同じ国の同じ文化土壌で育った者なら、あるデザインや図形に共通の敬意を払うことができる。
だが別の文化圏の人の目には、それは唯の無機質な図形にしか映らない。
それどころか「ある種の病」に冒された人々にとってはそれは激しい「憎悪の対象」でしかない。
異文化のオピニオンリーダー、朝日新聞にとって「日の丸に斜線」のデザインは、「赤丸に斜線のブラウス」にしか映らないのだろう。
これは識別障害の症状なのか。
【追記】12月28日 9:05
先日テレビのトーク番組で金美麗女史が、小泉前首相の外遊経費が掛かり過ぎたと言う批判に答えて、
「一国の首相たるものがホテル等の経費をケチるべきではない」
「ニューヨークの国連近くにウオードルフ・アストリア・ホテルというステータスの高いホテルがあるが、そこに日本の首相が泊まるとホテル前に日の丸が掲げられる」
「それを見ると、私は台湾人だが感激する」
「首相がこんな立派なホテルに泊まっていることを、日の丸で知って誇らしげに思う」
メモしたわけではないので正確な発言ではないが、大体このような趣旨で反論した。
なるほど、国籍は台湾と言え日本の文化土壌で育った金女史の率直な意見だ。
このような発言に、仲間(台湾)を売った裏切り者、と脊髄反応する「病人たち」がいるが、金女史が誰よりも台湾を愛しているのは日頃の言動で自明だろう。
彼女が戦っているのは台湾を略奪しようと狙う中国であり、台湾内部の中国工作員、そしてそれを支援する日本国内の「病人達」だ。
それに彼女は平均的日本人の誰よりも遥かに強く、自分を育んだ日本を愛していることは上記発言でわかる。【追記終了】
朝日新聞
赤丸に斜線のブラウスで入学式へ 都教委処分に適法判決
東京都立大泉養護学校で02年、赤い丸に斜線を引いたマークの入ったブラウスを着て入学式に出席し、「日の丸に反対している」として戒告処分を受けた渡辺厚子教諭(56)が都教委に処分の取り消しを求めた訴訟の控訴審判決が26日、東京高裁であった。原田敏章裁判長は「国旗掲揚などに反対する意思を積極的に表明し、式の円滑な進行を妨げるおそれがあった。教育の統一的な運営に対する保護者や住民の信頼を害する」と述べ、処分を適法とした一審・東京地裁判決を支持。原告側の控訴を棄却した。
判決によると、渡辺教諭は白いブラウスの右胸につけたマークを理由に校長から上着を着るよう職務命令を受け、従わなかった。都教委は同年11月に職務命令違反を理由に戒告処分とした。
「手づくりブラウス着て入学式に臨んだ女教師」のどこが悪い!
朝日の怒声が聞こえるようだ。
母さんが夜なべして「赤丸」を編み込んでくれたのかは朝日新聞では不明。
そこで、
母さんの歌 窪田 聡 作詞/作曲
かあさんが 夜なべをして
手袋(赤丸?)あんでくれた
木枯らし吹いちゃ 冷たかろうて
せっせとあんだだよ
ふるさとの便りはとどく
いろりのにおいがした
【関連リンク】
パワートゥーザピープル
「大泉ブラウス裁判控訴審結審」
渡辺厚子さんの「日の丸・君が代」戒告・減給撤回!
12.26高裁判決にあつまろう!
2002年4月9日、都立大泉養護学校の入学式
都立大泉養護学校教員の渡辺厚子さんは「日の丸」「君が代」の強制に反対し、人権尊重を願って、手づくりの絵ブラウスを着て入学式に臨みました。
ところが、江崎安幸校長は渡辺さんに「上着を着なさい」と職務命令を出しました。
渡辺さんは理由も定かでない理不尽な命令には従いませんでした。
二人の教頭は待ちかまえて写真を撮り、やり取りをメモし、処分の準備をしました。
そして校長は7月になって「職務命令書」を出し、渡辺さんを校長室へ呼ひ出し、事情聴取をしました。
8月にも再ひ呼ひ出しましたが、二度目の事情聴取は断りました。
11月「戒告処分」出される。
11月16日、都教委は渡辺さんに対し、上着着用命令拒否、再事情聴取拒否を理由に「戒告処分」を下しました。
「ある種の病」を患った人々には「戒告処分」より、「入院勧告」、・・・いや、「強制入院」のほうが本人のためには親切だと思うのだが(笑)。