虎っ娘ランナーのランニング日誌

マラニックバッグにタイガースメガホンをさして国道2号線を西へひた走るランナーを見かけたら・・・、それは私です。

凍えるエイド

2010年03月08日 | ランニング

大小合わせて年間20本近くのレースに出場している私は、
その度にボランティアスタッフの方々やエイドの皆様にお世話になっている。
ご恩返しの意味を込めて毎年何回かは、スタッフ側に回ることにしている。

今季その1発目は先日の篠山マラソン、私設エイド開催でのご奉仕となった。
      
お天気は生憎の雨予報。
曇り空の元、元気にスタートした各選手を見送った後、すぐさまエイド設営予定
ポイントの35キロ地点へと車で移動。

おにぎり、ホットケーキ、シュークリーム、バナナロール、キャンディ、かりんとう
etc。、心づくしの食物で頑張るランナー達へのおもてなしの準備を整える。

          
無情にも振り出した雨。
こういう時だけ天気予報は当たるのよね~。
かじかむ手を暖める間もなく熱きランナーたちが駆け込んでくる。
同じチームのラン仲間達に声援を送るだけでも大忙し。
ところが、エイドステーションの本当の忙繁期は、ひとしきり高速ランナー達を見送ってからやってきた。
ゴールタイム4時間以上のランナー達の飢餓状態の凄まじさを初めて知る。

売れ残るかと心配した食材が飛ぶように消化されていく。
お腹すいた~。
うわ~、食い物がある~。
これ、美味しい。助かった~。ここ天国みたいっす。
まるで難民みたいに食物を有難がるランナーさんたち。
その後で登場したゴールタイム5時間前後のランナーさんたちには誠に申し訳なか
ったのだが、持参した食材はあっという間に完売。
残るはドリンクだけと言う状態となった。
それでも沢山のランナーさん&ラン仲間達に喜んでいただけて我々スタッフも
大満足。
ありがとう。美味しい。お陰でこの後頑張れるよ!
数々のお礼の言葉に、寒風の中を数時間立ちっぱなしのエイドで凍えた身体も、
すっかり癒され、あったかくなったというものだ。


だがしかし、その反面でマナーの悪いランナーが毎度の如く登場するのもこれ
また哀しき事実。

 私設エイドの食材を当たり前の如くお礼の言葉もなくむさぼり喰うランナー。
 食材を高速走行で引っつかみ、食べ物を撒き散らしながら過ぎ去るランナー。
 自分のごみをなんの断りもなく捨てていくランナー。etc。

後方スタッフを経験する度に強く思う。
少なくとも、自分自身は清く正しくマナーを守るランナーであろうとっ!


ともかく毎回大いに開眼と自省の念を強くする縁の下のスタッフ稼業だった。


加えて、今レースでは、いつもは呑んだくれのおっさんラン仲間数名が、打って変わってのマジレースモードで自己ベストを更新したという嬉しい結果もあった。
快挙を目の当たりにして、大いに刺激を受けたかも・・・・。
保険の保険で用意した徳島マラソン。
これまた真剣に走るモードになってきたやんかっ!
ばか~~~~っ!