TABI天使日記

天使になったカナダのアジリティ犬と、ママ・パパの日常

老犬と二代目

2015-08-27 13:39:06 | TABIと暮らす日々
このところ、かつてのアジリティ友達犬の訃報があいついでいる。

アメリカのアジ友達犬、TED。
体重100ポンドを超える雑種犬で、ジェントル・ジャイアントだった。彼は俊足ではないが、確実な走りでQをたくさんもらっていた。肺炎で入院していたが、もちなおして帰宅したと聞いていたので、突然の悲しいニュースになぐさめの言葉も出ない。

ボーダーコリーのLUCY。
TABIと同じ年で、俊足だった。よその犬と仲良くできない子だったが、なぜかTABIとは気があってよく遊んだ。あまりに仲良いので、飼い主もビックリ。彼女はなんと、すでに数年前に10歳の若さでお星になってしまったそうだ。最近そのことを聞かされて、絶句。

お線香をあげながら、「まだTABIを連れていかないでね」と祈る。

今日のTABIご飯は、牛丼。パパが牛ひき肉を煮て脂をとりのぞいてくれたものと、麦ご飯、花ブロッコリをきざんだもの。



今夜もTABIは食欲旺盛で、私はうれしい。


「牛丼大好き~」

老犬を飼っていると、いろんな人から「今のうちに二代目犬を飼い始めたほうがいいよ」とすすめられる。老犬があの世に行ってしまったときに、二代目がいるとなぐさめになるからだという。まあアジリティとか犬スポーツやっている連中は、初代が競技を引退する前に二代目を飼い始め、トレーニングを始めるのが普通。初代が引退するころには、二代目がすでにオープンのレベルに到達しているわけだ。そして三代目、四代目、と続く。

私達は、それをしなかった。
アジリティはとことんやったし、楽しかった。だけど、アジをやるために犬を飼ったのではない。TABIと楽しみたかったからアジを始めた。だから、この子が引退したと同時に私達もスポーツを引退した。将来いつか、新しい犬とまたアジをやる時が来るかもしれないが、今はTABIとの静かな暮らしを楽しみたい。

それと、老犬がいるうちに若い二代目を飼う、というのが必ずしも好結果を生むとは限らないことは、見聞している。おだやかな暮らしを望む老犬にとって、活発な若犬はウルサイだけ。お互いギクシャクして険悪ムードになっているのを、なんとか仲介する飼い主が大変な苦労をしてたりする。

「老犬が若い犬に礼儀を教えるから、飼い主が訓練する手間がはぶける」というのもよく言われるが、これも全くのデマ。そんなにものごとが簡単だったら、誰も苦労しない。私もいろんな人からこのようにすすめられたが、フンフンと聞くふりをして心の中では全く信用してない。

私達夫婦は犬好きなので、将来もずっと犬と一緒の暮らしになることは確実。だけど、まだTABIちゃんが元気なのに二代目を連れてくるつもりはない。この子との静かな暮らしが、今はとても気に入っている。

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