虎っ娘ランナーのランニング日誌

マラニックバッグにタイガースメガホンをさして国道2号線を西へひた走るランナーを見かけたら・・・、それは私です。

悲喜こもごも篠山

2011年03月07日 | ランニング

 「tacocoの為にモチコが先に撃沈しておいたからね。
            一家に2台も撃沈車はいらんで。ふぁいつっ!」
篠山マラソンスタート前、せん姫からこんな激励メールが届いた。
そう。
1週間前の吉備マラソンで彼女は口にするのも憚られるような失速タイムでゴールしたのだった。
相当落ち込んだらしく「引退宣言」まで口に出し、しばらくランから遠ざかるつもりでいるご様子だ。
フルマラソンを5回走って(観光ランの奈良マラソンは別にして)初めての4時間超え。
それしきの事がかくもショックだとは・・・・・・・・。おのれ~、なめとんのかっ!


そんな諸事情、家庭内トラブルがあっての1週間後、3月6日。
我が家の車庫にはめでたく2台目の撃沈車が格納されたっ!
自己ベストは無理としてもせめてシーズンベストくらいは狙いたい、と真剣に取り組んだ篠山マラソンだったのに・・・・。

順調だったのはハーフまで。
それ以降、目標タイムから必達タイムへ、さらに最低ラインのタイムへと、どんどんハードルを下げての際限なき失速。
最後にはもう自分のタイムはどうでもええや、このレースで国際資格タイムを狙うSちゃんの事の方が気掛かりだわい・
と、簡単に勝負を投げ出してしまった。あ~情けなや・・・。
レース後、或る人から指摘された。「粘り」がなくなって来たのは「老いた」証拠だと。
ゴールタイムはせん姫ではないが「引退」を考える程酷いものだった。
50分切りさえ出来なくなったのか・・・・と、フルマラソンの醍醐味であるはずのゴールの感動もなくショッボ~ン。
でもその後にもたらされた嬉しい報告がそんな気持ちを吹き飛ばしてくれた。
くだんのS嬢が3時間12分という素晴らしいタイムで国際資格をゲットしたのだ!
泉州マラソンでの雪辱を2週間後に晴らすという快挙。我が事のように喜ぶ。

 
       【28キロ地点、笑顔で撃沈宣言するtacoco】


【方や快走するS嬢、左はクラブ第一号の国際ランナーkりん、右はペースランナーk氏】
こうしてみるとやはり仲間に支えられての快挙やったんやね。



しかし彼女の頑張りを間近に見て深く反省も。
うすっぺらな努力しかしないで落ち込むなんざ厚かましいわ。(せん姫さんもやでっ!)
結果を出す為には練習あるのみ。まだまだ諦めないぞ。
初心に帰って地道に練習を積み重ねていこう。来シーズンに向けてね・・・・。
脚力だけでなく精神もアンチエイジングや。鍛え直さなね。




今回のレースでも沿道から沢山の声援をいただきました。
一緒にレースに出ている仲間からも「姉さん~!」「tacocoさん!」の掛け声の連続。
自分の人気を再認識・・ちがっ!仲間たちの暖かみを再認識。
レース前、レース後には励ましのメール、アドバイス、もいっぱいいただきました。
特にチームが開設してくれた私設エイドでの大声援と饗応は最大の励みであり羅針盤でもありました。
ラン仲間の存在の重さを改めて感じた次第です。

みな様、数々のエール本当にありがとうございました。
ランに魅入られた同じ仲間として今後も楽しく苦しく走っていく事にお付き合いくださいませ。