはこの元大統領その人にほかならない。それを疑う者は誰もいない)、旧ソ連の衛星国だった全ての国にとっての最悪の恐怖を、文字どおり追認してしまったのだ。>(フィナンシャル・タイムズ)


 よろしかったら人気blogランキングへ クリックお願いします
 

コメント

嫌われメアの逆襲!民間地の鉄塔 撤去要請

2008-08-13 07:29:09 | 未分類

  よろしかったら人気blogランキングへ クリックお願いします

沖縄タイムス 2008年8月12日(火) 朝刊 1面  
民間地の鉄塔 撤去要請/防衛局
宜野湾市大謝名/米軍機の安全で
 【宜野湾】宜野湾市大謝名に設置された個人所有の高さ約四十メートルの電波塔に対し、沖縄防衛局が隣接する米軍普天間飛行場を離着陸する米軍機の事故防止を理由に、撤去を求めていたことが十一日、分かった。専門家によると、法律に違反しない建物に、米軍基地運用の妨げとなるとして国が撤去を求めるのは異例だという。
 電波塔は普天間飛行場滑走路の南側延長線上にあり、滑走路先端から約六百メートル離れている。地上四階建てのビルの屋上に設置され、建物と合わせた高さは地上約四十メートル。同市の建築確認、県景観形成条例の審査に合格。昨年四月に完成し、業務用無線の中継局として、複数の民間企業と使用契約を結ぶ予定だった。

 所有者によると沖縄防衛局は昨年五月、米軍機の事故防止を理由として撤去を要請。現在、両者は交渉中だが、所有者は「事故防止のためなら協力するが、中継局として運用しようとした矢先にストップがかかり、完成から一年以上放置したままの状態」と困惑している。

 防衛省は「基地外での強制的規制はなく、事故防止のため所有者に協力を求めた」と説明。米軍からの申し入れではなく、自発的に取った措置だという。

 航空軍事評論家の青木謙知氏は「米軍基地は国内法が適用されず、同市内では航空法による建造物の高さ規制は存在しないため、電波塔に法律上の問題はない。航空法に違反しない建造物の撤去を国が求めるのは珍しい」と話した。

 米軍が定めたマスタープランのクリアゾーン内に、普天間第二小学校や住宅が密集しているとして、同飛行場の欠陥を指摘する伊波洋一宜野湾市長は「米軍が無視し続けるクリアゾーン(土地利用禁止区域)の裏付けとなる事例だ。鉄塔だけでなく、クリアゾーン内のほかの建物も危険なはず。本来ならば撤去されるのは基地だ」と危険性を放置する国と米軍を批判した。(中部支社・銘苅一哲)

                                            ◇

この記事を読んで感じることは、

当たり前のことをもっともらしく書くのは難しい、ということ。

先ず誰もが認める大前提は、

「住宅密集地に隣接した普天間基地は危険である

これは、あの強気のラムズフェルド元米国防長官も認めたこと。

 

①これを基に伊波宜野湾市長が、ハワイに抗議旅行をするとぶち上げた。

クリアゾーン(土地利用禁止区域)」を滑走路両端に設けているが、実際は、ゾーン内に小学校や住宅がある。市はこれが米軍自身の安全基準違反になると指摘し、同飛行場の運用停止を求める。」
伊波市長訪米、米基準違反を追及へ(2008.7.26) カメラ

米海軍省作成の「普天間飛行場マスタープラン」のクリアゾーンを宜野湾市の航空写真に重ねた図

これに関しては当日記は、危険を承知でこれに近づいて、ゆすりたかりはヤクザの手口と批判した。

ゆすり、たかりはマフィアの生業

 

②「嫌われメア」(ケビン・メア在沖米総領事のことです)が、これにはドングリ目をむいて、

「逆に滑走路の近くの基地外に、なぜ、宜野湾市が建設を許しているのか疑問」と反論した。⇒“無理解”メア氏 「近くに建設許す宜野湾市に疑問」

なるほど、基地外の建築許可は宜野湾市の管轄だが、メアさん、言わんでよいことも、思ったらつい口に出す性格らしい。

こんなことまでいってしまった。⇒ メア総領事 宜野湾市長訪米効果を疑問視

 

③その結果がこれだった。

「メア氏は退島を」 普天間爆音訴訟原告団、要求決議を可決

理屈に負けたら出て行けかよ。

そして、新聞にはこんなことも書かれ⇒メア発言 こんな米総領事、要らない

基地外にはこんなこともされた。⇒在沖米総領事館に火炎瓶:

                                            ◇

理不尽な言いがかりにぶちきれたのか、今度はメアさんが反撃に出た。 自分で目をむいて(これは生まれつき?失礼)、「そんなに危険と思う基地の側に鉄塔を作る方が危険だろう」と言ったら、再度「メア、出て行け」コールが起きかねない。

そこで防衛省をクッションにして、今回の「民間地の鉄塔 撤去要請/防衛局 」ということになった。

メアさん、前にこんなことを言っていた。

「米政府は日本の基地外の建設に何も権限がない。日本政府と県と市がコントロールしているので、米側は何もできない。普天間の滑走路の南の進入灯の近くにタワーができているが、これも安全の面で米側からはよくない。でも米側からは何もできない

 

冒頭に掲げた大前提から言えば、危険な滑走路を含む基地の側に鉄塔を作ることは危険地域をより危険にすると思うのだが、そんな屁理屈は通用しない。

危険を除去したかったら「飛行場で、飛行禁止」をすれば済む!

沖国大「飛行禁止」要求/普天間ヘリ墜落4年

確か、沖国大も危険を承知で近くに建設されたはずだが・・・。

 

「当たり前のことを話すのはムツカシイ」

by ケビン・メア

 

◆関連エントリーです。 

四面楚歌の宜野湾市長 沖縄タイムスが又梯子をはずした?

ジュゴンの命か住民の安全か 伊波市長のハワイ訪問  

ゆすり、たかりはマフィアの生業

沖縄タイムスが報じた「不都合な真実」、「返還パニック」!


 

 よろしかったら人気blogランキングへ クリックお願いします

 。

コメント (2)

沖縄タイムスは偏向していない!by沖縄の「識者」

2008-08-12 08:10:38 | 未分類

  よろしかったら人気blogランキングへ クリックお願いします

 

当日記は沖縄2紙を中心に、沖縄マスコミの偏向報道をブログネタにさせてもらっているが、それが注目されたのか、雑誌『WILL』の増刊号で「偏向報道ウォッチング これが沖縄の言論封殺だ」というタイトルで拙文を掲載してもらい、各方面から評価していただいた。

同文でも沖縄タイムス、琉球新報をネタにさせてもらい沖縄紙の偏向振りを書かしてもらったが、それを読んだわけでもないと思うのだが、沖縄タイムスが昨日(8月11日)から文化面の特集で「沖縄メディア役割り」と題して、連載で「識者」の論文を掲載している。

冒頭の導入部は次のようになっている。

日本社会の右傾化が指摘される中、沖縄メディアの報道姿勢に対して、「極端な偏向報道」「沖縄のマスコミは県民の知的水準を下げたいのか」など、一部の論者が反発や批判をがなされている。今日、沖縄のメディアが置かれている位置や役割はどのようなものなのか。 報道のスタンスや今後のあり方について、各識者に論評してもらった。>

>「極端な偏向報道」

>「沖縄のマスコミは県民の知的水準を下げたいのか」

このような趣旨の記述は当日記のオハコ。

でも、まさか当日記が一部の論者に入るとも思えないが、沖縄タイムスはこの一部の論者に対して「識者」を動員して大反論を開始したようだ。

連載第一回に登場の「識者」は沖縄紙ではお馴染みの新崎盛暉沖縄大学名誉教授。

沖縄論壇の長老で、勿論その論調は沖縄紙も驚く極左の論客で、前述の『WILL』掲載の拙文でもその名は引用させてもらったお方。

その論文を読んで沖縄紙が偏向しているか否かは判断していただくとして、

タイムスが論評を求める「識者」の名前を見ただけで「偏向」と感じる当日記のようなものは「非識者」に属するわけだ。

ちなみに、「大辞林 第二版 (三省堂)」を引いてみると、こうなっている。

【識者】 物事に対して正しい判断をくだす力のある人。学識・見識のある人

なるほど、沖縄タイムスがいう「物事に対して正しい判断をくだす力のある人。学識・見識のある人」とは、左翼思想の持ち主であるという前提が付くことを読者に告知すべきだと思うのだが。

 

「集団自決」に関してもタイムスにはいろんな「識者」が登場したが、一例を挙げると次のようなタイムス企画特集に合致する「識者」が集まってくる。

ちなみに 、下記「識者」の(3)に登場する新川明氏は元沖縄タイムス社長で、この方の名前も『WILL』の記事に「極左思想の持ち主」として引用させてもらっている。
  

●連載『3・28「集団自決」訴訟判決 インタビュー』(08年3月26日~28日)

 「集団自決」訴訟の判決が二十八日、大阪地裁で言い渡される。住民に命令は出していないと訴訟に打って出た、元戦隊長ら原告側をどう読み解くか。二〇〇五年八月の提訴から約二年八カ月。問題を見守ってきた三人の識者に聞いた。

(上)高作正博さん(琉大大学院准教授)(3月26日朝刊)
(中)中村政則さん(一橋大学名誉教授)(3月27日朝刊)
(下)新川明さん(ジャーナリスト)(3月28日朝刊)

 

で、肝心の新崎教授の論文の内容だが、詳しくは現物を読んでいただくとして、要点のみを記するとこうなっている。

<沖縄紙の論調が偏向しているというが、まだ偏向というには程遠い。 米軍再編についても、日米合意の「V字案」とか「沖合い案」といった選択肢を県民に問うようでは沖縄紙はまだ甘い。 基地移設は県内容認か県外撤去を県民に問うのが沖縄メディアの使命だ。>(要旨)

まぁ、大体こんなところだと思うのだが、新崎先生にかかると、

「沖縄紙の偏向報道はまだ修行不足」というのだから、話にならない。

国の安全保障や日米安保に関しては「絶対反対」で、憲法を守れば救われるというのでは話になるはずもない。

                      ◇

 

 沖縄タイムス 2008年8月11日(月) 夕刊 4面  
 
 戦争への歯止め鈍化/アジアプレス野中章弘さん 沖大講座で指摘
 戦争とメディアの役割などについて考える第四百三十六回沖縄大学土曜教養講座「沖縄戦は終わらないPart2」が十日、那覇市の同大で開かれ、学生や一般の受講生ら約八十人が参加した。
 講師の一人でアジアプレスインターナショナル代表の野中章弘さんは、戦争を知らない学生が増えていることについて「歴史をきちんと教えない教育の問題。戦争の記憶が『風化』しているのではなく、戦争を学んだ記憶そのものがない」と指摘した。

 また、ドキュメンタリー映画「靖国 YASUKUNI」の上映中止騒動や、イラク戦争の死者数がほとんど知られていないことに触れ、「過去にあった沖縄戦だけでなく、今起きている戦争にも反応していない。戦争に傾斜するような動きに対する社会の歯止めが非常に弱くなっている」と危機感を示した。

 沖縄タイムス編集委員の謝花直美さんは、沖縄の新聞社は軍に加担した戦争報道の反省が出発点だったと説明。沖縄戦時に慶良間諸島で起きた「集団自決(強制集団死)」をめぐる教科書問題などについて、「平和を希求する沖縄の人たちの心をねじ曲げるような動きを許してはならない」と強調した。

 このほか講座では、同大の学生でつくる壕プロジェクトのメンバーが、戦時中に当時の島田叡知事や荒井退蔵県警察部長らが避難した那覇市の県庁・警察部壕の内部をスライドなどを使って紹介。

 終盤では、野中さんと謝花さんのほか、早稲田大学ジャーナリズム教育研究所長の花田達朗さん、ジャーナリストの岡留安則さんが加わり、フロアの質問に答える形で議論を進めた。

                     ◇
 沖縄タイムスが指定する「識者」がカッコつきでなければ誤解を呼ぶのと同じように、タイムスが紹介する団体もカッコ付きで見る必要がある。

何故なら、自社と意見の異なる団体や、その活動を報じることはほとんどないからである。

「アジアプレス」http://www.asiapress.org/といっても、この団体が実際は「特ア三国」の中国、韓国、北朝鮮のプレスを中心にした団体であるということは、読者には告知されない。

そのうちに、アジアプレス野中章弘さんや、

沖縄タイムス編集委員の謝花直美さんも「識者」の仲間入りするだろう。

謝花さんがいう「平和を希求する沖縄の人たちの心をねじ曲げるような動き」って当日記のこと?

まさかね。

 

【おまけ】

観光コースでない沖縄 第四版―戦跡/...(2008.8.10)

沖縄紙は「偏向していない」、いやそれどころか「まだ偏向が足りない」と、アリガタイお墨付きを頂いた「識者」新崎盛暉先生の著作なら、宣伝費の要らない記事として宣伝してやろうというのだから分かりやすい。

えっ? 何が分かりやすいかって?

ハイ、偏向新聞と「識者」の先生の持ちつも持たれの蜜月の関係がデス。

   よろしかったら人気blogランキングへ クリックお願いします

 

コメント (2)

ロシアの陰謀と中国の面目  「虐殺のオリンピック」の舞台裏

2008-08-11 10:21:23 | 県知事選

   よろしかったら人気blogランキングへ クリックお願いします

 

新聞報道は「南オセチア衝突」と報じているが、これは戦争である。

戦争の発端ほど当事者の意見が食い違うものはない。 

お互いに「相手が先に手をだした」と相手の非を訴えるのは歴史が教える。

各紙の第一報を見ると、

「グルジアからの独立を目指す親ロシアの南オセチア自治州を攻撃し、それに対して南オセチアを支援するロシアがグルジアに反撃した」

といった内容。

つまり「先に手を出したのはグルジアだ!」

悪いのはグルジア? 

ロシア軍機、グルジア基地爆撃 全面戦争の可能性
朝日新聞 - <NOBR>2008年8月8日</NOBR>
【モスクワ=星井麻紀】グルジア軍は8日、同国からの分離独立を目指す親ロシアの南オセチア自治州に進攻し、大規模な攻撃を始めた。ロイター通信などによると、これに対してロシア軍機がトビリシ郊外のグルジア空軍基地を爆撃するなど報復攻撃し、軍事衝突が拡大している ...

これは、グルジア出身の黒海とロシア出身の露鵬が土俵上で戦うのとはわけが違う。 

両関取の勝負は勝ったり負けたりもあるだろうが、

軍事大国ロシアと小国グルジアとの戦いは、

横綱と序の口の取り組みのようなもので、

どう考えてもグルジアに勝ち目はない。

案の定、グルジアが停戦を提案するが・・・

グルジアが停戦提案、州都から軍撤退 ロシアは攻撃続行 (01:50)http://www.nikkei.co.jp/news/main/20080811AT2M1001M
10082008.html

ロシアがこの絶好の機会に、おめおめと引き下がるわけはない。 

やはり停戦拒否!
グルジア軍撤退、ロシアは停戦拒否 黒海で海上封鎖(8/10) http://www.nikkei.co.jp/news/main/20080810AT2M10016100
82008.html

ロシアの態度をみると新聞の第一報をそのまま額面どおり受け取れない。

プーチンは、グルジアが動き出すように「仕向けて」いたのだ。 日本を締め上げて開戦に追い込んだルーズベルトを連想する。

結局プーチンの思惑通り動いたグルジアが、

今頃「停戦通告」をしても、

ロシアは、

「もう、どうにもとまらない!」(by 山本リンダ)

 南オセチア衝突:グルジアが停戦通告 露拒否「攻撃は続いている」
 【トビリシ小谷守彦】グルジアからの分離独立を求める南オセチア自治州での軍事衝突は10日、ロシア軍がグルジアの首都トビリシ近郊を空爆するなど戦線が拡大した。グルジア外務省は同日、サーカシビリ大統領の決定に基づきグルジア軍が戦闘を停止し、紛争地域から撤退したことをロシア側に通告し、停戦交渉の開始を呼びかけたと表明した。インタファクス通信によると、ロシア外務省筋は通告があったことを認めたが、「グルジア軍は攻撃を続けている」と停戦に応じない意向を示した。

 南オセチアの州都ツヒンバリ周辺では10日もロシア、グルジア両軍の激しい戦闘が続いた。グルジアのテレビはトビリシ近郊の戦闘機製造工場が10日朝、ロシア軍に空爆されたと報じた。夜にも再び近くで空爆があった模様だ。またインタファクス通信は、グルジアの黒海沿岸にロシア海軍のミサイル巡洋艦などが展開し、グルジアへの武器流入を防ぐ海上封鎖を準備していると報じた。カラシン露外務次官は同日の会見で艦船展開の事実は認めたが、船舶検査など海上警備の強化が目的と述べた。

 ロシア外務省は10日、南オセチアの戦闘による死者は2000人以上と発表。グルジア政府はグルジア側死者は約300人としている。ロシアのラジオ局は10日、グルジア側から戦闘を取材していたジャーナリスト2人が死亡したと報じた。

 ツヒンバリでは一時グルジア軍が撤退を開始したとの報道が流れたが、グルジア内務省はロシア軍による州都制圧を認めたものの、グルジア軍は州都周辺にとどまり反撃を準備しているとして撤退報道を否定していた。

 一方、同じくグルジアからの独立を求めるアブハジア自治共和国でもグルジア軍と独立派の戦闘が本格化し、アブハジアに駐留するロシア平和維持軍に増派部隊が派遣された。独立派政府のバガプシ大統領は同日、10日間の「戦時状態」を宣言し、グルジア軍支配地域のコドリ渓谷に特殊部隊1000人を派遣したと述べた。

毎日新聞 2008年8月11日 東京朝刊

                    ◇

プーチンがグルジア攻撃を抜かりなく準備しながら、北京オリンピックの開会式に臨み、その席で平然とグルジア攻撃の指示を出していた様子を、「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 (平成20年8月11日)が詳しく解説しているので、全文引用します。
△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△

 ロシア、グルジアへの軍事攻勢はアブハジア独立支援だけか?
  隠れた意図はジェイハン・ルートの頓挫と原油高騰の維持ではない

*********************************

ロシアはグルジア攻撃をぬかりなく準備してきた。

そもそもコソボ独立に反対し、されどオセチア独立に賛成し、チェチェ
ン独立は武力で弾圧し、ユーゴスラビア解体のときに何も出来なかった恨みを晴らすかのように、グルジアをぺしゃんこになるまで軍事攻勢をかけようとしている。

親米派のサアカシビリ政権があぶない。

英米はこぞって即時停戦を呼びかけ、グルジアは五輪からの選手撤退を検討し、欧州のメディアは五輪そっちのけ、1面トップ・ニュースはグ
ルジアである。

ロシアは資源戦略の一環として複雑な思惑を秘めた軍事作戦を採っている。

第1に北京五輪の虚をついた。

プーチンは何事もないかのような笑顔をつくって北京五輪の開会式へ出席し、胡錦濤やブッシュと握手し、その笑顔を変えないで、グルジア攻撃を命じていた。鉄面皮。

第2は米国が手も足も出せない窮状を知っていて、その隙に乗じた。米国はイラクで泥沼に陥ってしまい、台湾問題でも北京に譲歩するほどの外向的ていたらく、グルジアを救援するために米軍を派遣することはあり得ない。

イランの核武装が着々と進んでいても英米の制裁にモスクワはまったく
乗らない。この点では北京と黙契があるかのようだ。

第3にグルジアへの積年の恨みを晴らす絶好の機会なのである。

一昨年、グルジアは200年ぶりに真の独立を恢復し、ロシア軍は撤退を余儀なくされ、その屈辱の裏返しが年初のオセチア、アブハジア両傀儡政権の事実上の承認だった。

外向的に国家承認ではなく、国内国のまま既成事実をみとめ、ロシアの傀儡大統領を「元首」扱いしだした。

戦争準備は出来ていた。

基本的なプーチンの資源戦略は石油高騰を維持し、ガスのカルテルを策定し、さらにウランのカルテルを組織化し、そのためには中央アジアの資源を、ロシアを経由しないルートの建設を徹底的に妨害することにある。

西側が建設を始めたブロッコ・パイプラインに対抗してブルーストリー
ムを並列させて同時に建設し(満鉄に平行した東清鉄道をみよ)、その
拠点をベルギー、ウィーンに競わせて、むしろEU内部の結束ががたが
たに揺らし、ドイツへの資源供給に脅しをかけ、そしてジャイハンルー
トへの妨害である。

ブロッコ・ルートはルーマニア、ブルガリアを巻き込み、EUの団結を
削減し、バルト3国は供給を絶たれて悲鳴を挙げている。

ジェイハンルートとは、中央アジアからアゼルバイジャンのバクー →
 グルジアを経由し、トルコを西から東へ横断してトルコ南岸のジェイ
ハン港へと至る長大なパイプライン。すでに1日80万バーレルを運ぶが、トルコ内ゲリラの襲撃で5日間ほどストップした脆弱性を秘めている。

このパイプラインがグルジア領内を通過している。

ロシアの副次的な狙いは、これであろう。

                      ◇

 

「平和の祭典」の観客席から戦争の指示を出されたら、中国の面子も丸つぶれだが、プーチンの力を借りるまでもなく、

既に、中国は「国内問題」で面目は丸潰れで、「平和の祭典」の跡形もない。

中国:新疆襲撃 五輪安全、不安視 中国指導部に打撃

やはり、北京オリンピックは「虐殺のオリンピック」の名がふさわしい。

 

関連記事; 

中国:北京五輪の安全確保、一層不安視 新疆テロ
中国:武装集団、新疆でまた襲撃 容疑者ら11人死亡--クチャ県

  よろしかったら人気blogランキングへ クリックお願いします
コメント

嫌われメア!島を出て行け!市の建設許可に疑問

2008-08-10 07:35:47 | 未分類

  よろしかったら人気blogランキングへ クリックお願いします

写真で見る限りだが、ケビン・メア在沖米総領事は、いつもビックリしたような顔で、ストレートな発言を投げつける。

日本の政治家が沖縄に関して発言する際、たえず腫れ物に触るような姿勢で何事にも「県民感情は翌理解できる」等々の枕言葉を付け、オブラートでくるんだような発言しかしないのと好対照をなす。

そのメアさんが気に食わないから、島から出て行けとのこと。

「メア氏は退島を」 普天間爆音訴訟原告団、要求決議を可決 2008年8月9日

 【宜野湾】普天間爆音訴訟原告団(島田善次団長)は8日、宜野湾市立中央公民館で2008年度総会を開き「滑走路近くの基地外になぜ、宜野湾市が(住宅の)建設を許しているのか疑問」などと発言したケビン・メア在沖米総領事の沖縄からの「退島」を要求する決議を全会一致で可決した。 「退島要求決議」では「去る大戦で、米軍は沖縄上陸後、住民の土地を略奪し、飛行場を造った。重大な国際法違反だ」と在沖米軍基地の形成過程を指摘した。
 その上で「裁判官は、国の『危険への接近』論を排除し、普天間基地の異常な運用を違法と断罪した」と普天間爆音訴訟一審判決を引用し、「判決を承知の上での数々の反県民的な言動に怒りをもって抗議し、メア総領事は即刻、沖縄から退島するよう要求する」と求めている。
 決議のあて先は米国務長官、在日米国大使館、在沖米総領事館。
 島田団長は「われわれ県民の思いを否定するような言動は容認できない。特に訴えを起こしているわれわれが声を上げていかなければいけない」と決議に込めた意味を語った。新垣勉弁護団長は「裁判所が普天間飛行場で爆音を初めて違法と断罪したことは大きな意味を持つ。W値(うるささ指数)75以上の地域に住む人は誰でも原告になれる。原告に参加するよう多くの人に呼び掛けてほしい」と原告人数の拡大を呼び掛けた。
 総会では、訪米を終えた伊波洋一宜野湾市長が要請行動の報告を行い、08年度活動方針や総会宣言などが可決された。(当銘寿夫)

                     ◇

チン言、妄言で有名なのは、東門沖縄市長。

北朝鮮がミサイルを乱射ぢたとき、コメントを求められ、「(ミサイル乱射は)アメリカや、日本政府発表なので、北朝鮮が正式発表するまでノーコメント」(要旨)と、同盟国や自国の政府より将軍様の国の発表を信じるという珍しい市長さんである。

それだけはない、迎撃ミサイルが沖縄に配備されるとの報道がされると、すぐさま米軍当局を訪問し「ミサイル配備反対」とテーブルをたたいて猛抗議。

ミサイルといっても迎撃用であり、攻撃用の兵器ではないとの説明を受けても、少しもひるまず、「相手のミサイルに命中し破片が落下したら危険だ」とやり返したという。(失)

北のミサイルが沖縄に直撃する危険にはノーコメントで、迎撃ミサイルが成功した場合の危険性を猛抗議するという、北の工作員のような市長さんである。

                      *

ところで、嫌われ者のケビン・メア在沖米総領事、どんな嫌われ発言をあのビックリ目玉でしゃべっていたのか、

最近の新聞報道で探って見た。

メア総領事 宜野湾市長訪米効果を疑問視

>訪米を終えた伊波洋一宜野湾市長が要請行動の報告を行い

記事では訪米効果に関する記述は一行もないのだが・・・。

伊波市長の訪米効果は沖縄タイムスでさえ疑問を呈しており、お膝元の宜野湾市議会からも効果を分散させると非難を受けているが、

メア総領事が「本当のこと」を率直に話すことが、お気に召さないらしい。

もみ手をしながら、

「県民感情はよく理解できるが・・・」とお決まりの枕言葉を使って、

「県民感情はよく理解できますが、市長さんの訪米はあまり効果が・・・」と言葉を濁せば気に入ってもらえたのでしょうに。(この際、理解の有無は問題ではなく、枕詞の有無が問題なのである)

で、次にケビン・メア在沖米総領事はどんな暴言をかましていたのか。

 ⇒“無理解”メア氏 「近くに建設許す宜野湾市に疑問」 カメラ2008年7月12日

基地の危険性とは別に周辺での自治体の建設基準に疑問を示すケビン・メア在沖米総領事=11日、浦添市の在沖米国総領事館

 <ケビン・メア在沖米総領事は11日の定例記者会見で、伊波洋一宜野湾市長が米軍普天間飛行場は米軍内部の安全基準に違反すると指摘しているのに対し「基地外の建設を制御する安全基準で、逆に滑走路の近くの基地外になぜ、宜野湾市が建設を許しているのかという疑問がある」と答えた。>


 <米軍普天間飛行場は、米軍内部の安全基準に違反しているとする伊波市長の指摘に「逆に滑走路の近くの基地外に、なぜ、宜野湾市が建設を許しているのか疑問」と反論したケビン・メア在沖米総領事。>


 <基地外の建物建設について「米政府は日本の基地外の建設に何も権限がない。日本政府と県と市がコントロールしているので、米側は何もできない。普天間の滑走路の南の進入灯の近くにタワーができているが、これも安全の面で米側からはよくない。でも米側からは何もできない」と日本側の責任であることを強調した。

 

うーん、何処を拾っても当たり前のことしか言っていないようだが、

やはり枕言葉の使い方は忘れているようだ。

これに関しては、ブログネタにさせてもらっている。

 

◆関連エントリーです。 

四面楚歌の宜野湾市長 沖縄タイムスが又梯子をはずした?

ジュゴンの命か住民の安全か 伊波市長のハワイ訪問  

ゆすり、たかりはマフィアの生業

沖縄タイムスが報じた「不都合な真実」、「返還パニック」!


嫌われ者のメアさん、琉球新報にも嫌われて、こんな見出しまでいただいていた。

メア発言 こんな米総領事、要らない(琉球新報2008年7月13日)

 
見出しだけならまだしも、

こんな基地外がいるので、⇒在沖米総領事館に火炎瓶:

くれぐれも闇夜の晩には、

お気をつけあそばせ、メアさん。

 よろしかったら人気blogランキングへ クリックお願いします
 

コメント (1)

沖縄タイムスさん!誤報事件の教訓って?

2008-08-09 06:54:34 | ★集団自決

  よろしかったら人気blogランキングへ クリックお願いします

沖縄タイムス社説(2008年8月7日朝刊)

【河野夫人死去】誤報事件の教訓忘れず


 「遺族の心はくしゃくしゃにした紙を広げたようなもの。いくら伸ばしてもそのシワは消えないんです」
 一九九五年に起きた地下鉄サリン事件で夫を亡くした高橋シズヱさんから聞いた言葉だ。高橋さんの人生はあの日から一変した。押し寄せるマスコミの、遺族への配慮を欠いた振る舞い、興味本位としか思えない問い掛けに不信を募らせたという。

 今月五日、長野県松本市で河野澄子さんが六十年の生涯を閉じた。地下鉄事件の前年、市内で起きたサリン事件の被害者で、十四年余り意識が戻らぬままだった。

 この事件は私たち報道に携わる者にとって、忘れてはならない教訓を残した。第一通報者である夫の義行さんを容疑者扱いしたことだ。捜査当局から漏れる情報にあまりにも頼り切ったことが原因だった。

 「犯人説」に基づく報道合戦が続き、事件とは関係のない家族のプライバシーまでが取材の対象となった。メディアのこうした過熱ぶりが、「犯人説」を世論にまで押し上げたことは否定できない。

 その間、河野家は澄子さんの看病に追われながらもいわれなき誹謗中傷にさらされた。潔白が証明されたのは一連の事件にオウム真理教(当時)が関与していることが明らかになった一年近くも後のことだ。

 澄子さんの死に接し、われわれはあらためて自問しなければならない。事件から学んだことは何なのか。

 一連の事件を受け、「メディアスクラム(集団的過熱取材)」の防止策、記者研修、第三者による委員会の設置など、新聞、テレビ各社で取り組みは強化されている。

 ただ、これらの対策が第二、第三の松本事件防止につながっているとは必ずしもいえない。

 秋田県内で起きた男児殺害事件の際の過熱取材ぶりは記憶に新しい。鹿児島県志布志市であった公選法違反事件では、捜査の過程でメディア側が当事者たちへの細かな取材を重ねていれば、権力の暴走は防げたかもしれない。

 権力を監視することは新聞の使命だ。他社との競争を優先するあまり、逆に監視すべき相手と一体化すれば本来の役割を放棄したことになる。

 時に遠回りであっても事実の確認、裏付け取材の積み重ねが最も重要なことだ。専門家や外部の意見も積極的に取り入れなければならない。

 義行さんは最近のインタビューで指摘している。「(メディアは)変わりようがない。事実検証する時間もマンパワーもない」。一方で、「個人が権力につぶされそうになったとき、対抗できるのは世論を形成できるメディア。役割は大きい」とメディアの可能性にも言及した。

 「今日は彼女が自由になった日。わが家にとって事件が終わる日になる」。愛妻の訃報に接し、記者たちにこう語った彼の言葉を私たちはしっかりと肝に銘じたい。事件を風化させないための努力を日一日と重ねていくことが、国民の信頼を得る近道になると考える。

 
                                           ◇

この事件は私たち報道に携わる者にとって、忘れてはならない教訓を残した。第一通報者である夫の義行さんを容疑者扱いしたことだ。捜査当局から漏れる情報にあまりにも頼り切ったことが原因だった。

「犯人説」に基づく報道合戦が続き、事件とは関係のない家族のプライバシーまでが取材の対象となった。メディアのこうした過熱ぶりが、「犯人説」を世論にまで押し上げたことは否定できない。

 

いかにも自社を含む過去のマスコミの歪曲報道を反省・自省しているような書きぶりだが、沖縄タイムスの日頃の報道には反省のひとかけらも見出すことは困難だ。

何しろ、沖縄タイムスは、半世紀以上も前に出版した『鉄の暴風』で、

生きている人間のことを、

《隊長梅澤のごときは,のちに朝鮮人慰安婦らしきもの二人と不明死を遂げたことが判明した。》

と真に侮蔑的記述で抹殺しておきながら、

改訂版ではそっとその部分を削除し,本人に対してひとことの謝罪もなくい。

それどころか、杜撰な取材と記述は棚にあげて、現在でも集団自決は軍の命令(最近は強制といっているが)と強弁し、梅澤氏の人間としての尊厳を抹殺し続けている恥知らずな新聞なのである。

こんな沖縄タイムスに、メディアとしての反省が何処に見出せるか。

昨年来の誤報・捏造報道は枚挙に暇がないが、今年起きた沖縄タイムスの「捏造報道」と「歴史の捏造」を、

偶然これに巻き込まれた藤岡信勝拓大教授の「アイデンテティ」掲載の実体験論文を例に挙げて紹介したい。

同論文はご本人の了解の下に全文引用いたします。


 【アイデンティティ】掲載論文


座間味島民を指そうし歴史を偽造する沖縄タイムス
   ー体験的沖縄メディア論ー
新しい歴史教科書をつくる会会長 藤岡信勝

 *「そう」は口へんに「族」。

  沖縄のメディアが極度に偏向していることはつとに知られている。沖縄タイムスと琉球新報の二つの新聞が地元の情報を独占し、両紙が偏向の度合いを競っている。昨年は沖縄戦集団自決をめぐり一大騒動を起こすことに成功し、高校日本史の教科書の、日本軍の「強制」記述を復活させた。沖縄左翼の大勝利であるかに見える。しかし、その論調は虚偽の上に成り立っている脆弱なものに過ぎない。
 私は、従軍慰安婦強制連行説と十年あまり闘ってきた。初めは日本人の多くが強制連行説に洗脳されていた。左翼の圧勝といえる状況だった。しかし、訴え続けていれば、最後に勝つのは真実である。十年後、中学校歴史教科書から「従軍慰安婦」記述は一掃されたのでる。この時の経験から、今回の集団自決教科書検定問題でも、左翼は一見勝ったように見えるが、最終的に勝つのは真実の側であると考えている。だから私は、「これは実は、沖縄左翼の終わりの始まり」であると語ってきた。この一月、そのことをさらに実感する機会に恵まれたで、その顛末を報告したい。私の体験的沖縄メディア論である。
  一月二十四日、新しい歴史教科書をつくる会沖縄支部の主催で、「沖縄戦『集団自決』と教科書検定」と題して講演した。資料を六十部用意したのだが、倍の人数が集まり、地元の新聞、テレビも取材に来た。翌日の琉球新報は「集団自決は尊厳死の一つ」という見出しで私の主張のポイントを書き、客観的に報道した。
他方、沖縄タイムスは無視を決め込んだ。私が講演の中で、『鉄の暴風』は「デマの暴風」だ、沖縄タイムスは同書を絶版にせよ、と語ったので書くわけにはいかなかったのだろうか。
 翌日、二十五日から三日間、日本エアービジョンという旅行会社が主催する「封印されてきた沖縄集団自決の真実」という団体ツアーに参加した。参加メンバーは三十八人。座間味島と渡嘉敷島を駆け足で回る旅だ。二十五日午後三時に那覇の泊港から高速艇に乗って、四時十分に座間味港に着いた。桟橋を渡り切った所で、二人の島民が私に近づき、「藤岡さんですね」と聞く。「はい、そうです」と答えると、それぞれ手に持った紙を私に手渡した。
 一人の男が「座間味島の集団自決についてちゃんと事実を調べて発言して下さい」と言った。私は、「そのようにします」と答えた。この人は宮里芳和さんで、居酒屋を開く傍ら、村の観光課に嘱託で勤務し、観光案内などをしている。琉球新報の通信員もしている。記念写真を撮りましょうと誘うと応じてカメラに収まった。もう一人の中村毅さんは写真に写るのは拒否した。
  ところで、宮里さんらが私に文書を渡すところを横合いからちゃっかり写真に撮っていた人物がいる。見ると、沖縄タイムスの吉田啓という記者だ。教科書検定問題で時々私の携帯に電話を掛けて来た人物で、前日の講演会にも参加していた。私達の乗った高速艇に密かに乗船して、真っ先に降り、シャッターチャンスを狙っていたのだ。私は総てを瞬時に了解した。これは沖縄タイムスが仕組んだ芝居だった。
 中村さんが私に渡したA4一枚の文書の末尾は、「座間味村民は、あなたがたを歓迎しません!!」と結んであった。この人がなぜ座間味村民を代表できるのかわからないが、これを見てツアーの参加者の一人新潟県柏崎市議の三井田孝欧さんが早速村役場に電話した。機敏な反応だ。「村は観光客を歓迎しないんですか」と抗議したからたまらない。観光課から女子職員が私達が宿泊するホテルに謝りに来た。観光客が来なくなったら村はお手あげなのだ。
  ホテルのすぐ隣が宮里さんが経営する居酒屋だった。その日の夜、十数人で表敬訪問することにした。宮里さんの還暦祝いと称して大いに盛り上がった。宮里さんは昭和二十三年生まれだから、戦争は知らない。「軍の命令があったかどうかはわからない」と、彼はしきりに弁解した。本当のことはこれから調べなければならないと言う。その通だ。実際、彼が渡してくれた6枚の文書は、調査にも役立った。今後とも事実を明らかにするよう、お互いがんばろうと確認してお開きとなった。
  ところで、この宮里さんとの酒宴の場で私は、「どうして私達が四時十分着の高速艇で島に着くことが分かったのですか」と質問した。宮里さんがちょっと口ごもったので、「吉田(啓)さんからの連絡ですか?」と水を向けると、「いや、謝花さんから電話があった」と答えた。
 謝花(じゃはな)直美。沖縄タイムスの編集委員であり、集団自決教科書検定騒動の世論工作の中心人物である。同紙に署名原稿も沢山書いている。反日感情むき出しの猛烈な女性であると聞いている。最近、岩波新書で『証言 沖縄「集団自決」ー慶良間諸島で何が起きたか』という本を出した。彼女がこの仕掛けの指揮を執っていた。宮里さんは琉球新報の駐在員であるだけでなく、沖縄タイムスのひももついていたのだ
  十時ころホテルに戻って携帯電話をチェックすると、吉田記者から四件も留守電が入っていた。こちらから電話すると、「村民が港で申し入れをしたのを取材しました」と言う。なぜわざわざそんなことを断るのか、私はすぐにわかった。埠頭で吉田記者が勝手に写真を撮るのを、ツアーのメンバーでチャンネル桜のキャスターをしている井上和彦さんがとがめて口論となった。吉田氏は「逃げるわけではない」と弁解しつつ、あわてて高速艇の帰りの便に乗り込んで行った。あとで、無断で写真を撮ったとねじ込まれるのを恐れて、私に了解を求めようとしていたのだ。私は「記事にするのは構わないが、覚悟をして書きなさい」と答えた。
 果たせるかな、翌日の沖縄タイムス朝刊に〈藤岡氏の訪問に座間味村民抗議/「軍命・強制は事実」〉という見出しの記事が載った。写真はなかった。よほど井上氏の抗議が利いたものとみえる。ちょっと長いが、興味深い記事なので、以下に全文を引用する。
 《沖縄戦時、慶良間諸島で起きた「集団自決(強制集団死)について、「日本軍による命令・強制はなく、米軍の猛爆で追い詰められた住民の尊厳死だった」などと主張する「新しい歴史教科書をつくる会」の藤岡信勝会長らが二十五日、座間味村を訪れた。反発する村民が抗議文を手渡した。藤岡氏らは二泊三日で、座間味、渡嘉敷両島を訪れる予定だという。
 村民は、抗議文で体験者の証言や村史の記述を引用して、「集団自決」への日本軍の命令や強制があったことを示し、「(座間味島・海上挺進第一戦隊の元隊長の)梅澤裕氏を絶対に許さない」「座間味村民はあなた方を歓迎しません」と伝えた。
 抗議した宮里芳和さんは「私は二十年以上、体験者から聞き取り調査をしたが、『集団自決』に軍命、強制があったことは間違いない事実だ」と話した。》
  沖縄タイムスは、本人が言ってもいないことを勝手に書くことができるのである。現在進行形の歴史の偽造である。
 翌日二十六日の朝から、一行はホテルのミニバスで島内の集団自決に関わりのある施設や壕の跡地を回った。忠魂碑からの帰り道、学校の校舎の陰に潜んでいる若い学生風の男を見かけた。沖縄タイムスの記者に違いない。私達を尾行していたのだ。他にも一人、島内で同じ風体の人物に出会った。私達が何処に行き、誰と会ったかを監視しているのである。謝花氏に克明な報告が行っているのだろう。
 正午近く、二本松と呼ばれるところを訪れた。ここは日本軍守備隊が米軍陣地に対し決死の切り込みを敢行して玉砕した記念碑「昭和白鯱隊之碑」のあるところだ。浄水場の施設のそばでバスを留め、急な坂道を徒歩で百メートルほど下りて左手に入ったところに碑はあった。その碑の隣の玉砕した挺身隊の一人田村邦夫少尉の墓を掃除していた年配のご夫婦に出逢った。集団自決をよく知っている村人であることがわかり、林の中で即席のインタビューが始まった。
 その方は宮平秀幸さんで、当時十五歳の防衛隊員だった。本部壕で梅澤隊長の伝令役をつとめていた。奇しくも座間味の証言者だった宮城初枝さんの実弟にあたる。昭和二十年三月二十五日の夜、村の幹部が自決用の弾薬を求めに本部の壕に来た。宮平さんは梅澤隊長の2メートルそばでその一部始終を聞いていた。梅澤隊長は弾薬の提供を断っただけでく、村人に自決するなと言い、忠魂碑前に自決のために集まっていた村人を解散させるよう「命令」していた。「隊長が止め
なかったから自決が起こった」という大江健三郎氏等の主張を根底から覆す新証言だ。この新証言は二月十六日にチャンネル桜で放映され、二十三日付産経新聞が独自取材でスクープし、雑誌『正論』に私が、『諸君!』に世界日報の鴨野守さんが詳細なレポートを書いたので参照していただきたい。
 昨年十一月三十日、私は県庁で記者会見を行った。真っ先に聞かれたのは、「今回、慶良間に行くのか」という質問だった。行くなら同行取材をさせてもらいたいという。「行く予定はない」と言うとほっとした顔をする。
 なぜ沖縄タイムスなどは我々の動向に執拗にこだわるのか。彼等こそが隊長命令がなかったことを知り抜いているからである。私たちがしかるべき証言者に会うのではないかと気が気でないのだ。彼等が「同行取材」を求めるのは島民の証言者に圧力を加えるためである。それにもかかわらず、私達は偶然にも決定的な証言者に出会ってしまった。しかも、坂の下の現場まで記者は尾行することは出来なかった。宮平さんとの会見場は、いわば「開かれた密室」だった。
  宮平さんは、昨年の教科書騒ぎで嘘が歴史になることに危機感を抱き、誰かまともに取材に来てくれるのを心待ちにしていた。「これも、ここで玉砕した英霊の導きだ」と宮平さんは思わず洩らした。このようにして、「沖縄左翼の終わりの始まり」はすでに始動したのである。(強調部分は引用者)

 

 

【おまけ】

《「祖国愛と人間の尊厳のためには屈しなかった巨人」。そんな彼の名前を知ったのは高校時代だった。四日に89歳で死去したロシアのノーベル賞作家、ソルジェニーツィン氏のことだ。》・・・だって。

大弦小弦(8/7)

君が代斉唱や、日の丸掲揚はいうに及ばず、

「祖国愛」なんて言葉をウチナンチュが使ったら、

沖縄タイムスは徹底的に批判するだろうに・・・

ロシア人が使うのは許されるんだ。(笑)

これも「祖国愛」の一種なのでしょうね。

ロシアとグルジア、武力衝突が激化 南オセチア

ロシア、グルジアと大規模戦争の危機 国連安保理が緊急会合

 よろしかったら人気blogランキングへ クリックお願いします

コメント (1)

日の丸裁判 教諭側敗訴確定

2008-08-08 06:41:05 | 県知事選

  よろしかったら人気blogランキングへ クリックお願いします

平和の祭典とは程遠い、危険だらけの北京オリンピックが今日開幕です。

五輪とテロ中国の過剰警備を憂う (東京新聞)

 八日の北京五輪開幕を控え、中国は厳戒態勢に入った。新疆ウイグル自治区ではテロ事件を取材中の本紙記者らが治安部隊に暴行された。過剰警備が市民の権利や報道の自由を侵害することを憂う。(8月7日 紙面から) [→記事全文へ]

北京オリンピックは、食品汚染、空気汚染という人間が生きていく基本条件に危険が存在するだけでなく、

観客や、選手の生命に直接関わる、テロの恐怖にも直面している。

こんな危険なオリンピックなら、ある程度の過剰警備も必要悪だろう。

東京新聞は、外はともかく、自社の記者が暴行されたのが気に食わないのだろう。

                      ◇

日の丸抗議、教諭側敗訴確定(産経新聞) - goo ニュース

東京都国立市立第2小学校で平成12年に行われた卒業式で屋上に国旗が掲揚されたことをめぐり、校長に抗議したなどとして戒告処分を受けた教諭5人が、都教育委員会に処分の取り消しを求めた訴訟で、最高裁第1小法廷(甲斐中辰夫裁判長)は6日、教諭側の上告を棄却する決定をした。教諭側敗訴の1、2審判決が確定した。


                                        ◇

このニュースは以下の過去記事の続き。

卒業式で国旗を掲揚した校長に抗議するなどしたのは信用失墜行為に当たるとして、戒告処分を受けた東京都国立市立第二小の元教諭5人が、都に処分取り消しを求めた訴訟の控訴審判決が11日、東京高裁であった。稲田龍樹裁判長は「抗議やリボン着用は教育公務員としての信用失墜行為で、処分は適法」として、訴えを退けた1審東京地裁判決を支持、教諭側の控訴を棄...「日の丸抗議、2審も教諭側敗訴 国立二小の卒業式」話題!‐教育ニュース:イザ!

                ◇

オリンピックを尻目に、国内ではビョーキの先生方が、最高裁の「診断」を仰いだのだが・・・。

この手のビョーキの先生方も、

最高裁判決で目が覚めるのだろうか。

ムリでしょう。 

隔離病棟に自主入院して、

「日の丸」と「君が代」を完全遮断するか、

「日の丸」「君が代」のない国へ亡命するしかないでしょう。

そんな国ってあるの?

北朝鮮? まさかね。

その前に、手っ取り早い方法は、

先生を辞めることだと思うのだが。

この患者さんたちのビョウ名はって?

はい、お馴染みのこれですが、

この病名を表示すると決まって患者集団が、

ブンブンとハエのようにたかってくるけど・・・。

病名 【国籍同一性障害】( こくせきどういつせいしょうがい )

患者自身が日本人であるにも関わらず、自分があたかも中国人・朝鮮人であるかのような錯覚に陥る一種の精神病。

何故か 中国・朝鮮が素晴らしい国・国民であるかのような幻想・シンパシーを抱く 。

「他国民」である日本・日本人が悪辣で卑怯・無知蒙昧な存在だと思い込むようになる 。

 病状が進むと、自分たちの属する日本国家・国民を根拠無く貶め、批判し、あげつらうことで 自分自身がまるで 正義の味方であり、人権感覚に溢れる国際派であり 弱者の擁護者であり、不正の告発者であり、先進的な改革者であるかのように思い込むようになり それにより 精神的な満足感を得る、といった相当に重篤な症状が発現する。

 自分の考えが唯一絶対だと確信しているので、絶対に妥協しない。

あらゆる機会を捕らえて相手方を非難・誣告する 。

日本国家・日本人を自分たちの「敵」であると定義しているので、どんなに不当・理不尽な 言いがかりが日本に及んでも、患者自身が感じるのは達成感・幸福感・高揚感だけである。

 外国メディアの論調が日本批判だった場合、彼らと「一体になれた」ような錯覚に陥り、幸福感は頂点に達する。

実際には、自分たち自身が その批判されている「日本人」そのものなのだが

 どんな内容であれ、日本・日本人が攻撃を受ければ受けるほど、ますます自分の正しさ・正当性を確信する。

 自分たちが国際社会で支持を受けていると思い込んでいるので、いつも「日本は国際社会・アジア諸国から孤立している」
などと主張し、従って日本は自分たちの言うことを聞くべきだ、と結論付ける。

なお、患者の主張する「国際社会・アジア諸国」とは ほとんどの場合、「中国・韓国・北朝鮮」の 3カ国だけであり、これらの国がしばしば世界全体から孤立し、嫌われていることには気付かないのが通常である。

 彼らの日本への攻撃は、そのほとんどが 愛する中国・韓国・北朝鮮自身への攻撃にもなっており、自爆が多い 最近では、病状への世間の理解も進み、当然の如く賛同者が減ったため、患者の生活権が脅かされている。

 治療法はあるにはあるが、自覚症状がほとんど現れないため、手遅れになるケースが大半である。

この病気は「フェミニズム」と言う新種の病気に転移する事でも知られている。

 

数々の臨床例によりこの患者は、ある特殊なものに脊髄反射して幻覚症状に陥ることが判明している。

症例としては日の丸、君が代に異常反応して

軍靴の音」が聞こえたりする幻聴、

キナ臭い」臭いを覚える幻臭、

いつか来た道」が見える幻覚などがある。

特異な例として、

人間がカメ虫に見えたりする症例も報告されている。

                     ◇

このビョーキに冒された患者に関するエントリーを調べたら・・・・

よくもこんなに書いたものだ。(笑)

沖縄タイムスと日の丸

君が代・日の丸病患者

朝日社員は【国籍同一性障害】日本人ではなく「コスモポリタン」

カメムシ先生の「国歌裁判」 最高裁判決

カメムシ先生「君が代訴訟」で敗訴確定!

国旗・国歌問題への誤解を正す 【追記・動画】

【追記】あり  赤丸に斜線のブラウスで入学式へ

天皇陛下と国旗・国

非常識の極地の判決  国旗は血塗られている

国旗・国歌訴訟 「裸の王様」の地裁判決

 よろしかったら人気blogランキングへ クリックお願いします


コメント

広島の石にある「文句」と「長崎の鐘」の歌詞

2008-08-07 06:46:59 | 県知事選

  よろしかったら人気blogランキングへ クリックお願いします

 

原爆の日に、罪を憎んで人を憎まず、なんてきれい事を言うのは不遜というものだろう。

そんなに心の広い人間は、理想ではあっても、現実にはそういるものではない。

原爆の日を「安らかにお休みください」の一言で終わらせるのも非体験者のきれい事である。 

「原爆投下は仕方がなかった」論は、

きれい事に満ちた不遜な心から生まれる。

原爆の日は、日頃考えている「原爆投下」に対する国民の怒りを吐露する日であってもおかしくはない。

他のブログでも紹介されているが、あえて「西村眞吾節」が炸裂した「国民の怒り」をメルマガから抜粋引用する。

全文読みたい方は⇒原爆の投下と広島の石にある「文句」

                      ◇

 

  <私は、原爆の犠牲者を心から追悼する。しかし、広島の原爆公園にある、「過ちは繰り返しませんから」という追悼の文句はしらじらしい。私は気にくわない。嫌いである。
 えらそうなことを言うな、まるで貴方たちの生きた頃は馬鹿ばかりで過ちを犯していましたが、私たちは賢く振る舞いますと言っているようではないか。
 また、原爆を落としたのが日本人だったとでも言うのか。この文章の主語は誰であろうか。落としたのはアメリカではないか。その証拠に、アメリカでは、原爆を広島に落としたB29を未だに大事に磨き上げて展示している。
 そのB29の前に「アメリカ人は過ちは繰り返しません」と書いているなら分かる。しかし、落とされた広島に主語不明でこの文句を書いている感覚が分からない。一体天下の公園に、誰がこの文句を書いたのであろうか。

 敵をとるという思い。この思いを素直に懐き表明した上で、恩讐の彼方に昇華させるという慰霊ではいけないのであろうか。>


 

< そこで、私が元兵士から聞いた原爆被災者の直接の声を思い出す。原爆投下の直後、広島に入った部隊があった。その部隊の兵士は、おびただしい被災者の死骸と生きているが道ばたにうずくまっている人々の群れをみる。そのうずくまっている人々は、彼にこう言った。
「兵隊さん、敵をとってください、敵をとってください」
 敵をとって欲しい、これは被爆者の自然の願いであった。この事実に目をつぶって追悼はない。>

 

 <我が国を取り巻く国々は、みな核保有国である。とりわけ、中国は我が国に向けて東風21という核弾頭ミサイルを実戦配備している。北朝鮮も核をもっており「東京を火の海にする」と脅迫したことがあった。
 そこで自問しよう。
 核を落とすなら敵をとると思う日本人と、
 落とされれば「過ちを繰り返した」と思う日本人と、
どちらが落としやすいであろうか。
 
 決まっているではないか。落とされれば、自分が悪かったから過ちを繰り返したと思う日本人には、良心の躊躇なくしかも仕返しの恐怖もなく落とせる。
 落とされた日本人自身が言っているように、悪いのは日本人であり落とす側は悪くない正義だと言えるからである。しかもこのような日本人が、敵を討ちに来る心配もない。
 
 それに対して、敵をとりにくる日本人には落とせない。何故なら落とせば自分も敵をとられて死ぬからである。
 
 そもそも、精神的にも敵を討つ体勢があること。
 核抑止力とはこういうことである。
 相互確証破壊、つまり、やったら確実にやり返す、だから双方とも核は使えない。きれいごとではなく、これが核戦争が抑止されてきた前提である。

 ということは、広島の公園にある、「過ちは繰り返しませんから」という文句は、核抑止力を自ら放棄して、日本人には核を落としやすいですよ、と核保有国に発信していることになるではないか。
 敗戦ぼけ!もほどほどにしてほしい。
 まさに、あの文句自体が、この厳しい国際社会のなかで我が国に再び惨禍を繰り返させる「過ち」である。
「過ちを繰り返させない」為に、あの文句を刻んだ石の撤去を望む。>(原爆の投下と広島の石にある「文句」ー西 村 眞 悟 平成20年 8

                               ◇

これだけで充分胸がスカッとするので、これ以上付け足すことはないが、以前に「広島の石」と「長崎の鐘」についてエントリーした記事があるので蛇足と知りつつ再掲します。

【以下再掲】

「NHK・BS2 ビッグショー」 反省の歌「長崎の鐘」

昨夜のNHK・BS2の「ビッグショー」の話題。

「蔵出しエンターテインメント」と言う過去にNHKで放映された映像を再放送する番組で、昨夜の主人公は作曲家の古関裕而で後半は「今週の明星」でゲスト歌手は藤山一郎、伊藤久男、二葉あき子、岡本敦郎の声自慢歌手が勢ぞろい。

先ず伊藤久男が「イヨマンテの夜」、続いて岡本敦郎が「高原列車は行く」、二葉あき子の「フランチェスカの鐘」の次にオオトリで藤山一郎で一気にフィナーレかと思ったら・・・同じく古関の作曲になる「愛国の花」のメロディーをバックにナレーションが入った。

「『戦時歌謡』と言う言葉がある」と始まるナレーションは戦前・戦時中に数多くの軍歌をヒットさせた古関裕而に反省を迫るインタビューにも取れた。

事実、古関は何度も「(思い出すと)胸が傷む」という言葉を繰り返していた。

この「ビッグショー」の初回放送は1975年だと言うが、NHKは戦後30年もたって一作曲家に軍歌を作ったというだけで何を反省せよと言うのか。

≪蔵出しエンターテインメント ビッグショー「古関裕而 青春!!涙!!哀愁!!」
 チャンネル :BS2
放送日 :2007年 1月29日(月)
放送時間 :午後7:45~午後8:32(47分)
ジャンル :音楽>歌謡曲・演歌
バラエティ>トークバラエティ
バラエティ>音楽バラエティ 
 ◆番組HP:
http://www.nhk.or.jp/ugoku/newprogram/bs2.html#main

【出演】古関裕而、藤山一郎、伊藤久男、二葉あき子、岡本敦郎、高英男、島田祐子、阿里道子、加藤道子、鎌田弥恵、藤村有弘 ほか【曲目】「栄冠は君に輝く」「紺碧の空」「君の名は」「長崎の鐘」ほか 【司会】酒井広【ナレーション】山川静夫(初回放送日:1975年2月16日≫

                  ◇

「歌は世につれ世は歌につれ」といわれるが流行歌にに詳しく自分で作詞もしている作家の五木寛之さんによると、歌が世につれることはあっても、世が歌につれることはないと言う。

と言うことは数多くの「戦時歌謡」のヒットを飛ばした古関さんは時代が求めた歌を作ったに過ぎず、自分が作った歌につられて時代が軍国化したわけではない。

あの「蔵出しエンタテインメント」のインタビューの年代が1975年だというが、古関さんが軍歌を作ったというだけで「戦前の悪行」としてNHKの音楽番組で反省のインタビューをさせられる謂れはないはずだ。

そして過去の軍歌の反省でもさせるように藤山一郎が「長崎の鐘」を朗々と歌い上げて番組は「完」。

勿論「長崎の鐘」は長崎の原爆投下で被爆した永井博士を主人公にした歌で作曲は勿論古関裕而で歌詞はサトウ八ローが書いている。

藤山一郎の歌う「長崎の鐘」の明瞭な藤山の発声と発音の歌詞を聞き入りながらその意味をなぞると何か違和感を感じた。

再び考え込んだ。

古関裕而に「戦時歌謡」の反省の弁を述べさせ、同じ作曲家が作った終戦直後の「長崎の鐘」で一体誰に何を反省させようと言うのか。

                 ◇

「長崎の鐘」 作詞:サトウハチロー 作曲:古関裕而 唄:藤山一郎
 
1 こよなく晴れた 青空を
   悲しと思う せつなさよ
   うねりの波の 人の世に
   はかなく生きる 野の花よ
   なぐさめ はげまし 長崎の
   ああ 長崎の鐘が鳴る
 
 
この曲は昭和24年、まだ戦後のドサクサと言った時代のヒット曲である。
 曲の主人公の永井博士は長崎の原爆投下で奥さんを亡くし、自分も被爆で白血病戦いながら数々のベストセラーを出した。
結局博士はその2年後に亡くなる。
 つまりこの詩は原爆の凄惨な災害を受けた原爆被爆者を歌っている筈である。

 しかしこの歌詞には残虐な原爆を投下した者への恨みはない。

念のため二番の歌詞を見てみよう。

 2 召されて妻は 天国へ
   別れてひとり 旅立ちぬ
  かたみに残る ロザリオの
  鎖に白き わが涙
  なぐさめ はげまし 長崎の
  ああ 長崎の鐘が鳴る

3 つぶやく雨の ミサの音
  たたえる風の 神の歌
  耀く胸の 十字架に
  ほほえむ海の 雲の色
   なぐさめ はげまし 長崎の
  ああ 長崎の鐘が鳴る
 
 やはり違和感は深まる。
 これは賛美歌かキリスト教讃歌か。
 歌詞を鼻歌で追いながら一つの疑問にぶち当たった。

 この歌が作られた昭和24年だ。
私の疑問を解く鍵がこの時代に密封されているのに気がついた。
 念のため歌詞の4番に目を通した。

4 こころの罪を うちあけて
  更け行く夜の 月すみぬ
   貧しき家の 柱にも
   気高く白き マリア様
  なぐさめ はげまし 長崎の
   ああ 長崎の鐘が鳴る

 これはまるで懺悔の歌ではないか。
 やはりそうだったのか!
作曲家古関裕而と詩人サトウハチローの苦悩が手によるように判った。

        
昭和24年前後の日本。

サトウハチローが「長崎の鐘」の作詞に呻吟していた頃。
日本はマッカーサーの厳重な言論封鎖の下にあった。

それよりさらに四年時を遡る。

昭和20年8月6日と9日。
広島と長崎に原爆が投下された。

続く8月15日に発表された『終戦の詔書』で天皇陛下は既に原爆投下を批判していた。

「敵ハ新タニ残虐ナル爆弾ヲ使用シテ頻ニ無辜ヲ殺シ惨害ノ及ブ所真ニ測ルべカラザルニ至ル」

天皇陛下は「アメリカは残虐非道な新型爆弾を投下、罪無き人々を殺傷した。その災害の及ぶ範囲は想像を絶する状況に至ってい」と敵の犯した「人道上の罪」をいち早く批判したのだ

原爆の惨状は当時のマスコミの想像をも絶した。

しかし新聞は「悪霊の町広島」「進駐軍に向ける憎悪のまなざし」などと克明に報道していた。

だがこれに対するマッカーサーの動きは素早かった。

アメリカは昭和20年9月30日より日本独立までの7年間、マスコミの原爆報道は禁止した

それまでの原爆被害と被災地の状況は一切、掲載される事がなくなった。

話を「長崎の鐘」の昭和24年に巻き戻そう。

永井博士だけがなぜ例外的にアメリカ占領軍の下で原爆被災者の代表のような立場で報道されたのか。

マッカーサーによる厳重な原爆報道禁止の下で。

永井博士はカトリック信者であった。

それにしても長崎原爆についてもその著作では落とした側のアメリカに対する憎悪は全く記されていない。

この永井博士の、≪原爆を落とした側への批判は行わずに、すべてをあるがままに受け入れ、すべてを赦そう≫といった視点が、その後の日本人の原爆観を決定付けた。

当然現実の被災者の中にはアメリカへの憎悪の念を燃やす人は少なからずいた。

ただアメリカ占領軍は数多くいる原爆被災者の中で永井博士の言説だけを特別に報道許可したというのは、そこに政治的な意図が介在していた。

原爆投下を今でも正当だったと主張するアメリカにとって永井博士の言動は願っても無い宣伝媒体だったのだ。

永井博士は自著で次のような主旨を述べている。

「原爆が神の御心ならば、それが以下に辛いことであっても試練として、自分はそれをそのまま受けいれる」

マッカーサーの厳しい言論統制と「原爆は神の御心には関係なく、人類が犯した最大の悪業である」と言う人間の本音の狭間で作曲家古関裕而と詩人サトウハチローは悩み苦しんだのか。

そしてあのような原爆被害に対する曖昧な歌詞を捻り出したのか。

ここにもマッカーサーの目立たない言論封殺の秘技を見る。

これはその後の日本人の原爆観に引き継がれる。

昭和27年日本独立の年に建立された広島の原爆碑文にその証が刻み込まれた。

碑文を書いたのは被爆者のひとり、雑賀忠義広島大学教授にも三年殺しは引き継がれた。

碑文には「安らかに眠って下さい 過ちは繰返しませぬから」と刻み込まれている。

この碑文には主語が無い。

過ちを犯した(原爆を投下した)主語が書かれていないのだ。

昭和27年11月日本独立の年、極東軍事裁判の弁護人であったインドのパール博士はこの碑を読んで発言した。

「原爆を落としたのは日本人ではない。落としたアメリカ人の手は、まだ清められていない」と。

このことがきっかけとなっていわゆる碑文諭争がおこった。

原爆投下についてのマッカーサーの目立たぬ言論封殺は「長崎の鐘」から「広島原爆碑」と受け継がれ平成の世になっても日本人の思考を停止させたままにしている。


驚嘆すべきかな米国の占領政策!
恐るべきかなマッカーサーの言論封殺!
戦後4年にして、古関裕而に反省させ
サトーハチローの詩心を惑わし

反省の歌「長崎の鐘」を作らした

怒る筈の原爆被害者を従順な子羊に変えるために

時を乗り越え

戦後30年経った1975年、NHKはその歌謡番組で古関裕而に反省のインタビューをさせた。

この反省は何時の日まで引き継がれていくのか

ア~ア~! 今も長崎の鐘は鳴る。

 

 よろしかったら人気blogランキングへ クリックお願いします
       

コメント

爆発寸前!中国の火薬庫 沖縄タイムスの泰山鳴動鼠一匹

2008-08-06 08:17:48 | 未分類

  よろしかったら人気blogランキングへ クリックお願いします

 

今日は原爆の日。

被爆者の平均年齢は75.1歳(3月末時点)で、昨年の74.6歳からさらに高齢化が進んだ。全国の被爆者数は24万3692人(同)で、昨年より8142人減った。(時事通信 2008/08/05-18:28)

このようなデータを見ても体験者の高齢化が感じられ、戦争を語り残す必要性を痛感します。

原爆犠牲者のご冥福をお祈りいたします。

                     ◆

■中国の火薬庫■

「平和の祭典」の名がが最も相応しくない「北京オリンピック」。

当初は北京オリンピック開催に反対を表明していた当日記ではあるが、

開催日を明後日に控えて今さら反対というより、

むしろ北京オリンピックによって中国の実体が世界に暴露された、

と言う点で「有意義」であると言っておこう。

中国当局が最も気にしているのが、

世界のマスコミ報道だろうが、

そのマスコミを暴行するという所に、

当局のパニック振りが垣間見えて興味深い。

中国:新疆・警備隊襲撃 五輪前、厳戒と沈黙 邦人2記者に暴行、武装警官謝罪へ

 

アメリカの中国専門家が「今後もテロはありうる」というくらいだから、

無事に終わるとは思えないのだが・・・。

新疆警察襲撃:有名教授が予測「今後もテロありうる」

 

爆発寸前の「中国の火薬庫」について、朝鮮日報が分かりやすく報じているので、以下に引用します。

テロの火薬庫、新疆ウイグル自治区(上) 2008/08/05 09:01:31

 中国の火薬庫は爆発するのか-。北京五輪開幕を4日後に控えた4日、中国の少数民族居住地域である新疆ウイグル自治区で武装警察目がけて手りゅう弾を投げるテロ事件が起き、安全な五輪開催に警戒信号がともった。中国当局は先月26日、「トルキスタン・イスラム党(TIP)」を自称する集団が「北京や香港など五輪開催都市でテロを行う」とインターネット上で警告した際、「存在しない組織の虚勢だ」と切り捨てたが、今回の事件発生に戸惑いを隠せずにいる。

◆なぜ新疆なのか

 中国の国土の6分の1を占める新疆ウイグル自治区は、南隣に位置するチベット自治区とともに少数民族の独立運動が最も盛んな地域とされる。大部分が中国国内に住むチベット族とは異なり、新疆ウイグル自治区の人口の46%を占めるウイグル族は、同自治区と境を接するカザフスタン、キルギスタンはもちろん、ウズベキスタンなどにも居住しており、国外との連帯闘争が行われている可能性が高い。ウイグル分離独立を求める団体は、イスラム国家である周辺国に住む同族と連携して、国境周辺の山岳地域に身を隠し、勢力を蓄え、中国政府を脅かしてきた。250万人にすぎないチベット族が周辺の四川、甘粛、青海の各省に分散しているのに対し、ウイグル族は新疆ウイグル自治区に大部分(941万人)が集中しており、イスラム教を信じる彼らは団結力も強固だ。

北京=李明振(イ・ミョンジン)特派員

 

テロの火薬庫、新疆ウイグル自治区(下) 2008/08/05 09:01:57

 ウイグル独立運動の中心組織は「東トルキスタン・イスラム運動(ETIM)」だ。1993年に発足したとされる同組織の詳細な体系や規模は判明していないが、国連や米国は2002年8月にETIMをテロ組織に指定している。中国当局が先月、今回事件の起きたカシュガル市で年初来、12の武装テロ組織のメンバー82人を検挙したと明らかにしたように、ETIM以外にも分離独立を求める武装組織は相当な数に上るとされる。最近はインドに亡命政府を樹立したチベット族のように海外に居住するウイグル族が亡命政府樹立の動きも見せている。

◆中国のウイグル族封じ込め

 中国政府は国家の安定を脅かすウイグル族の独立運動を阻むため、強硬な措置を取っている。今年3月にチベット独立要求デモが起きて以降、ウイグル族の分離独立組織に対する「ウサギ狩り式」の検挙作戦が繰り広げられており、中国はロシア、中央アジア諸国と構成する上海協力機構(SCO)を通じ、ウイグル族武装勢力を狙った大規模な対テロ軍事演習を実施している。米同時多発テロ以降、中国が米国主導の対テロ活動に積極参加したのもウイグル族分離独立勢力に対処するためというのが定説だ。

 しかし、中国の包囲作戦にもかかわらず、今回の事件は中国の対テロ作戦の限界を見せつけた。これまで北京の「封鎖」には問題が生じなかったが、各地の安全維持にはほころびが生じている。今年3月7日には新疆ウイグル自治区ウルムチから北京に向かっていた中国南方航空の旅客機で爆破テロ未遂事件が摘発されている。

北京=李明振(イ・ミョンジン)特派員

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

                     ◆

■沖縄タイムスの「大山鳴動 発煙弾?個」の記事■

新聞のことをマッチポンプとはよく言われることで、

実際にも自分で放火して特ダネを流した国営放送記者(消防署員だった?)がいたくらいだ。

散々自分で火をつけておいて、その火も消さないのでは、

ただの放火魔。

浦添市の「化学不発弾」騒動は、住民の安全に関わるだけに、

少しでも疑念があれば、

これを大きく報じるマスコミに異論をはさむつもりは無い。

ただ騒ぎっぱなしでフォーロー記事がないのでどうしたかと思っていたら・・・・。

 

その前に、

とにかく「事件」に関する、

沖縄タイムスの大騒動記事を見るとこの通り。

浦添の遺棄弾 化学弾か調査/米軍チームX線検査

浦添・不発弾/撤去へ密封容器搬入【写真左】

浦添不発弾きょう収納作業/住民に避難勧告なし

煽られて地元テレビもこの騒ぎ

琉球朝日放送⇒http://www.qab.co.jp/01nw/08-04-24/index4.html

 

ところが、今朝の沖縄タイムスは、

人目を忍ぶようなベタ記事で、

「発煙弾と判明 防衛省が発表」

これで一件落着のつもりらしい。

産経新聞那覇支局長小山さんによると、

防衛省幹部による定例会見で「まず考えられない」と話していたらしいが、

万に一つでも危険性があればこれを大騒ぎのタイムス報道もよしとしよう。

だが、この小さなベタはないだりろう。

タイムスはウェブ記事にもしないだろうから、

日刊スポーツ記事で、「泰山鳴動ネズミ一匹」を報じておこう。

沖縄・浦添市の不発弾22発は発煙弾 [5日19:45]

 防衛省は5日、4月に沖縄県浦添市の建設現場で見つかり、化学弾の可能性があるとして同県内の一時保管庫に移送した不発弾22発は、化学弾ではなく発煙弾だったと発表した。

 防衛省によると、不発弾は米国製M57砲弾(迫撃砲弾)で、太平洋戦争時のものとみられる。内部に液体が入っていたため、化学弾の可能性があるとして5月に嘉手納弾薬庫地区に移送。7月に米国から派遣された専門家が検査し、データを米国で分析したところ、液体は発煙剤であることが判明した。砲弾は自衛隊が処理するという。

 [2008年8月5日19時45分]

ちなみに、いつもなら沖縄タイムスとタッグを組む琉球新報は、この「事件」に関しては比較的冷静で、「?」付きで報道していたようだ。

「化学弾?」砲弾、嘉手納へ 10日移送

 

「追記」

比較的冷静だった、琉球新報は、ウェブ記事でもちゃんと報道している。

国、発煙弾と発表 浦添市内で発見不発...(2008.8.6)

 

沖縄タイムスは、

やはり、ただの放火魔なのか。

 

 よろしかったら人気blogランキングへ クリックお願いします

コメント

衝撃!新疆ウイグルのテロ 胡錦濤指導部が動揺

2008-08-05 07:28:07 | 未分類

  よろしかったら人気blogランキングへ クリックお願いします

 

路上の警官の群れにトラックで突っ込み、

刃物や手榴弾で手当たり次第殺戮をする。

ウイグル自治区でのテロは、

まるで秋葉原殺人事件を連想させる

大胆不適な手口だ。

新疆の警官隊襲撃:ダンプで突入、刀・手投げ弾で殺傷
4日朝に新疆ウイグル自治区カシュガル市で発生した警官隊襲撃事件で、容疑者2人はダンプで隊列に突っ込んだ後に、刀や手投げ弾で殺傷を続けたことが分かった。 ... 発信: 18:02:19

錦濤指導部に与えた衝撃は、

計り知れないだろう。

 

 クローズアップ2008:
中国・新疆ウイグル襲撃 厳戒五輪にテロ不安
 ◇狙われた開幕直前--中国指導部、強い衝撃
 開幕間近の北京五輪に狙いを定めたように、中国新疆(しんきょう)ウイグル自治区カシュガルで4日発生したテロ事件は、胡錦濤指導部に計り知れない衝撃を与えた。事件の背景は明らかではないが、新疆の分離・独立を掲げる過激派組織による犯行との見方が強い。中国指導部は、四川大地震からの「復興五輪」と位置付けたい大会だが、「テロとの戦い」が五輪の成否を分ける重要な要素として浮上してきた。北京はさらに警戒を強めながら8日の開幕を迎える。【北京・浦松丈二、西岡省二、小坂大】

 「五輪の安全は泰山のように重い」。中国の胡錦濤国家主席は7月26日、共産党政治局メンバーを集めた会議で、五輪期間中の安全確保を中国の名峰に例えた。チベット暴動(3月)と四川大地震(5月)を克服し、五輪を成功に導くのは胡指導部の最重要課題。だが、テロは五輪開幕週に入った月曜朝という最悪のタイミングで起きた。指導部への挑戦状とも受け取れる。

 新疆ウイグル自治区のマイハスティ副主席は1日の記者会見で「われわれは五輪破壊活動に対して十分な準備をしてきた。(過激派が)破壊活動を行う前、芽の段階で徹底的にたたきつぶす」と自信を示していた。

 中国当局はとりわけ「東トルキスタン・イスラム運動(ETIM)が五輪テロを計画している」(馬振川・北京市公安局長)として警戒してきた。ただ、カシュガルの地元当局者が「ETIMが8月1~8日にテロ攻撃を計画している」との事前情報を入手していたにもかかわらず、この時期にテロを許したことで警備の弱点が露呈した形だ。

 中国から新疆ウイグル自治区の独立を求めるトルコ系民族の間には、ETIMを含め複数の組織が存在するとされる。1933年と44年に新疆で政権を樹立した歴史がある「東トルキスタン」の復活を目指すが、90年代からこれまでに自治区ではテロで160人以上が犠牲になるなど独立の動きがくすぶる。

 カシュガルの事件がETIMの犯行かどうか明らかではないが、手製爆弾で武装し、警官を襲うという手口から、イスラム過激派による可能性は極めて高い。静岡県立大の星野昌裕准教授(現代中国政治)は「新疆ウイグル自治区でも軍や武装警察は漢民族が幅をきかせている。為政者の象徴的なものとして、住民の不満が国境警備の警官へ向かった可能性もある」と推測する。イスラム色が濃いカシュガルでは7月、ETIMメンバーとされる2人への死刑が執行されており、4日のテロはETIMによる報復との見方もある。

 雲南省昆明市で乗客2人が死亡した7月21日のバス連続爆破事件に続き、カシュガルでもテロが起きたことは、中国指導部に対して相当な心理的圧力になるのは確実だ。

 早稲田大学の宇野和夫教授(中国社会研究)は「中国当局から弾圧された側は、国家の威信をかけたイベントである五輪をつぶしてやろうとタイミングを計っているに違いない。五輪は民族統合のイベントなのに、チベットや新疆では民心が離れてしまっている。こうした事件は今後も続き、五輪後も政府は力での乗り切りを図るしかないだろう」と指摘する。

 ◇日本選手「正直怖い」
 72年ミュンヘン大会の選手村襲撃事件後は平穏な五輪が続いたが、96年アトランタ大会での五輪公園爆弾テロを機に、五輪の警備は強化されてきた。「平和の祭典」は、厳重な警備下で開かれるのが当たり前になっている。北京大会では、ボランティアを含めると延べ約151万人が警備に当たっている。

 選手村は、コンクリート壁と二重の鉄柵で囲まれ、約100メートルおきに武装警官が配置されている。選手・役員の出入りの際もX線検査機で所持品をチェック。警備員によると、車両は座席の下からスペアタイヤの中まで調べ、爆発物の有無を確認する。ライターやナイフだけでなく、先端のとがった傘なども持ち込み禁止。携帯電話も、発火装置が隠されていないか確認する。

 その他の関連施設もすべて金網に囲まれ、入場者の厳重なチェックが行われている。

 人民解放軍幹部は(1)新疆ウイグル自治区の分離独立勢力「東トルキスタン・イスラム運動」(2)チベット分離独立勢力(3)非合法化された気功集団「法輪功」--をテロの脅威に挙げる。「国内外のテロ勢力は、必ず五輪の破壊、妨害を試みてくる」との見方だ。

 国際オリンピック委員会(IOC)広報担当者は「現時点で特別な行動を取る予定はない。中国当局が安全確保のため全力を尽くしてくれると信頼している」と語った。

 北京入りしている日本代表選手はほとんど事件のことは知らなかった。2大会連続出場のある男子選手は「正直言うと怖い。アテネ五輪にはすっきりと参加することができたけど、今回は食品の安全性や大気汚染を含め競技以外の心配が多い。中国の人々に、この五輪はプラスなのだろうか」と沈んだ声で語った。

==============

 ■ことば

 ◇新疆ウイグル自治区
 面積は中国の省・自治区の中で最大の約166万平方キロで、全土の6分の1を占める。パキスタンやアフガニスタンなどと国境を接し、人口約2050万人のうち60・4%がイスラム教徒のウイグル族やカザフ族などの少数民族。区都ウルムチから西に約900キロ離れたカシュガルは、シルクロード貿易で栄えたオアシス都市だ。市中心部には新疆最大規模のイスラム教寺院やバザールがあり、観光産業にも力を入れている。周辺の11県を含めた地区全体の人口約330万人のうち、少数民族は9割に上る。

毎日新聞 2008年8月5日 東京朝刊

                                                   ◇

北京オリンピック開幕直前を狙ったようにテロは起きた。

世界のいたるところに「火薬庫」と呼ばれる地域がある。

今回のウイグル自治区でのテロは、

「中国の火薬庫」と自他共に認められていた地域での、

しかも取り締まる側の警察隊へのテロだけに、

中国当局に与えた打撃は大きい。

テロの衝撃は中国の取り締まり当局だけではなく、

日本人選手団を含む参加選手団の間にも動揺が走っているという。

北京オリンピック決定の時から、

民族問題を抱える中国での開催にテロは想定されていた。

それを承知で北京開催に押し切ったIOCにも動揺が走っていると言う。

 でも、ここまで来てしまったら、こう言うしか仕方がないだろう。

警官襲撃 IOC広報「政府が安全確保」 [ 08月04日 19:54 ]

とは言っても、これが本音でしょう。

五輪テロの不安 独立派の抑え込み困難(8月5日 朝刊)

 <【北京=新貝憲弘】中国新疆ウイグル自治区カシュガルで4日、北京五輪に絡み懸念されていたテロとみられる襲撃が起きた。しかも重要な警戒対象だったウイグル独立派による犯行の可能性が強く、中国政府はメンツをつぶされた形だ。五輪は、テロの恐怖を抱えたまま開幕を迎えることになりそうだ。>

 < 五輪の主会場となる北京では、6日から聖火リレーが行われる。北京市では1日からすべての路線バスで乗客の荷物検査を行うなどテロ警戒を強化、孫学才市体育局副局長は4日、「平穏無事な五輪は前提だ。各方面の準備は十分で安全だ」と強調した。

 ただ「地下鉄駅に爆弾が仕掛けられた」「路線バスが爆発した」などのうわさは毎日のように流れており、市民の間に不安と不満を広げている。>

                      ◇

北京オリンピック開催には、他にも「チベット自治区」が問題になっているが、どちらも中国の中では西側にあり、面積は第一位、第二位を占める広大な地域だが、

「火薬庫」と呼ばれる由縁は民族問題だけではない。

エネルギーを喰らいながら、排気ガスを垂れ流す怪獣と化した中国。

食欲旺盛な怪獣にとって、両地域に埋蔵されていると言われる、石油、天然ガス等の地下資源は手放すことの出来ない宝の山なのだ。

してみると、我が尖閣諸島も「東シナ海の火薬庫」と呼んで注目すべきであろう。

第一世界大戦は「ヨーロッパの火薬庫」の一発の銃声で起きた。

 

中国3少数民族 都内でデモ行進(8月4日 朝刊)写真付き記事

『恐怖の中の五輪に』 人権状況 改善されず(8月3日 朝刊)写真付き記事

 よろしかったら人気blogランキングへ クリックお願いします

コメント (2)

四面楚歌の宜野湾市長 沖縄タイムスが又梯子をはずした?

2008-08-04 06:52:20 | 未分類

 よろしかったら人気blogランキングへ クリックお願いします

 

「米軍基地撤去」がお題目の伊波宜野湾市長さん、

ハワイのバカンス、もとい、ハワイ外交力からお帰りになったようだが、歓迎してくれるはずの沖縄タイムスの様子がおかしい。

最近、米軍基地問題では「返還パニック」を主張し、二階の梯子を下ろした論調の沖縄タイムスが、厳しい記事を書いているようだが・・・。

どうせ書くなら、出発前に書くべきだろうが。

沖縄タイムス 2008年8月3日(日) 朝刊 2面  
 
伊波宜野湾市長の訪米/要請効果に疑問の声伊波宜野湾市長の訪米/要請効果に疑問の声
 米軍普天間飛行場の危険性除去を要請するため七月二十八日から私費で米ハワイ州を訪れていた宜野湾市の伊波洋一市長が一日、帰国した。現地では州議員や市民団体と意見交換したが、同飛行場を管轄する米太平洋軍総司令部への直訴は門前払いに終わった。一方、同市議会は同日、超党派の要請団で県や沖縄防衛局を訪ね、危険性除去と返還を求めたが、従来通りの回答しか得られていない。市長と市議会がそれぞれの思惑で要請活動を続けるが、市民からは、効果を疑問視する声も上がっている。(中部支社・銘苅一哲)
 今回の訪米で市長は、出発前に司令官の面談を断られていた。現地でも要請書の受け取りを拒否されたものの、伊波市長は「米軍が無視したいほどの問題。今後もクリアゾーンに焦点を絞り矛盾を追及する」と今後も安全基準の面から米側に対して早期返還を求めていく考えを強調した。

 一方、市議会は七月三十日に飛行場問題の解決を求める意見書を全会一致で可決。一日は超党派で県内要請行動を展開し、五日からは上京して政府や自民、公明などの政党へ直訴する予定だ。

 伊波市長の訪米の効果を疑問視する市議会野党はこれまで、三月定例会で市が提案した訪米費用を募る基金条例を否決。六月定例会でも提案された一般会計補正予算からも訪米予算を削除し、伊波市長は私費で渡米した。

 ある野党議員は「市長は米側への要請よりも日本政府への働き掛けに力を入れるべきだ」と批判。同時に「危険性除去は全市民の願い。市長の訪米を否定したままでは市民に示しがつかないため、議会での要請行動を計画した」と明かす。

 早稲田大学の江上能義教授(行政学)は「市長と議会がバラバラに行動するのでは要請先へのインパクトは小さい」と指摘。両者の政治的な立場の違いに理解を示した上で、「市民の代表ならば壁を越えて協力し、共に行動を起こすべきだ」と要請行動の在り方に疑問を投げ掛けている。

                     ◇

出発前には散々「太鼓もち記事」を書いて煽てあげておいて、今さら梯子をはずすとは伊波知事の面目はどうなるの?

ん? 

もともと恥を知る人なら、こんな愚行を何度も繰り返さない?

これは又失礼いたしました。

 

当日記は伊波知事は恥を知る人だと思っていたので、

出発前から「愚かな行い」だと忠告してきたのですがね。

それも三回にわたって。↓
   
ジュゴンの命か住民の安全か 伊波市長のハワイ訪問

ゆすり、たかりはマフィアの生業

沖縄タイムスが報じた「不都合な真実」、「返還パニック」!


 

伊波市長にとって想定外だったのは、ハワイ旅行中の内閣改造。

ハワイでウロウロしている間に、

新内閣の基地関連の大臣が揃って会見し、

厳しい意見で市長の帰国を「逆風」で迎えることになった。

沖縄関係大臣 初の閣議後会見


沖合移動は困難/林芳正防衛相
「今の政府案は、安全性や騒音、環境への影響など、いろいろ考慮しながら米側と合意したもの。合理的な理由なく変更するのは難しいと思っている」

 

国際約束 変えられない/高村正彦外相
「よほど合理的な理由がない限り、国際約束を安易に変えることはできない。私が合理的であると思う理由がないと、相手方を説得することだってできない」

伊波市長のハワイ珍道中は、沖縄タイムスの辛口記事のみならず、

担当大臣からも厳しいコメントで迎えられることになった。(涙)

 

ハワイがダメなら、今度はワシントンにでも行きますか。

よろしかったら人気blogランキングへ クリックお願いします

 

コメント (3)