TABI天使日記

天使になったカナダのアジリティ犬と、ママ・パパの日常

平和ボケのカナダ人ども

2012-03-16 15:59:38 | その他
全くもって悲喜こもごもな一日。

早朝、夫の車の中が荒らされているのを彼自身が発見。
中に置いてあったGPSが二台、サングラス類、夫の工具類や車の修理備品などがなくなっており、被害総額が約700ドル。うちだけではなく、この近所でも最低四軒が同じように車内が荒らされ、盗難に遭ってしまった。夫に事情聴衆する警察官に、ひっきりなしに被害届けの連絡が入っていたので、もっと被害者は多いのかもしれない。

手口から見て、中高生のガキらしい。タバコや麻薬を買う金欲しさに、金目のものを手当たり次第盗んで、ネットのオークションで売るのだ。カナダではよくあることだ。しかしやっぱガキだけあって、GPSを盗ったのに充電器を忘れていった(笑)。

腹が立つのは、うちの車にはセキュリティ・アラームが搭載されている。それなのになんで盗難に遭ったかというと、夫が車をロックしなかったからだ。これでは、アラームが作動しない。もっとあきれるのは、車をロックしなかったために夫が盗難に遭ったのは、これが初めてではない。初回はもう十年近く前になるが、その時は財布を車の運転席に置いたまま外に駐車し、ロックしなかった。翌朝、財布はなくなっていた。

その時から私は夫に「ロックしなさいよ!」といい続けてるのに、彼は全く聞く耳を持たなかった。今回も、さほど反省している様子はない。この近所で盗難に遭った連中も、ロックしないで青空駐車することに慣れている平和ボケなカナダ人どもである。

私は夫に「日本にはね、『二度あることは三度ある』ってことわざがあるのよ!今度こそ注意してよね」と言った。彼は、「フランス語にも同じことわざがあるよ」とポツリ。もう、バカナダ人丸出し!こんな男の子供を産まないで、ほんっとに良かった。「日本にはね、『バカは死ななきゃ治らない』ってことわざもあるのよ!」と、夫にトドメを刺した。

警察が帰ってやれやれと思ったところに、不動産エージェントから電話。
「交渉の結果が出たわよ。売買成立よ、おめでとう!」
やっと理想に近い家を見つけ、先日から売り手と価格交渉を続けていたのだが、やっと成立にこぎつけた。あとは弁護士等に連絡して、書類申請だ。あ~、長かった。

イヤなことのあとには、良いこともある。人間万事塞翁が馬だな、と思ってたら。

お昼のあと、バックヤードでTABIとボール投げで遊んでいた。
すると、数軒先の庭から脱走した大型犬が脱兎のごとく走ってうちの庭に入ってきた。お互いニオイかぎをしてたかと思ったら、いきなりケンカ勃発。相手は100ポンドはあるシェパードの雑種で、若い。私は怪我を覚悟で二頭をひき離しにかかったが、TABIは二箇所ほど背中を咬まれてしまったように見えた。

ちょうどおむかいの奥さん達がいたので、脱走犬のちぎれたリードをつかんで彼女達に持っててもらい、TABIを家の中へ。体を点検すると出血はなく、ただ相手犬の唾液が背中のあちこちにべっとり。歯で咬まないにしても、くわえてふりまわされた様子。夫に電話してすぐ帰宅してもらい、そのあと獣医に連れて行った。

獣医はじっくり診察して「特に怪我はないみたいね」
ただこうした犬のケンカの場合、大きいほうにふりまわされた犬にあとになって皮下出血が出ることがあるという。いわゆる、アザのようなものだ。感染症が起こらなければ自然に治るが、感染症が出たらもう一度獣医に診せる必要がある。

とりあえず今のところは大丈夫ということで、ホッと安心。
でも、獣医代が90ドル。今朝の被害と合わせると、痛い。


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