TABI天使日記

天使になったカナダのアジリティ犬と、ママ・パパの日常

犬の耳

2016-02-05 16:10:55 | TABIと暮らす日々
犬のなかには、雷や花火の音に敏感でパニックになる子がいる。

お向かいの犬もそうで、建国記念日の夜は花火の音にびびって大変なため、毎年どこか花火の聞こえないところへ連れて行くのだそうだ。うちのTABIは、花火も雷も嵐もへっちゃら。花火は大好きで、花火の夜はよく人の集まる広場に連れて行ったものだ。

しかし、そんなTABIにも急所があった。
火災報知機のサイレンである。


これが報知器

昨年も一度、我が家の火災報知機の電池が切れた際にサイレンが鳴り出し、驚いたTABIがガレージのドアをすり抜けてとん走、しばらく行方不明になってしまったことがあった。トシをとって耳が遠くなったといっても、サイレンのような耳をつんざく音はちゃんと聞こえる。それにたぶん、私達人間には聞こえない音も聞こえているのだろう。

今朝も、早朝6時前に夫が出勤してからまたうちの火災報知機のサイレンが鳴り出した。電池は切れてないはずなのに?天井から取り外して確かめたかったが、我が家はなんせハイ・シーリングなので、ハシゴを使っても私にはとても届かない。仕方なく夫に電話をかけ、急遽帰宅してもらうことに。

私が電話している間も、TABIはハアハア荒い息をしながらあちこち駆けずり回っている。もう、「助けて!この世の終わりだ!」みたいなパニック状態。とても16歳の犬とは思えない、すごいスピード!私は、転んで怪我しないか冷や冷や。

そこで、バックヤードに出した。門が両方ともロックされてるのを確かめて(そうじゃないと脱走しちゃう)、とりあえず好きに走らせた。ざんざん降りの雨なので、私はレインコートを着て傘を持ち、TABIのあとを追う。外にいても、家の中でサイレンが鳴っているのが聞こえる。だけど、中にいるよりはマシ。近所の人は、一体なにやってるんだろう?、って思って見てたでしょうね(笑)

夫が帰宅、ようやく報知器を取り外してサイレンを止めた。
TABIは落ち着き、私はあたたかい骨スープを食べさせた。そしたら丸くなって眠ってしまった。やれやれ。

電池切れかと思ったが、そうではないらしく、夫は「これ、こわれてるよ」

この家は2007年に建てた家で、報知器は10年もつことになっている。こわれるはずないじゃない?でも、報知器を調べてみたら。。。


「2013年に新品と交換すること」

報知器の製造年が、2003年になってた!
これだから最近の住宅というのはよ。

近所の人の話しでは、建築業者は古い火災報知機を安く仕入れて、新築した家になにくわぬ顔で設置してしまう。最初の一年くらい動けばいいや、ってくらいの考えらしい。うちはまだいいほうで、よそではとんでもないガラクタを設置されて大変な目にあった人もいる。ま、カナダの建築業者なんて、そんなもんだ。

早速、新しい火災報知機を買ってつけなきゃ。

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 鬼たいじ | トップ | ハリ治療…7 »
最新の画像もっと見る

TABIと暮らす日々」カテゴリの最新記事