TABI天使日記

天使になったカナダのアジリティ犬と、ママ・パパの日常

患者よ、がんと闘うな

2011-01-18 14:35:23 | インポート
これも日本から届いた本。

注文したのは二ヶ月前なのだが、脳腫瘍の疑いありとなった今では(笑)
まるで予定したかのようなタイミングの良さである。十年位前に日本で話題
になった本だそうだが、私は海外在なので全く知らなかった。内容は、日頃
私が思っていることとほぼ同じである。

すごい勇気のある人!こんな本当のことを公にしたら、医者仲間から暗殺
されないんだろうか?患者がこれを読んで賢くなっちゃったら、病院や薬屋
ビジネスは儲からなくなってしまう。

ガンは治らない病気であるが、しかし、一生つきあっていける病気でもある。
中には非常にアグレッシブで短期間に進行して死に至るガンもあるので、
「ガン=死」という認識ができたのだろう。しかし、実際に周囲を見渡すと
ガンと診断されてたのにずっと生きている人が結構いるのだ。

「今年が最後のクリスマスになるかも」と、家族で悲嘆にくれてたのに、その後
何年も無事に通過し「最後かもしれないクリスマス・パーティー」が毎年恒例
になってしまった家族など。不謹慎ながら、「本当に死ぬんだろうか?」と
思ってしまうのは私だけではあるまい。

そういう例を見れば、ガンは「一病息災」と言えなくもない。ま、こういう
ガンは筆者の言う「がんもどき」なのかもしれないが。そういうガン患者の
周囲で、今までピンピンしてた人々が心筋梗塞や不慮の事故で亡くなるの
だから、ガンが怖いのかどっちが怖いのか?

その一方、「早期発見・早期治療が大事!」とばかりにあれこれ治療し、
いじり過ぎたあげくに亡くなってしまう人も多い。何もせず様子を見ていたら
今でも元気だったかもしれないのに。これも、筆者が指摘している。

ところで日本では未だに「ガン=死刑宣告=怖い」の脅しが効いているかも
しれないが、北米では様子が変わってきていると思う。だってガンは
放っておいても平気なことがわかってきたからだ。新たな脅しとして
浮上してきたのが、特にアメリカでは国民病と言われる「肥満」。全ての
病気の元とされる。

ガン人口より肥満人口の方が(おそらく)大きいし、ビジネスの標的として
これほど美味しい市場もない。ガンと違って肥満は「見ればわかる」という
簡単さも、とっつきやすい。

ただガンと違って肥満は、周囲の同情を得にくいという欠点が。
それさえクリアすれば、医療ビジネスは肥満の脅しで食っていける。

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