全国1千万人以下の拙ブログ読者に注目されていた練習せん姫とのガチンコ対決の結果報告です。
久しぶりのマジレース福知山マラソンスタート地点では、高揚感と逃亡願望が背中合わせの懐かしき緊張感に浸る。
Cブロックスタートの母号とFブロックスタートの姫号のスタートロスは約1分と算定。
キロ5分30秒の設定タイムを手の平に刻んでスタートした敵の作戦を知った母はキロ5分10秒設定で逃げのレース展開を目論んでいた。
が、これが大嘘つきのコンコンチキ。騙された~っ!
15キロ地点で「やっと追いついた~!」と笑いながら早くも現れた姫。
げ~~っ!キロ5分弱で走っとるやんけっ!
遠ざかる姫の背中を見送りながら、「やっぱりか~。」「勝てんな~。」
「引退宣言やな~。」
ええいっ、もうどうでもええや、と一瞬モチベーションだだ下がりの境地。
しかし、そこで想った。
私の敵は「昨日の自分やろ。アイツじゃない!自分のレースをしよう!」と。
(えっ?今私、なんかかっこいい事言った?)
このレース自分のタイム目標は3時間50分切り。
モチベーションを目標達成に切り替えて黙々と走る事数分。
眼前に姫の背中が見えてきた。
ここから5キロ程、抜きつ抜かれつの文字通りのガチンコレース展開。
折りしもここは折り返しコース。
ほんの数m違いで併走する醜い母娘対決を目撃したラン仲間も多かったのではないかと・・・・。
でも古馬はこの時点で密かに確信していた。
前半あれほど飛ばしたツケは25キロを過ぎてきっとやってくるはず。
どこかで必ず振り切れるだろうと考えてマイペース虎視眈々と走る古馬。
計算どおり25キロ地点で失速した姫を尻目に持ち前の持久力で力走する母。
結果は。
ランナーとしての先輩の面目躍如で古馬の辛勝。
5分の先着にてゴールで待ち受ける私に、
「師匠と呼ばせていただきます。完敗です。」と殊勝に言う姫。
だがラン仲間には「計画通り今年だけは母に勝ちを譲っときましたわ。」
と豪語する姫。
く~~っ憎たらしいたらありゃしない。
こんな風に極めて仲の悪い親子ですが。(笑)
目標タイムを大幅に下方修正してのゴール。
勝ち負けよりも今の自分としてタイム的に満足のレースが出来た事が嬉しかった。
これもひとえに追い縋る姫の存在あっての事とラン仲間でいてくれる姫にちょっぴり。いえ大いに感謝かな。
福知山レースでの感動秘話はその他諸々ありですがそれはのちほどアップするとして本日は取り急ぎ結果報告だけさせていただきまする。