TABI天使日記

天使になったカナダのアジリティ犬と、ママ・パパの日常

今日のTABIご飯

2014-01-19 13:56:24 | 今日のTABIご飯
これは昔からTABIの大好物。



鶏の足。
生のままでもイケルので、おやつに一つ生で。「爪とか大丈夫なの?」と聞かれるが、とくに今まで問題はない。それにしても、よくまあ綺麗に表皮をむいてあること。一般のカナダの肉屋では取り扱わないのでアジア系の食料品店で買ってくる。圧力鍋での調理のしかたは、うちのサイトのここを参照。

ほっくり煮上がった鶏足。



骨もつぶれるほど柔らかいので、煮汁とともに食べさせる。TABIは、あっという間に食べてしまった。ごちそうさま~。


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安楽死法のゆくえ

2014-01-16 08:14:12 | カナダ話題
カナダ最高裁は、二十年前に否決された安楽死法を再審査することに合意した。

Rodriguezケースからもう二十年もたったのか、という思いが強いが、カナダは安楽死法に関しては先進国の中でも遅れをとっている。スイスの安楽死ツアーは有名だし、アメリカでもオレゴン、モンタナなど州によっては自殺幇助が認められている。

昔は人間の寿命が短かったし医学があまり発達してなかったから、無理やり延命させられて生き地獄を味わう人々がほとんどいなかった。しかし、平均寿命が延び、心臓が止まっても蘇生されてしまう現代では、死にたいのに自殺もかなわず生きながらえている人口が急増している。そういう人々にとって自殺幇助は、救いなのだ。私は、賛成する。

だいたい今のカナダの医療システムでは、病気や怪我になってもすぐに検査や治療が受けられない。外から見ればカナダは福祉が充実しているようにうつるかもしれないが、州政府でまかなわれている医療の弱点は、全ての住民に十分な医療を提供できる予算がないことだ。だから、レントゲンの予約待ちが八ヶ月、手術の予約待ちが三年から十年、というおそまつな結果になっている。

今後も予算はどんどん縮小されるのに、高齢者や病人の数は増え続ける。満足なケアが受けられず、苦しみ続ける人々の数が爆発的に増えることが予想される。

政治家やお金持ちは、アメリカに渡って自費でサッサと治療してくる。アメリカの医療費は高額で日本の百倍以上するけども、お金さえあれば健康は買える。しかし、一般庶民はそんな芸当は無理だ。

適当な時期に引導を渡してもらえるサービスが、今後は必要になってくるだろう。

といってもその費用は国は払ってくれないだろうから、その分を老後の予算として組んでおくしかない。それと、リビング・ウィルの中に「蘇生しないでくれ」とキッパリ意思表示しておくことだ。うっかり助けられてしまったら、寝たきりで垂れ流しのまま何年も生ける屍として孤独な生涯をおくることになる。進んだ医療は、ときに残酷な結果をもたらすのだ。


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今月の座布団十枚

2014-01-12 20:15:52 | 犬話題
犬ってよくやるよね、これ。かわいい~


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オーガニック幻想

2014-01-11 07:52:17 | カナダ話題
やっぱ自給自足しか道はないか(笑)

カナダで販売されている「オーガニック」のレベルがついた野菜類の約半数から、残留農薬が発見されたというニュースが話題となっている。よく勘違いされるが、英語のOrganicと日本語の無農薬(の作物)とは同意義じゃない。オーガニック農家は、許可された農薬なら一定の範囲内で使っていいことになっている。

だから完全無農薬じゃない。それと、よその畑から農薬が運ばれてきたり、輸送の途中で他の作物と一緒になって農薬がくっついたりすることがあるから、100%無農薬状態は保つことが不可能ともいえる。だけど問題は、テストされた野菜の中には基準を超える農薬が多種類発見されたものがあり、これは明らかに農家がわざと基準以上の農薬散布したとしか思えないと専門家は語る。さらに問題は、そうした野菜を無農薬と信じて健康のためにわざわざ高いお金を払っている消費者がバカを見ている現実である。

アメリカはこういうことに厳しくて、法律で取り締まって違反者には高額の罰金や禁固刑まで処される。だけどカナダは、「健康に害が及ばない限り、処罰はなし」なんだそうだ。ま、ちょっと農薬かかったトマト食って死んだやつとかいないから、何にもしないってことね。

まあね、私も以前カナダの自然食業界で働いていたから、こういうのはもう何十年と続いてるのを知っている。オーガニックとか自然とかいろいろレベルをつけたところで、中身が本物かどうかは消費者には知るよしもないのだ。「オーガニック材料を使ってます」と宣伝してたレストランだって、実際には野菜なんか近所の韓国系八百屋から普通の野菜を仕入れていた。安いから。オーナーは、「健康のために」って言って自分達の野菜は自然食の店からオーガニックのを買っていた。世の中、そんなもんだよ。

ドッグフードも似たような事情なんだけど、私が常に言ってるのは他人のやることは信用できないってこと。本当に安全なものを食べたかったら、自分で育てた野菜を自分で調理して食べるしかない。自給自足が無理だったら、せめて自分で材料をそろえて作って食べる。それしか自分(と犬)の身を守る方法はないと思うな。


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以形補形

2014-01-08 14:27:34 | TABIと暮らす日々
漢方の考え方。

体の弱いところを治すのには、動物の同じ臓器を食べる。肝臓が悪かったらレバーを料理して食べる、みたいな。私は子供のころ体が弱かったから、よくいろんなものを食べさせられた。「こんな貧血じゃ手術できないから、レバー食べなさい!」とか言われて、病院で毎日母が買ってきた豚のレバーの煮たのを食べてたことも。

そこで、今日のおやつはバッファローの気管を乾燥したもの。



高たんぱく低脂肪で、グルコサミンやコンドロイチンが豊富。なんといっても、一昨年から気管虚脱のあるTABIにはまさに以形補形である。かみかみオヤツとしても長持ちする。牛や羊の気管も売っていて、効果は同じだと思う。


んめえ!これ最高!

さて、一昨日TABIはうちへ遊びにきた近所のわんこと庭でボール投げでさんざん走りまわり、楽しかったようだが昨日の朝起きたらさすがに筋肉痛だったらしい。痛そうな様子だったので、アメリカで買ってきた犬用アスピリンを飲ませた。夜寝る前にも飲ませたのだが、うっかりして空腹時にあげてしまった。アスピリンは、胃にくるのでちょっと何か食べさせてからでないといけない。

案の定、夜中の二時にTABIは起きて吐きそうな様子なので、パティオのドアを開けて庭に出した。すると脱兎のごとく階段を駆け下り、芝生の草をものすごい勢いで食べだした。犬は、おなかの調子が良くないと吐き気をわざともよおうすために草を食べるのだ。

しばらく庭で好きなようにさせておく間、私は冷蔵庫を開けてなにか消化を助けるものを探したが、あいにくヨーグルトを切らしている。が、カッテージチーズが残っていた。そこでTABIにおさじに二杯くらいあげてみたら、これもパクパク。容器に残っていたチーズを全てたいらげた。その後は胃がサッパリしたのか、朝までぐっすり。やれやれ。

今日は、パンプキンをピュレにしたものを朝と昼に食べさせた。パンプキンは、犬のおなかを整える。下痢にも便秘にも吐き気にも効く、万能の常備薬である。こうしておなかが良くなったのか、散歩のときTABIは良いウンチをしたので、今日の夕食は白身魚とじゃがいものサッパリご飯、そしてオヤツはバッファローの気管。


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