狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

謝るなら最初からしゃべるな!坂本「問題発言」

2009-01-07 09:29:44 | 県知事選

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坂本哲志 総務政務官が問題発言 ─ 自民党 有権者意識とのズレ(01月06日09:02)
[耳より情報]

 坂本哲志・総務政務官(自民)の発言が波紋を呼んでいる。5日、総務省の仕事始めにあたっての挨拶で、同日閉鎖された東京・日比谷公園の「年越し派遣村」を引き合いに「本当にまじめに働こうという人たちが集まっているのか」としたうえで「(学生運動のような)『学長出て来い』、そういう戦略のようなものが垣間見える」と語った。
 同日「年越し派遣村」が閉鎖され、派遣労働者らが国会までデモ行進、雇用や住居の確保などを求め請願を行なうなどの動きが注目される中での発言だった。
 
派遣労働者に対しては、正規雇用を求めてもなかなか就業できず、「やむなく」というケースが多いのも事実。しかし、自民党内や財界には「好きで派遣を選んだ」とする批判的な見方も多い。(略)
                 

経済学者は「ある一定の条件」を設定して屁理屈をこねると書いた。

環境が急変し「条件」が大きくずれると、経済学者の予測は占い師より外れる。

「派遣村住民」と一定の概念(条件)で一括りすると判断を誤る。

人間が300人も集まればそれこそ、「人それぞれ」で事情は夫々異なる。 人間は金太郎飴ではないのだ。

急激な経済環境の変化に対応できず困窮する人がいるのが事実なら、派遣村はそれなりの意義はあるはずだ。

「派遣村住民」の中には突然の派遣切りで本当に「食う寝る」所に困窮した人もおれば、職を選んでいる余裕のある人もいるだろう。 中にはマスコミの過剰報道に便乗して「派遣村住民」を利用していると聞く。

坂本哲志・総務政務官の発言は「派遣村」の一面を鋭く突いており、マスコミや野党が色めき立って騒ぐほどの「問題発言」とは思えないが、当然マスコミが騒ぎ出すと読めなかったことは政治家としてKYだった。

マスコミの扇動で野党が大喜びで食いつくことに気が付かなかったのか。

それにしてもたった1日で腰砕けで謝罪とは情けない。

坂本政務官が謝罪、発言撤回 「関係者に迷惑かけた」   01/06 11:38  

坂本発言の当日の朝の「みのもんた朝ズバ!」で、「年越し派遣村」の ニュースの後、みのもんたはハローワークの談話として

「職の求人はけっこうたくさんある、と。だけど『アレがいい、コレがいい』となると、なかなか決まらない面もある」

「もちろん政府は努力すべきだけど、派遣を切られた、職がないといった方たちも努力しないといけないでしょうね。権利だけ主張して『住居を、食べ物を』と言うけれど、仕事があるなら、(気に入らなくても)とりあえず仕事をしたらどうなのかと思うことがある」

ん?

坂本氏は、その日の「問題発言」の前、「朝ズバ!」を見ていて、みのもんたの発言でソノ気になったのでは?

だとしたら、坂本氏はみのもんたにはめられたのか、それともTBSの釣りにひっかかったのか、いずれにせよだらしない。

みのもんたがマスコミを代表しているから大丈夫と思ったのか。

同じ5日の「週刊!木村剛に「派遣村」についてみのもんたと同じような意見があるが、この方が説得力はある。

ただ、「年越し派遣村」に限定して申し上げると、日比谷公園のテントでわざわざ年越しをする必要があるのだろうか、というそもそものところから、やや不自然なものを感じます。政治活動を主目的に活動している方がいるような気がしてなりません。故郷があるのなら、帰省のための交通費を貸してあげた方が親切なのではないでしょうか。職探しに東京に出てきたというのなら、年末年始という時期でなく、地元でそれなりに準備させながら、就職先候補を探してあげて、可能性の高い職場を案内してあげた方が親身なサポートになります。わざわざ日比谷公園に連泊させる必要はないはずです。
 実際、東京の飲食業やコンビニでは、今でもバイトを大量に募集しています。だから、内定取り消しにおいても多くの企業が救いの手を差し伸べました。年越し派遣村の方々にもチャレンジしてもらうように橋渡しすべきです(チャレンジしても謝絶されるのであれば、その根本の理由を解決すべきです)。当然のことながら、東京出身で両親も家屋もないという本当に可哀そうな人々であれば、国家として正式に生活扶助を施すべきです。
 「派遣切り」というインパクトのある言葉にエクスタシーを覚えて、それで、「派遣労働者を切るのはケシカラン」という情緒的な報道を垂れ流すだけで、雇用環境が改善されることはありません。悲しいながら、それが現実というものです。そして、厳しい現実を直視できずに逃避しても、その方々の境遇が改善することはありません。

ひょっとして、坂本氏は朝このブログを読んでソノ気になったのか、その日の仕事初めの挨拶で「問題発言」をしている。

いずれにせよ、野党は坂本発言が問題というなら、早急に「定額支給金」を含む予算案を通過させるのが理屈ではないか。

「派遣村住民」に関してもマスコミ情報とネット情報の格差は大きい。

                                            ◆

困っている人がいるときに、政府が救援の手を差し伸べることはがあっても、それはあくまで緊急避難であり、忘れてはならない重要なことがある。

それは、日本は社会主義国ではないということ。

政府が食べ物や寝る場所を面倒を見るの当然といった風潮が蔓延すると、要求がどんどんエスカレートしてくる。

厚労省が講堂を開放したことに異議はないが、「厚労省だから当たり前」という態度はおかしい。

遂には新年会をするのはおかしいというものまで出てくる始末。

新聞報道にはないが、テレビのインタビューで

「自分等がこんなに困っているのに、新年会で酒飲んでいる場合ではないだろう」といきまいている「派遣村住民」?もいた。

「何もしないのか?」と抗議 派遣切りなどで財界の責任問う 派遣切り」などで職を失った非正規労働者や支援する労組メンバーら約40人が6日、日本経団連など経済3団体共催の新年祝賀会が開かれた東京都内のホテル前で、「何もしないのですか?」などと書かれた紙を持ち、財界の責任を問う抗議行動をした。

 ホテル前の路上に並んだ参加者は「労働者の生存権が脅かされているのに、財界だけ何もしないのはおかしい」「膨大な企業の内部留保を雇用対策に使うべきだ」と次々に発言。「生きるために闘うぞ」とシュプレヒコールを上げた。

 参加者は、今後の対応などについて、日本経団連の御手洗冨士夫会長あての公開質問状を提出する予定だったが、経団連側は受け取りを拒否。参加者の1人は「紙1枚をなぜ受け取れないのか。わたしたちは人間扱いされていない」と不満を漏らした。
2009/01/06 18:15   【共同通信】

                    ◇

社会主義の要諦は、ある意味妬みである。

「贅沢」をする人を、妬み羨みそして最後は罵倒する。

自分は「居酒屋で飲む」といいながら、首相が「高級ホテル」のバーで飲むことを一斉に揶揄・罵倒した「世論」のいやらしさ。

これは社会主義のいやらしさだ。

そもそもホテル内に、それなりのバーの設備があるのは高級ホテルに決まっているはずなのに、ことさら「高級」と但し書きを付けるところにいやらしさがある。 

筆者が世間知らずなのか、ビジネス・ホテルでバー設備があるホテルを知らない。自動販売機でビールを買ったて飲んだ記憶はあるが。

経済界のトップが新年会で酒を飲む場に抗議のシュプレヒコールをあげるヤツがいる。

首相の「高級ホテルのバー」での飲食に抗議することに相通じるいやらしさだ。

>「労働者の生存権が脅かされているのに、財界だけ何もしないのはおかしい」「膨大な企業の内部留保を雇用対策に使うべきだ」

これも妬みが凝縮された社会主義のいやらしさだ。

彼らの理屈に従えば企業は潰れるまで利益を吐き出し労働者を救済し続けなければならない。

「蟹工船」が売れて共産党が若者に人気だと聞くが、「派遣村」でメシを食わされミョウな思想を植えつけられたら、日本の企業は更に沈没する。

いや企業どころか日本そのものが沈没して北朝鮮のような国にもなりかねない。

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