TABI天使日記

天使になったカナダのアジリティ犬と、ママ・パパの日常

ポジティブ思考

2012-04-24 05:37:41 | 犬話題
つねづね、犬の楽観性に学ぶべきだと思っている。

メイン州ポートランドに住むこのボーダーコリーは、生まれつきの前足の奇形のために普通に歩くことができない。彼をBCレスキューからひきとった飼い主は、900ドルを出して特注の犬用車椅子を手に入れ、今ではこの子は毎日お散歩に出かけるようになったという。

この子に限らず前足が奇形の犬は、後ろ足を主に使うために後ろ足が通常以上に発達する。この子も、後ろ足でカンガルーのように飛ぶのだそうだ。散歩の時は車椅子を使うが、普段は後ろ足だけで生活している様子。階段は、上昇は問題ないが、やはり降りるのはできないらしく、飼い主がかかえて降ろしてやっている。

周囲の反応は、やはり「カワイソ~」が大半らしい。
奇形=フツウの暮らしができない=カワイソウ
という方程式である。これは人間の場合には当てはまるだろうが、犬にはほとんど関係ない。

ガンや事故で足を失った犬をたくさん見たが、彼らはちっとも自分をカワイソウと思ってない様子なのだ。不便は不便だが、それなりに自分の限界を知って暮らしている。周囲の犬も、障害のある犬をいじめることはしないし特別扱いするわけではない。

It's just the way it is.

これが、犬の哲学である。


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