TABI天使日記

天使になったカナダのアジリティ犬と、ママ・パパの日常

Macho, macho man♪

2003-09-26 02:51:51 | インポート
Stanley Corenが警察犬について書いたもの読んでたら、思わず笑った。

K9ユニットの犬といえば、GSD、マリノア、ロッティ、ドーブ、黒ラブなど
デカイ・黒い・強面の三拍子そろった連中がほとんど。しかしこれは彼らが
他の犬種に比べて警察犬ワークの能力が特別優れているために選ばれたのではない。

例えばスニッフィング。
「Nose Knows」の講師によれば、これは雑種を含めどんな犬でも訓練次第でできる。
またセントハウンドのビーグルの方が、バードドッグのラブよりこの仕事に
向いている。実際、カナダの国際空港ではビーグルが勤務についている。
だが、K9ユニットでスニッフィングの職につくビーグルは、おそらくいない。

凶悪犯罪者を追跡するにはある程度アグレッシブな犬でなければ難しいから
上記の強面犬が最適だ、という説があるが、それなら食いついたら離さない
小型テリアだって充分だ。フライのクラスにいるボストンテリアなど、ピラニア
より怖いぞ。でもK9ユニットにテリアはいない。

Corenによれば、警察官自身がマッチョなイメージをキープするために強面犬
を好んで選んでいるのだという。北米のおまわり、とくにK9ユニットの連中は
みなすんごいマッチョだ。筋肉隆々・入れ墨バシバシ・空手黒帯、「ロッキー」
のテーマを背中にしょって歩いている。彼らに黒光りしたロッティはよく似合うが
ピンクのリボンをつけたトイ・プードルは可愛いすぎる。同僚にだってバカに
されるだろう。

しかし、私が思うにこれらイメージに合わない愛玩犬というのは、逆にアンダー
カバーとして最適なのではないか?あるときは赤いコートを着たかわいいパピヨン、
実は訓練を受けた警察犬で、追い詰めた容疑者のお尻をガブリとくわえたら最後
離さない!お手柄よ、PINKYちゃん!みたいな。

いつかそういう日が来るのを楽しみにしている。

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