TABI天使日記

天使になったカナダのアジリティ犬と、ママ・パパの日常

でかいミニチュア?

2003-09-04 02:50:29 | インポート
日本ではミニチュア犬が流行りだとか。

そういえば東京に里帰りした時、街中にちっこい犬がちょろちょろしてたな。
ネットのニュースによると、小型犬を買ったのに成長したら大きくなってしまった
という苦情が増えているという。つい先月見た、なんちゃってパピヨンみたいだ。

これに対してJKCのコメントが素敵だ。
「犬は工業製品ではないので、こういうこともある」

交配を重ねて小型に改良したので、先祖がえりすることもある、とのこと。
ま、純血種はもともとあれこれ混ぜてつくったのが多くて、言ってみれば血統書
のついた雑種だからね。変わった色のラブとか、長毛のワイマラナーやビズラ
なんかもまれに出るよね。しかし、でかいミニチュア(爆)

小型犬なのにでかくなってしまった、というトホホな事例はアメリカとかカナダ
でもたまにあって、これは悪質ブリーダーにだまされたケースだ。
小型犬は一度の出産で産む子犬の数が少なく、また難産だったりする。獣医代に
お金がかかる上、少ししか子犬が生き残らなくては儲けが薄い。そこで、似たような
形質の大きい犬とかけてたくさん子犬を産ませる。例えば、マルチーズのオスと
ビションのメスをかければ、ビションはやや大きいから子犬の数も多い。
その子をマルチーズとして血統書をつけて売るわけ。その子がお母さん似だと、
どーんどん大きくなってスタンダードを越えちゃう。

あとは、もともと大きい犬なのに子犬が産まれて間もないうちに「ミニチュア」
と偽って売る。生まれたてはどの子も小さいから、素人はだまされる。
「生後二ヶ月だっていうのに、まだ目が開かないんだけど?」とか言って獣医に
見せてやっとバレる、とかね。

血統書なんてどうにでもなるから、悪質ブリーダーにかかったら素人なんて
赤子の手をひねるようなもんだな。でもさすがにAKCとかCKCは、JKCみたいな
コメントはしないよ?

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