Celebration of Life

先日亡くなった友人のお別れの会が、彼女の自宅で催された。

お葬式でなく「（故人の）人生を称えるパーティー」と題され、たくさんの
人が集って楽しく語り合った。会場には、彼女のアジリティのビデオや、
犬たちの写真、彼女が夫とともに訪れたヨーロッパ各地の思い出の写真が
ディスプレイされた。シカゴから駆けつけた高校時代の同級生は、卒業アルバム
を持参。カリフォルニアからも知人が駆けつけた。故人の交友関係の広さと、
どれだけ友人に愛された人であったかがわかる会であった。

湿っぽくなりがちないわゆる「お葬式」に比べ、こうしたパーティーはとても
前向きで良いと思う。ケータリングのお料理もとても趣味の良いアレンジ。
寿司と酒と葬式饅頭の日本のお葬式も、それはそれでいいんだけど、子供の
頃の思い出というと、酔っ払ったオヤジが喪服姿で廊下にころがってたりして（苦笑）なんともはや。

不憫だったのは、彼女の愛犬たち。
一番若い子はともかく、最も彼女になついていた年長の犬が、いまだに彼女
の影を探している。この子はTABIの良い相棒でアジリティでも一緒にチーム
を組んだりして仲がいい。が、今日はいつものように二頭で遊ぶ様子もない。

「忠犬ハチ」を思い出す。
犬は、飼い主の死をどのように受け止めるのだろう？
いつかは帰ってくると信じて、いつまでも待ち続けるのだろうか？

愛犬を見送るのもつらいが、残していくのもまた胸が痛い。