TABI天使日記

天使になったカナダのアジリティ犬と、ママ・パパの日常

Old Dogs Remembered

2006-03-02 09:26:04 | インポート
犬好きにしか通じないであろう、ほろ苦い感傷。

Cynthiaにお見舞いカードとともにO'Neillの本を送ろうと思いアマゾンにログイン
したら、もう一冊別の本を買うとお得になるというので、こっちは自分のために
買った。

愛犬を亡くした作家(おもに)たちによるアンソロジー。
読み始めると涙が出て止まらないので、一度に二、三篇しか読めない。
いずれ必ず来る自分の愛犬との別れを想像すると、胸が痛くなる。

なぜこんなにも、犬は人の心をとらえるのか?

馬好きな人は周囲にたくさんいて、彼らと馬との絆もとても強いものだ。
しかし、犬ほどその別れに際し人の涙をしぼる動物はいまい。やはり犬は人と
寝食をともにし、家族の一員として暮らすからだろうか。いくら馬が好きと
いっても、馬と寝起きするやつはそういまいし(笑)、なんというか馬は
高級スポーツカーといったかんじがする。ペットといっても馬は、人の膝に
頭をのせて甘えたり、お手などの芸をしないし(したら困るかも…あの図体で)
やはり物理的にも心理的にもやや距離がある気がする。

犬を長く飼っていてもその死に際しとくにショックを受けない人々も多く、
犬飼いが必ずしも愛犬の死に涙をながすわけではない。また、一般にはペットは
ペットという認識があるし、犬が病気したり死んだりして落ち込んでいると
「たかが犬ごときで」とせせら笑う人がいることも事実だ。
だからこうした本は、一般うけせず、ごく少数の本当の犬好きを対象にした
小さなマーケットに向けて出版される。ビジネスライクな出版界で、よくも
このような本の出版が許可されたものである。

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