TABI天使日記

天使になったカナダのアジリティ犬と、ママ・パパの日常

ハッピーエンディング

2012-06-27 07:14:15 | その他

無駄に思いわずらうことなかれ。

3月にホームショーで訪れたブースに、無農薬野菜の宅配ってのがあった。日本で言ったら、生協とからでぃっしゅぼーやみたいなやつだ。カナダのあちこちで、いろんな会社がやっている。

前に住んでたところでも試したことがあった。しかし、最初のうちは野菜が新鮮でたっぷりあって良かったのだが、そのうち腐ったトマトとかが混じるようになり、野菜の質も量も落ちてきた。もちろん腐った野菜は苦情を言えば次回には埋め合わせを入れてくれるが、必ずしも欲しい野菜とは限らない。また、次第に箱の中身がニンジンとかジャガイモなどの必須野菜から、いわゆるグルメ野菜と呼ばれる変わった色のブロッコリーとか、名前も聞いたことのない(従って、どう調理していいかわからない)野菜へと変わっていった。

たまにグルメ野菜を食べるのはいいかもしれないが、毎回それでは困る。しかも、グルメ野菜は高いので、一箱の全体的な野菜の量が入会当時と比べて半分以下になってしまった。宅配の便利さは、いちいち買い物へ行かなくても必要なものが配達される点だ。宅配野菜に高い料金を払っているのに、さらに遠出して買い物に出ないといけないのでは、本末転倒。

そこで宅配は、半年足らずでキャンセルした。

そういう経緯があったので、宅配にはいいイメージを持ってなかった。だから、私は今回も入りたくなかったのだが、夫がセールスの人に洗脳されてしまい(笑)、入会してしまった。

はじめの一箱はまあまあだった。
しかし、その後は内容が変というか、野菜の組み合わせが?なものばかり。うちは、夫婦二人に合う量ということで頼んだのだが、ニンジンが三袋に小さなトマトが一つ、とうもろこしが一本、パセリの大束とか、「これでどうやって一週間の献立を?」というかんじ。事前に箱のメニューをネット上で見られ、変えたいものがあったら変えていいことになっているので、そうしたこともある。しかし、結局届いてみると変わってない。「無農薬野菜は天候に左右されるので希望に添えない」ということらしい。

それに、スーパーで売っている無農薬野菜と比べたら、一個一個がものすごく高い。「地元農家を応援するため」に価格を高めに設定してるそうだが、同じものが倍もするのではちょっと…

それで、キャンセルしようと夫婦で話し合った。今回の宅配を最後に、宅配のおにいちゃんに言おうと思っていた。

今日、夫と夕食前の犬の散歩から帰ったらちょうど家の前にトラックが止まっていた。宅配のおにいちゃんは、「実は今日がお宅への最後のお届けなんですよ」と言った。

不況なので、今後宅配は都市部の限られた地域のみにすることに、本社が決めたのだそう。我が家は都市部からかなり離れているので、ガソリン代がバカにならない。「最後のプレゼントとして、余分に野菜を入れましたよ、パセリとか」と、おにいちゃん。

うわあ、パセリは先週のがまだ残ってる…と思ったけど、ありがたくいただいておく。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする