虎っ娘ランナーのランニング日誌

マラニックバッグにタイガースメガホンをさして国道2号線を西へひた走るランナーを見かけたら・・・、それは私です。

東山36峰

2009年12月14日 | ランニング

2009年の締めのレースに選んだのは東山36峰マウンテンマラソンだった。
初めてのトレイルレース。
楽しい大会、ゆっくりJOG気分で走れる大会、東山トレイルコースを満喫できる大会。etc。
そんな楽しさ満載の観光トレイルを期待して、お気楽気分で参加したのがそもそもの
誤算だった。
ラン業界は大嘘つきの集団だと言うことを未だもって学習できないでいるわたくし。

走行距離はたかだか30キロだが、宝ヶ池から伏見稲荷神社まで大小6回の山越えを繰り返すコース設定はかなりなタフな道のりだった。
大文字山、将軍塚、清水山など絶景の山野を駆け巡るのだが、レースともなれば
それなりにゴールタイムを意識してしまう。
景色を観る、エイドで憩う余裕などいづれも全くなく、ひたすらゴールを目指して爆走sるという悲しきランナーの性。
もっとランを楽しめばよいものを最初のエイドですら、パンを口いっぱいにほうばり
そそくさと走り去る慌しさ。
これってウルトラマラソンの悠長さが全くないやんっ!
どこが楽しきマラニックなのさっ!
と、悪態つくことしきりの想定外の苦しさだ。

        
激しい登りくだりの連続に脚はすっかり売り切れ状態。
ゴール間近の下り道では雨上がりのぬかるみに油断しての大転倒のおまけ付き。
尾てい骨を強打、支えた左手も捻挫気味。
どちらも痛いのなんのって。翌月曜日は仕事にも支障をきたすほどだった。

しかし!
こんな悲惨な身体状況にもかかわらず、痛みを自覚したのは全て一夜明けてからのことだったのだ。
レース終了後は、京都某所の料理屋で開催された打ち上げで酒池肉林の大宴会。
以下画像はそのほんの一部。

        

これにて、あれほど苦しかったレースの記憶は完全にぶっ飛ぶ。
而して、感動のゴールシーンと歓喜狂乱の打ち上げシーンだけが脳裏にインプットされたランナーは。

来年「東山36峰マラソン」未体験のランナーさんに自信を持ってこう言うのだ。


   「東山36峰はめっちゃ楽しいレースやよっ!」
      
と。



かくして嘘つきランナーがどんどん増殖されていく・・・・・・・・・。