TABI天使日記

天使になったカナダのアジリティ犬と、ママ・パパの日常

スタンプチャレンジ

2015-10-11 15:40:34 | その他
今週末は、カナダの感謝祭連休。

明日が感謝祭の祭日で、たいていの家では七面鳥を含めたご馳走を食べる。うちは毎年、ベジタリアン・ターキーとかサーモンのオーブン焼きなどを食卓に並べるのがツネ。でも今年は、ちょっと変わったメニューにして、しかも一日早い感謝祭ディナーにしてみた。

先週観たドキュメンタリー”Food Stamped"で紹介されたレシピ(レンズ豆のシチュー、フリタータ)を再現したのである。レシピは、こちら。


フリタータ

このフリタータはスイートポテトなどの野菜がたっぷりの卵料理。メインとして食卓に出すと、ちょっとしたおもてなしにもなりそう。


レンズ豆のシチュー

朝晩寒くなってきたこのごろは、あったかいシチューが夕食にピッタリ。どちらも予想よりずっと美味しく、しかも低カロリーで栄養があり、体に良い。(シチューは、レシピどおりの調味料だと味がないので、スパイスや醤油、塩を倍以上加えた。レシピにないスパイス、たとえばクミンとかも入れた。そのあたりは各自、工夫すべき)

お財布にもやさしいというふれこみだが、それはどうだろうか?

ドキュメンタリーは、一人分一食の予算を1ドルと見積もっている。まあ住んでいるところにより食材の値段が違うので、誰でもそううまくいくとは限らない。彼らの住んでいるカリフォルニア州バークレーでは、1ドル未満ですんだらしい。が、レシピをよく見ると青菜やハーブなどは「家庭菜園で収穫」とあり、これらは食材費用に入っていない。また、調味料やスパイスはもともと台所にあったものを使用、とあるので、やはり費用に入っていない。つまり、庭のない人はどこかで青菜やハーブを調達してこなければならないので、予算はぶっとんでしまう。

私はハーブを育てているから、このレシピに出てきたものは全てタダだった。が、ケールなど青菜類はお店で購入した。また、カナダは全国的にアメリカより物価が高い。とくに私の住んでいる場所は、食材が高い。フリタータのレシピによれば卵8個が必要だが、うちのほうでは卵が1パック5ドルもするので、卵だけで3ドルの予算。とてもじゃないが、一人分1ドルの予算では作れない。

レンズ豆は確かに超安い食材で、日本で言ったらモヤシに当たる貧乏人のお助け食材。しかも煮ると増えるので、これだけ食べてればおなかはいっぱいになるだろう。

さて、レシートを見ながら計算してみた。
すると、フリタータはパイ皿全体で9ドル13セント。これを四人で分けるとして一人分2ドル28セントである。シチューは、鍋いっぱい作って10ドル62セント。一人分1カップとして十人分とあるので、一人分の食費が1ドル6セントとなる。しかし実際には、夕食に食べるなら1カップでは足りないから、一人分約2ドルくらいと見積もるべきだろう。

また、シチューとフリタータだけではさすがに感謝祭のご馳走としてはわびしい。そこで、全粒粉の田舎パンも添えた。そうなると、一人分は全部で6ドルほどか。(ワインも飲んだが、それは食費外)

やっぱ予想どおり、カナダは食費がアメリカよりずっとかかる。ああ~、アメリカで暮らしてたころは良かったよ、オーガニック食材もお手ごろ価格だったし。


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