TABI天使日記

天使になったカナダのアジリティ犬と、ママ・パパの日常

反抗期

2012-02-29 14:32:23 | TABIと暮らす日々
TABIは、今年で13歳。

誕生日が来れば、立派なティーンエイジャーである。
人間のティーンといえば、親に反抗するものと決まっている。

従順な性格のあの子が、まさかティーンに近づくにつれ気難しくなるとは思ってなかった。しかし、この頃はまるで人間の小難しいガキのように、いっちょまえに反抗するのだ。

公園に遊びに行った。
雨が降ってきたので、「さ、帰ろう」と私は歩き出した。当然TABIが一緒についてくるものと思ったが、いない。どこにいるんだろう、と思ったら、すべり台の下にもぐって隠れている。呼んでも、動かない。まだ遊び足りないのだ。

「じゃあいいよ。バイバイ」と言って、私は家に向かって歩き出した。
「バイバイ」を聞くと、置いていかれると思っていつもなら猛スピードであとを追っかけてくる。しかし、今回はこちらをじっと見たまま動かない。

しかたなく、すべり台のところへ戻って「TABI、こっちへ来なさい」とマジメな顔で言った。すると「つまんない…」といった顔をしながらも、ようやく出てきた。最後には言うことを聞くくせに、一応反抗するのである。

アメリカの友人の犬も、ティーンになってからわりと意思表示がハッキリしてきたらしい。イヤなものはイヤだと、きっぱりした態度をとるのだそうだ。アジリティをずっと続けているが、外競技で暑かったり雨だったりと天候が悪いと、スタートラインであからさまに「ジョーダンでしょ?私、やる気ないから」といった顔を向け、わざとノロノロ歩いたりして結局はハンドラーに途中退場させるのだ。

これが若い犬であれば別だが、人間の年でいえばお年寄りなので、まあ本犬の主張がもっともだと思えるときは認めてやらないとね。


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