TABI天使日記

天使になったカナダのアジリティ犬と、ママ・パパの日常

狂犬病ワクチンと問題行動

2003-02-11 12:55:53 | インポート
ワクチンのMLで、狂犬病ワクチンが話題となっている。

TABIは子犬の時に3年ワクチンをしているので、今年の春まで有効だ。
「有効」っていっても書類上のことで、本当は一度やったら終生免疫のはず。
MLメンバーのある獣医大学教授が、セミナーで一緒になった疫学者とオフレコで
話をしたところ、彼は「狂犬病は一度打てば終生免疫だよ。ウィルス性疾患だからね」
と言ったという。やっぱりね。

それなのに毎年打たれている犬のなんと多いことか。
狂犬病ワクチンは副作用も強いが、こわいのは後遺症だ。
なかでも典型的なのは、問題行動。性格がガラリと変わってしまう、というのを
よく聞く。フレンドリーだった子が攻撃的になったり、やたらに臆病になったり。
ワクチンによりencephalitis(脳炎)を起こすからだという。

また、これは私の個人的な憶測だが、よく老犬のボケが話題になるが、これも
もしかしたら毎年毎年狂犬病ワクチンを打たれ続けた犬の脳がダメージを受けた
ことが影響してるんじゃないか?一度打っただけで脳がやられる犬がいるんだから、
5年も10年も打ち続けたら相当やられてはしないか?

そう言うと「人間だって年とればボケる」と反論されそうだが、我々だって
赤ん坊のころからなんだかんだと各種ワクチンを打ちまくられている。
予防接種を全くなにもしてない、という人がもはや文明国にはいないのだから、
ワクチン的にクリーンな人が年とってボケるか否かの実験はできない。
現代人は、そろってみなワクチン・ダメージを受けているのだ。

ワクチンを打たれた両親犬から生まれた子犬は、そうでない子犬に比べると
すでに免疫力が低下しており感染症に弱いという。ワクチン的にクリーンな体に
なるには、最低5世代にわたって接種無しを続けなければならないとか。

5世代ね。10年はかかるね。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

臆病な犬

2003-02-09 12:39:44 | インポート
初めて会う犬に対しては、かがんで体を小さく見せろ、とよく言われる。

たいていの犬本にそう書いてある。犬に安心感を与える、といわれる。
だが、必ずしもそれは正しくない。
犬によっては、人間がかがんだ姿勢が「異様な形」に見え、恐怖感や警戒感を
与えてしまうのだそうだ。

今、MLでそれが話題になっている。なるほどな、と思う。
グレートデンの大きさの犬なら、人間がかがむと犬が人間を見下ろす形になり、
犬に安心感を与えるかもしれない。ゴールデンなら、同等の目線になり、
仲間として接近しやすいとも言える。
だが、小さい犬、それも臆病な犬の場合、人間がかがむという動作、それに
かがんだ姿勢を不自然と感じ、「なんかコイツあやしいぞ」と腰が引けてしまう。
そればかりか、かがんで近づこうとした人間を恐怖のあまり噛んでしまうこともある。

たしかに、それは私もよく目撃する。
カーミング・シグナルもそうだ。犬のカーミング・シグナルを学んで犬と同じ
動作をとることで、犬に安心感や親近感を与えることが、できるとき「も」ある。
例えば、プレイ・ボウの姿勢をとって遊びに誘う、など。
だが、犬によっては人間が人間らしくない動作をとっているのを見ると、
「なんかコイツあやしいぞ」とビビビと警戒アンテナが立ってしまう。
人間なのに犬みたいに行動するやつ=化け物 というわけか。

そういう犬にとっては、むしろ人間らしい普通の行動をとったほうが摩擦が
生じず、平和におつきあいができる。
まさに犬により様々で、「犬は○○だから××すべき」というような絶対の
法則というのは、ないと思う。
犬の専門家はみな一家言持っており、それぞれ納得のいく内容かもしれないが、
一人の人間が一生に出会う犬の数は限られている。その人の経験から生まれた
犬論が、必ずしも世界中の犬に共通するとは限らない。

ひとつの犬論を盲信するよりも、フレキシブルな心でまず自分の犬、そして
周囲の犬を観察することが大切だな、と思う。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

鬼は外

2003-02-07 12:09:14 | インポート
日本のお友達から、節分の豆が送られてきた。

毎年この時期になると、お豆と鬼のお面、それに日本の本などをどっさりと
箱に詰めて送ってくれる。今年は節分用のお豆に、お茶うけになるピーナツの
お菓子も混ぜてあった。本は、源氏物語をテーマにしたものだ。
ほんとうに毎年、忘れずに送り続けてくれる彼女。ありがたいことだ。

いつしか節分のころになると、故郷からの小包を心待ちにするようになった。
雪にとざされた日々の暮らしに、節分の便りが春を運んでくれる。
郵便屋さんも覚えていて、うちが留守だったりすると普通は配達通知を置いて
いくだけなのだが、帰りにもう一度寄って届けてくれたりする。

2日遅れだが、みなで豆まきをした。
夫が鬼となってお面をつけ、私とTABIが追い払う役。
家のすみずみ、ベースメントまで逃げまくる鬼を、豆をまきつつ追いかける。
貴重なお豆なので、ちょっとずつまく。TABIは意味はわからないだろうが、
とりあえず走るのが楽しそうなので尻尾ふりふりでついてくる。

3年前、この子はまだ子犬で、頭からふってくる豆に大はしゃぎ。床に落ちた
豆をつまんでは食べていた。今では、投げるそばからジャンプキャッチして
カリカリ食べている。自分の年の倍以上は胃袋におさまってるぞ、こいつ。

今年も福が我が家に訪れますように。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ヤギ犬

2003-02-04 14:10:51 | インポート
TABIがゴミをあさって以来、いつもよりじっくりウンチを観察している。

人間は食べ物を約24時間で消化完了すると言うが、犬の消化器官は短くて
もっと早く出てくるらしい。だから、金曜日に食べたゴミはもうとっくに
出ちゃったんだろう。

とくにこれといってゴミらしいものは見あたらなかった。
大量に食ったとおぼしきティッシュも消化したのか?
こいつはヤギだったか?!

ま、元気そうだからいいや。
今日は丸ごとの鶏をバリバリと音させて食べ、満腹して寝ている。
ホントは首だけあげようと思ったのだが、袋から出したらなぜか首部分が体の
中にしっかり押し込まれている。ひっぱって出そうとしたが、生の鶏(さすがに
羽はむしってあるが)はぬるぬるして、どうにもならない。
だから、「ほらよ」とそのままTABIに渡したら、大喜びでくわえて自分のお食事処へ
持って行き食べだした。

そして30分もしないうちに、首どころか全体をたいらげてしまった。
けっこう上手に噛み砕くものだ。これからはこれでいこう。
鶏の日は、一日一羽。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

明日のウンチに期待

2003-02-01 11:31:21 | インポート
やってくれたよ、TABIもついに。

朝方、ガタガタ音がして目が覚める。
またTABIが自分で隠してた骨を見つけてひきずりまわして遊んでいるのだろうと
思ったが、どうも音の出所は寝室に隣接したバスルーム。見に行ったときには、
TABIはすでに廊下で前足をぺろぺろ舐めて掃除していた。

バスルームに入ったが、一見して何も変わった様子はない。
もう一度よく見回すと、ゴミ箱の中身が減っている!
ゴミを食べてたんだ、こいつめ!

犬ってやつはよ。
よくゴミ箱あさりとか、トイレの便器に顔つっこんで水飲む犬の話は聞くが、
TABIはこれまで一度もそういったことはなかった。だから、そういうことに
興味のない子なのかと思ってたが、やっぱり犬は犬だったか。
いったい何を食べたのか、ゴミ箱の中を調べてみた。どうも、昨夜私が鼻血を
出した時に使った血塗りのティッシュ、ミントの香りの使用済みデンタルフロス
などがなくなっている。

散歩で会った犬友達にことの次第を話したら、「うちの犬なんかしょっちゅう
ゴミ箱あさってる」という話でみんな盛り上がった。あれを食べた、これを食べた
という話がわんさ。やっぱ犬って、なに食べても生きていける動物なんだな。
本犬は、今日はいたって食欲旺盛だ。
デンタルフロスがいまいち気になるが、あとは通過するだろう。
明日のウンチでお目にかかるのを楽しみに。

フタつきゴミ箱を買ってこなくちゃ。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする