虎っ娘ランナーのランニング日誌

マラニックバッグにタイガースメガホンをさして国道2号線を西へひた走るランナーを見かけたら・・・、それは私です。

生駒越え一人旅

2007年06月03日 | ランニング

母方の叔父が還暦を迎えた。

そのお祝いの宴を、奈良の「かんぽの宿、平群」で行うという。

幼少の頃から、イデオロギー的、文化的、精神的に大きな感化を受けたこの叔父夫婦の大イベントに不参加は許されない。
JAL千歳マラソン&札幌ドーム日ハム戦ツアーのお誘いを泣く泣く断って、お呼ばれさせていただいた。

結果論ながら、北の大地での戦績を振り返ると、遠征断念は正解だったかもしれない。

「かんぽの宿、平群」は、15名以上で宿泊すると、自宅まで往復の送迎バスサービスがある。
大阪市内の叔父宅から生駒山を越えて、バスで楽々移動だそうだ。


生駒山と言えば、関西の市民ランナーにとっては六甲山と並ぶ修行コースのメッカ。

そんな言わば聖地を、いやしくもランナーともあろう者が四輪で越えるなどということは!
タイガースの選手達が、聖地甲子園でエポック社の野球盤ゲームをすることと同じ愚考ではないか!

という説に基づき、当日完璧なランニングスタイルで現れたわたくしに、一同は喧々諤々。



「こんな子に育てた覚えはない」と泣く老母。
「あほなことは止めろ。」と怒り心頭の親族一同。
「いつもの事やし~。」と冷ややかな視線の娘たち。
そんなこんなの誹謗中傷をすべて

♪左に受け流しぃ~~~~(by ムーディー勝山)


「宴会には遅れないこと!」を絶対条件に、我儘旅への査証が降りた。


時間的制約のある往路は、らくらく登山道からスタート。
30分ほど駆け上ると、いつもの練習コース、生駒縦走道に出る。
なるかわ園地~十三峠を過ぎると、あっという間に奈良側。
もう、平群町。
           
  
そこから元山上口駅まで、随分迷ったものの何とか絶対条件をクリアして到着。
(山越え走行距離約20キロ。)

親族一同が会した大宴会。豪華なお料理で栄養補給。
復路は、実家までの全ルート30キロ走破だからね。
            

一夜明けて、復路は、
元山上口から、千光寺、鳴川峠、枚岡神社コース。

宴席で飲みすぎた身体を引きずりつつ、それでも山道は爽快。
府民の森あたりから見下ろす大阪平野。
少しモヤっているけど、心洗われる風景。
これだからマラニックはやめられない。
          

「ねえちゃん、元気やな~」と、ハイカー達の激励を受けてあっという間に下山。
さあ、ここからは平地の旅路。
外環状、中環、内環状と、大阪の大動脈を横切って市内へ。

4時間弱の生駒越え一人旅、無事完了。

バス組の連中からは狂人扱いをされていたらしい。

が、

あなたたちは、知らないのよ~。
この醍醐味をね!!