<古座川の一枚岩 こざがわのいちまいいわ>
至るところで、驚くべき姿の巨石や
奇岩の類が出現する熊野地域ですが、
その中でもとりわけ古座川の一帯は、
「奇怪な巨石」があちこちに散らばる
「巨石密集エリア」です。
火山活動により作られたそれらの岩々は、
どれもこれも人知を超えた風体をしており、
巨石マニア?の人のみならず、
たまたま通りがかった観光客の目も
十分に楽しませてくれました。
神社的観点から眺めてみますと、
巨石が広く分布している土地というのは、
「聖地」となり得る条件が揃った場所です。
広大な面積を持つ伊勢神宮の地下深くにも、
巨大な岩盤が埋まっているといわれるように、
古代の人々が「神」を感じ取るために、
「岩」は大きな役割を果たしました。
石から発せられる磁気は、私たちが思う以上に、
神様との相性がよいものなのかもしれません。