狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

「上告棄却」35万人署名 「集団自決」訴訟 最高裁に提出へ

2009-03-26 07:42:55 | ★集団自決

 

 

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沖縄タイムス 3月26日

「上告棄却」35万人署名

「集団自決」訴訟 最高裁に提出へ

「集団自決」訴訟で、元戦隊長ら原告側が、大阪高裁で出された判決を不服として、最高裁に上告している件で、最高裁に対し、上告棄却を求める署名が25日までに、全国で約35万8000人分が集まった。
 高教組松田寛委員長らが、「フォーラム平和・人権・環境(平和フォーラム)」のメンバーとともに31日、最高裁に提出する。

                   ◇

被告側が上告審には並々ならぬ危機感を持っていることは35万人という数字の多さが示しているが、2万人前後を11万人と偽る被告側の手段を考えれば、6万人前後が実数だろう。

11万人集会のときの狂気に満ちた動員運動を考えれば、意味も分からぬ全国の子供達の署名が大部分を占めていることが推察できる。

今度は「35万人の沖縄の声を敵に廻す気か」

と最高裁判事を恫喝するつもりか。

最高裁判事までが署名運動に屈するとは思わないが、

「沖縄の声」にたじろいだ一、二審の判決を考えれば、原告応援団も世論造りで対抗せねばならぬ。

被告側は多数の応援書籍を出版し、出版物の数でも原告側を圧倒してきた。

だが、数が多ければ良いというものではない。

 

「集団自決論争」の決定版として発売以来好評の『沖縄戦「集団自決」の謎と真相』(秦郁彦 PHP研究所)が話題を呼んでいるが「軍命あり派」の聖地ともいえる沖縄でも既にベストセラーになっている模様。

沖縄の書店では「集団自決」といえば「軍命あり派」の本が所狭しと並んでいるのが通常だが、その中で現代史の専門家である秦郁彦編・著の同書は、沖縄県民にとって異色というより新鮮に感じるのだろうか。

宮脇書店宜野湾店では既に3位を記録している。

ベストセラーランキング(2009/3/22)

何よりも心強いのは渡嘉敷村民の方から頂いた次のメール

<「沖縄戦「集団自決」の謎と真実」を発刊する意義について

早速読ませてもらいました。時宜を得た発刊で、内容についても
真実がわかりやすく書いてあり、とても説得力があると思います。

行きつけの本屋でも、いつもはタイムスと組んでいるグループ
の本をメインに並べているのですが、どうしたことか今回は
沖縄戦「集団自決」の謎と真実」が店頭に平積み、しかも多量に!
タイムス史観の沖縄にあわせた?本屋ですから、私としては以外でした。>

百冊のウソを書いた本より、一冊の真実を書いた本が歴史を作る。

                  ◇

秦教授の教え子で秦ゼミだったという日本核武装講座 さんが、『沖縄戦「集団自決」の謎と真実』の読後感をエントリーされているので以下に引用させて頂きました。

秦先生を直にご存知の方の感想だけに読者にとって興味深い記述もあります。(太字強調は引用者。写真は転写できなかったので別の写真を掲載しました)

以下引用

秦郁彦GOOD JOB! 「沖縄戦 集団自決の謎と真実」

 

通勤途中に有燐堂書店で見かけたので買って読みました。

 

大江健三郎とかいう腐れコミー(アカ)崩れのなれの果てと
それを持ち上げるアカの巣窟岩波書店
を被告とし、裁判が進行中の「沖縄集団自決問題」があります。
軍命令はあったのか、幅広い視角から論客たちが検証するという本です。
 


内容紹介(アマゾンの紹介文)
『沖縄ノート』という著作に、沖縄で米軍との戦闘が行なわれた際に起こった、
一般民衆の集団自決は、軍の命令によるものであったと記した作家・大江健三郎と、
その版元である岩波書店を被告として、目下、裁判が進行中の「沖縄集団自決問題」。
苛烈な戦場となった沖縄で、日本軍と民衆のあいだにあった事実とは?
本書は、軍命令の有無をめぐり、戦史の深層に分け入るとともに、
多くの証言と調査から「沖縄戦の事実」を掘り起こそうとする、貴重な論考集である。
論考を寄せる顔ぶれは、秦郁彦、原剛、宮平秀幸、藤岡信勝、曽野綾子、江崎孝、笹幸恵。「沖縄戦」の真の姿を考える上で、欠くことのできない一冊である。


最終的にこの本を纏めた「編者」が秦郁彦先生です。


 

私は秦先生の教え子でありまして、秦先生のゼミも取っていました。


 

秦先生から「歴史学とは何ぞや」を一応教わりました。


 

秦先生はへビーを通り越してチェーンスモーカーでありまして、教室には必ず灰皿を持って現れ、講義が終わる頃には灰皿は吸殻で一杯になっています。


 

あれほどタバコを吸ってもいまだに癌にもならずに元気なのですから、先生は不死身に違いありません。


 

意外とアバウトで学生には「小説を資料として持ち出すな」と言いながら自分はガダルカナル戦の資料として豊田穣の小説「4本の火柱」を持ち出してきたので、突付いたら火柱の如くお怒りになられました。


 

先生は南京事件や富田メモでは取り返しのつかない汚点を残してしまいました。


 

南京事件では今はもう誰も(大虐殺派の似非教授ですら)見向きもしなくなった曽根一夫の証言を重く評価していたり、「昭和天皇独白録」との整合がつかない富田メモなどを世紀の大発見呼ばわりするなどという非常にイタイところも見せています。


 

まあそういう楽しい先生です。
 

 
ですが今回は良い仕事をしています。


 

一審、二審判決の問題点を鋭く指摘していたり、被告側の理論的中心人物の林博史関東学院大学教授が「転びバテレン」になったした理由を述べています
林教授は自著「沖縄戦と民衆」では「軍からの命令は無かった」と書いていながら、「言い訳と強弁」を弄して「軍命あり派」を支援しているのですが、「コイツ特有の開き直りだ」と喝破しているあたりは痛快です。


 

また林教授の専門は元々「大正期の労働運動史」であったが、「論文盗用」など学会で問題を起こし、止むを得ず専門を途中から「沖縄戦史」に変更せざるを得なかった経緯も解説しています。


 

なるほどそういう教授の居る大学だからラグビー部員が大麻を吸っちゃうんですね。


 

結論として太平洋戦争(この呼び方も気に入らないのだが)では類似の集団自決はあちらこちらで起きているが、最も大規模だったのがソ連が侵略してきた満州、次がサイパン・テニアン島、その次が沖縄だ。
その中で沖縄だけがクローズアップされたのは
「固有の日本領土では唯一の凄惨な地上戦が展開された場所である」
「結果的に本土決戦は回避され、沖縄が捨石になったような形になったので、本土の人たちに後ろめたさと同情を呼んだ」
「イデオロギーの絡んだ政治的闘争になってしまった」
と述べています。


 

慶良間列島での集団自決が過半であるが、狭隘な離島であり住民を避難させる適地が無かったので米軍の能爆撃に晒された島民がパニックを起こし敵に殺されるよりはと思いつめてしまったのであろう。
その中には軍の命令があったと思い込んだ人も居たのではないか。


 

一人乗りのモーターボート(震洋艇か?)で敵艦に体当たりする事が任務の島の軍人は、米軍の砲爆撃で特攻艇が失われてしまい、俄か守備隊にならざるを得なかったので余分な武器など持って居ない。
だから島民に対して隊長は勝手知ったる山の中で生き残るように言うのが精一杯であったのだ。
投降を進めても村の幹部は承知しなかったに違いない。
終戦後に復員してきた島の出征軍人には、軍命令があったことにして納得させようと島の人たちが画策したのが神話の生まれた一因だ。
1953年から復帰前の沖縄への援護法が適用され、集団自決者は戦闘参加者として認められる。
かなり無理のある話であるが、軍の命令と言い張る事で自決者の遺族には年金が支給された。
今更軍の命令は無かったなどと言い出せば年金を返せと言われかねず、村では共同体を守るタブーとして言い募る以外に方法が無かった。

1990年代以降も村当局が「軍命令説」を言い募って村民に圧力をかけているのは、厚生省が認定した有資格者以外の人間が紛れ込んでいるの知られたくないからだ。
利害の絡む地元以外の、本土の法律家や軍の命令を軍の関与とすり替えて共闘している理由は解からない。


 

と述べています。


 

最後の
「本土の法律家や軍の命令を軍の関与とすり替えて共闘している理由」
これこそがイデオロギーでありましょう。


 

集団自決の真実を知りたければこの本が決定的だと思います。

引用終了

 

 

もっと多くの人に読んでもらい、最高裁判決前に流れを大きく変えたいものです。

 

沖縄戦「集団自決」の謎と真実
秦 郁彦
PHP研究所

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